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泊まった娘の友達「お手洗いに」→ 翌朝「え? 私」青ざめると「あ、また」振り返り「凍りついた」

  • 2026.5.14

これは、私が実際に体験した不思議で少し恐ろしいお話です。娘の友人である美咲さん(仮名)が泊まりに来たことをきっかけに、我が家で説明のつかない奇妙な出来事が起こりました。今でも思い出すと、背筋がすうっと冷たくなるような感覚に陥るのです。

怯える友人と招かれざる気配

ある夜、娘から「友達を泊めてもいい?」と相談され、美咲さん(仮名・20代)が遊びに来ることになりました。

彼女はおとなしくて上品な印象のお嬢さんでしたが、夕食後にぽつりと、「最近、帰り道で変な感じがするんです」と漏らしたのです。誰もいないはずなのに、後ろからピタピタと足音がついてくる気がする。そう言って力なく笑う彼女の瞳は、何かに怯えているようにも見えました。

深夜の廊下に響く足音

その日の深夜、ふと喉が渇いて目を覚ました私は、キッチンへ向かいました。すると、廊下の奥から小さな足音が聞こえてきたのです。娘かな、と思ったのですが、寝室のドアは閉まったまま。ふと見ると、閉めたはずのリビングのドアが音もなくゆっくりと開いています。

違和感に足を止めると、暗がりに美咲さんが立っていました。「あ、すみません。お手洗いに」と彼女は静かに言いましたが、昼間とは別人のように生気のない表情に、私は声をかけるのをためらってしまいました。

「私、一度も起きてませんよ」

翌朝、3人で朝食を囲んでいる時に、何気なく昨夜の話題を出しました。「夜中、お手洗いに行ってたわね。よく眠れた?」と聞くと、美咲さんは箸を止め、不思議そうに首をかしげたのです。「え? 私、昨日は一度も起きてませんよ。朝までぐっすりでした」

その言葉に、私の心臓がドクンと跳ねました。私の見間違いだったのでしょうか。しかし、帰り際に玄関で靴を履いた彼女が、ふと誰もいない後ろを振り返り、「あ、また来てる」と小さくつぶやいたのを聞き、私は凍りつきました。

廊下にいたのは誰だったのか

彼女が去った数日後、娘が不安そうな顔で尋ねてきました。「ねえお母さん。あの夜、廊下に誰か立ってなかった?」娘は直接見たわけではないものの、寝ている時にどうしても“誰かがそこにいる”気配を感じて眠れなかったと言うのです。

あの日、私が見たのは本当に美咲さんだったのか、それとも彼女についてきた「何か」が彼女のふりをして立っていたのか。今となっては確かめる術もありませんが、あの開いたドアの隙間から感じた冷気だけは、今も肌に残っています。

【体験者:50代・主婦、回答時期:2026年4月】

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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