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空調が動かなくなった職場環境「報告はしましたから」と何もしない上司。続く状況に嫌気がさした夏

  • 2026.5.15

空調が動かなくなった夏

私は50代で、地方の中小企業で事務の仕事をしています。

梅雨が明けた頃から、職場の空調の管理をしていた社員が退職してしまいました。

その人は長年、空調設備の点検業者とのやり取りや、温度設定の調整など細かい調整を一手に担っていました。後任の引き継ぎは不十分なまま退職日を迎え、誰がその業務を担うのかが曖昧なままになりました。

7月に入ると室内の温度が日に日に上がっていきました。設定温度を変えようにも操作パネルの使い方を知っている人がおらず、業者への連絡先もすぐには見当たらない状態です。

デスクに座っていると額に汗がにじみ、昼過ぎには頭がぼんやりしてきます。私だけでなく、隣の席の後輩も「なんか気分が悪い」とこぼすようになりました。

上司の「報告はしました」

このままでは体調を崩す人が出ると判断して、直属の係長に状況を伝えました。

係長は話を聞いてくれましたが、その後なかなか動く様子がありません。

一週間ほどして状況が改善されないため再度相談すると、係長は少し間を置いてからこう言いました。

「報告はしましたから」

それだけ言って自分のパソコン画面に視線を戻してしまいました。

報告した先がどこなのか、どんな対応が取られているのかは一切説明がありません。

退職した社員がいなくなったことで業務負荷が増えていることは、職場の誰もが感じています。その退職者を管理下に置いていたのが係長自身なのに、まるで自分には関係がないかのような態度が引っかかってなりませんでした。

その後も空調の問題は放置され続け、私は結局体調を崩しました。

「他人事なんだろうな」と思った瞬間

復帰後も、根本の問題である職場環境はそのままです。

ようやく業者に連絡が取れたのは、私が最初に訴えてから一か月近く経ってからでした。

修理が入った日、係長はいつものように淡々と仕事をしていました。

特にお詫びの言葉もなく、改善されたことへの報告もありませんでした。

退職した担当者が抜けたことで業務が回らなくなるのは最初からわかっていたはずです。それでも「報告はしました」の一言で終わらせてしまう感覚が、どうしても理解できませんでした。

自分の管轄で起きていることなのに、まるで他人事のように扱われていたあの期間のことを、今でもときどき思い出してはモヤモヤしてしまいます。

答えを出すべき人が動かないと、現場は黙って消耗し続けるしかない。そんな理不尽さを、あの夏は身をもって知りました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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