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【目白台】永青文庫 春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」復興する天下の名城

  • 2026.5.15

熊本地震から10年、初代熊本藩主・細川忠利、2代・細川光尚所用の甲冑修理後初公開

永青文庫で開催中の春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」[2026年4月11日(土)~6月7日(日)]を見て来ました。

熊本城は戦国大名・加藤清正(かとうきよまさ)が築城し、江戸時代に改易となった加藤家に替わり細川家(ほそかわけ)が肥後熊本藩の大名となり居城とした城です。 熊本城の高く反り返った石垣、黒を基調とした天守閣や櫓が聳える重厚な城郭郡の威容には圧倒されます。

2016年4月に発生した熊本地震から10年を迎え、復興が進む熊本城の歴史を重要文化財《細川家文書(ほそかわけもんじょ)》や細川家ゆかりの美術工芸品とともに辿る展覧会です。 4階展示室「天下の名城!熊本城」では、初代熊本藩主・細川忠利(ほそかわただとし)所用、2代・細川光尚(ほそかわみつなお)所用の甲冑も修理後、初公開されていました。

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出典:リビング東京Web

春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」永青文庫[/caption]

重要文化財《細川家文書》、熊本城へ入城した細川家、その規模に驚く

2025年重要文化財に追加指定された《細川家文書》からは、熊本城の歴史を細川家の視点から紐解いて辿ることが出来ます。 3階展示室「いざ熊本城!加藤家から細川家へ」「江戸の熊本城は災害と修理の日々」「藩主の居所・花畑屋敷」で展示された「細川家文書」には解説文が添えられていますので、本文が読めなくても内容を知ることが出来ます。

時代劇などで広く知られている細川家と熊本城の歴史ですが、実際に当時の人々が見聞きした様子を記した文書は臨場感があります。

加藤清正亡き後、改易された加藤家に替わり細川家が肥後熊本藩へ国替えとなり熊本城へ。寛永9年12月初めて熊本城に入城した忠利は、翌日息子の六(光尚)宛ての手紙に「江戸の他にはこれほど広い城はみたことがない」と書き送りました。 熊本城の大きさに感嘆した忠利の素直な驚き方は、巨大高層建築などに驚嘆する現代人と同じような感性で生き生きとして新鮮に感じました。

「近代の熊本城」史料、「特別展示」《天守閣模型》など

2階展示室では「近代の熊本城」に関する日記や史料、「特別展示」《天守閣模型》(島充〈城郭模型製作工房〉 平成29年(2017) 1棟 熊本市蔵)などを見ることが出来ました。

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出典:リビング東京Web

春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」永青文庫[/caption]

寄付金の返礼品、ポストカード「黒糸威二枚胴具足」

寄付金の返礼品としてもらえるミュージアムグッズは、ポストカード「黒糸威二枚胴具足」(細川忠興(三斎)(ほそかわただおき(さんさい))所用 16世紀 永青文庫蔵)(100円)を選びました。 兜に立てられた山鳥の羽飾りが目立ちます。

4階展示室の初代藩主・細川忠利所用《銀札啄木糸射向紅威丸胴具足(ぎんざねたくぼくいといむけくれないおどしまるどうぐそく)》と、二代藩主・光尚所用《栗色革包紫糸威二枚胴具足(くりいろかわつつみむらさきいとおどしにまいどうぐそく)》にも兜に立てられた長い羽飾りがありました。細川家の兜の特徴でしょうか。戦場では細川軍の存在感を高めたかもしれません。

忠利と光尚所用の甲冑2領は、2023年に実施されたクラウドファンディング「文化財修理プロジェクト第2弾」による修理後、初めての公開だそうです。

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出典:リビング東京Web

寄付金の返礼品としてもらえるミュージアムグッズのポストカードと永青文庫のパンフレット[/caption]

不滅の名城・築城から約400年、熊本地震から復興10年の象徴として

熊本城は約9万年前に起きた阿蘇火山4回目の火砕流が約40メートル堆積した台地の先端にあり、周囲を井芹川など3つの川による浸食で出来た崖に囲まれた天然の要害とされています。熊本城内の重要文化財建物の復旧に欠かせないのが地質調査、発掘調査だったそうで、調査結果では、加藤清正が行った河川改修を実際に確認出来たそうです。

熊本地震から10年を経て、熊本城の復旧・復興は、熊本地震からの復興の象徴のような存在だったかもしれません。永青文庫で開催中の春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」は6月7日(日)までです。 是非お出かけください。

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出典:リビング東京Web

永青文庫入口 ©2010熊本県くまもん[/caption]

文京区立肥後細川庭園の新緑

肥後細川庭園は爽やかな初夏の緑に包まれて池の周りの散策にも気持ちのよい季節です。 庭園の散策のあとは松聲閣で休憩も出来ます。

※肥後細川庭園と敷地内にある松聲閣は無料で入れます。

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出典:リビング東京Web

文京区立肥後細川庭園 入口[/caption]

〇公益財団法人 永青文庫 URL:https://www.eiseibunko.com/ 住所:〒112-0015 東京都文京区目白台 1-1-1 TEL:03-3941-0850 開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで) 休館日:月曜日 ※状況により、臨時に休館や開館時間が短縮される場合があります。最新の情報は公式X(旧Twitter)またはホームページでご確認ください 交通:JR目白駅(「目白駅前」バス停)・副都心線雑司が谷駅出口3(「鬼子母神前」バス停)より、都営バス「白61 新宿駅西口」行きにて「目白台三丁目」下車徒歩5分 都電荒川線早稲田駅より徒歩10分。有楽町線江戸川橋駅(出口1a)より徒歩15分。東西線早稲田駅(出口3a)より徒歩15分 ※駐車場無。周辺の有料駐車場をご利用ください。

〇春季展「熊本城―守り継がれた名城400年の軌跡―」 会期:2026年4月11日(土)~6月7日(日) 入館料 一般:1,000円、シニア(70歳以上):800円、大学・高校生:500円 ※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料 ※館内は撮影禁止です ※画像の無断転載・転用は禁止です

〇文京区立肥後細川庭園 住所:〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-22 TEL:03-3941-2010 開園時間:午前9時から午後5時まで(但し、入園は午後4時30分まで) 松聲閣(しょうせいかく):午前9時から午後5時まで

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