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姑(=嫁がこの世で最も気を遣う存在)からの提案。二世帯住宅問題に、嫁・魂の叫び【書評】

  • 2026.5.11

【漫画】本編を読む

お嫁さんが最も気を遣う存在。それは義母(姑)――。『子育てしたら白目になりました』(白目みさえ)は、子育てあるあるを綴るコミックエッセイだが、今回は義両親と二世帯住宅を建てることになった話だ。

キッチリした性格でオンオフをしっかり分ける母親の元で生まれたみさえさんは、家の中ではダラダラだが、外ではビシッとキメる。「よほど気を許した人でないと一緒に住めない人間」だとか。

一方で夫の家庭は、小さな個人商店を営んでいたこともあり、家に家族以外の誰かがいる状況は当たり前。外出時も家着も同じ服装。大らかな家庭だったようだ。

そんな「文化」の異なる義母と二世帯住宅を建てることに。義母は100%善意でキッチンもトイレもひとつでいいじゃない、扉に鍵もいらないじゃないと、みさえさんの家事育児を手伝うための提案をしてくれる。

人によっては、こういった義母の申し出をありがたいと思うだろう。みさえさんの夫の家庭と似たような環境で育った方は「全然いいじゃん!」と思うかもしれない。

しかしみさえさんは違う。「完全オフ」の我が家に、いつ義母が入ってくるか分からない環境は無理過ぎるのだ……。この気持ちも、分かる方も多いはずだ。

善意ゆえのグイグイ感で物事を推し進めようとする義母に、みさえさんは一生分の勇気を振りしぼり、ある「告白」をする――。

その場の空気は凍ったが、みさえさんの切なる願いは叶った。白目にはなったものの、みさえさんは戦い抜いたのである。

文=雨野裾

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