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親「ほら、言ったでしょ」従わず、野球を挫折した私。でも数十年後、後悔が『最高の財産』に変わったワケ

  • 2026.5.9

子供の頃、両親の反対を押し切って始めたスポーツ。
実を結ぶことはなく、後悔を引きずって大人になったけれど、子どもを育てて改めて実感したこととは?
筆者の友人R子が体験したエピソードをご紹介します。

画像: 親「ほら、言ったでしょ」従わず、野球を挫折した私。でも数十年後、後悔が『最高の財産』に変わったワケ

真面目な両親「子供に失敗させたくない」

私の両親はとても真面目な性格で、子供に失敗させたくないタイプでした。

私が小学生の頃に
「野球をやりたい」
と言い出したときも、両親は

「女の子がやるスポーツじゃない」
「他に向いているものがある」

と強く反対しましたが、私はどうしてもやりたくて、親の反対を押し切って少年野球チームに入部しました。

甘くない現実→「もうやめたら?」

でも現実は甘くなく、なかなかレギュラーに入れずにベンチを温める日々。

その様子を見た両親からは

「もうやめたら?」
と言われましたが、チームが好きだったのでやめませんでした。

みんなで声を出して協力しあったり、泥だらけでボールを追いかけている時が、私にとってはかけがえのない楽しい時間だったからです。

中学では違う部活→少しだけ後悔

しかし中学入学後、野球に限界を感じた私は別の部活に入部。

そのとき両親から

「ほらね。別のスポーツをやっていればよかったのに」
「大事な時期にもったいないことしたね」

と言われ、

「そうなのかな」
「親の言うこと、ちゃんと聞けば良かったかな」
と後悔したのも事実でした。

その苦い経験は、大人になっても忘れることはありませんでした。

自分の息子が選んだもの

それからずいぶん時間が経ち、私は現在、小学生の息子がいて、私と同じように少年野球をしています。

私はベンチでスコアをつけたり、息子のバットの握り方をアドバイスしたり、試合に負けて落ち込む息子の気持ちに耳を傾けたりする日々。

自分で選んだことは、財産になっている

そんな日々の中で、ふと
「野球をやっていてよかった」
と思うように。

あの経験があったからこそ、息子の悔しい気持ちも、試合に出られない寂しさも、仲間と過ごす楽しさも理解ができて、息子に寄り添うことができる現在。

野球が上手で活躍したわけではないけれど、「自分でやる」と決めて頑張った日々は、確かに自分の中で財産になっている気がしました。

自分が選んだ道は、必ず糧になる

自分が「やりたい」と選んだ道は、こうやって繋がっていくのだと感じました。

「親が言う正しいルート」や「有利なルート」を選ばなかったとしても、そこで終わりではありません。

あのときの自分が「やりたい」と選んだ道は、こうやって繋がり、意味を持っていると感じました。

あの頃の自分には、
「自分のやりたいことを頑張った先には、いいことが待ってるよ」
と言ってあげたいです。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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