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『夫婦別姓刑事』から"夫婦間の嫉妬"問題を考える――「自分は妬んだりしない」と過信せず、"「ミックスダブルス」のワンチーム感"を目指してみては?

  • 2026.5.7

こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

毎週火曜21時から放送中の佐藤二朗さん×橋本愛さんがダブル主演するドラマ「夫婦別姓刑事(デカ)」(フジテレビ系)。

男性主人公と女性主人公はバディを組む刑事同士ながら、結婚して夫婦に。しかし警察には「夫婦は同じ部署に所属してはいけない」という暗黙のルールがあるため、仲間たちには秘密にしているというストーリーです。

夫婦で幸せになるための計画だったのに…

第2話で描かれたのは、ともに占い師をする夫婦の妻が夫を殺害未遂するという事件でした。

夫婦であることを隠していた2人は、どちらも占い師として客足が伸びずに儲かっていなかったため、妻を売れっ子にするための計画を夫が立案しました。

まず夫は自分に来た客から過去などの個人情報を聞き出しつつ、客に辛辣な占いをして追い返し、妻にその客が流れるように仕向ける。妻は夫から客の情報を横流ししてもらうことで、ドンピシャで客の過去を言い当てることができるようになり、みるみるうちに売れっ子になります。

しかし、メディアにも引っ張りだこの人気者になっていく妻に、夫が激しい嫉妬感情を抱くようになってしまい……。妻は夫の暴言に耐えきれなくなり離婚を切り出すも、「全てバラす」と脅迫され、夫殺害を決意するというやるせない事件でした。

負の感情が生まれる可能性はゼロではない

この夫婦間の嫉妬についてのエピソード、読者のみなさんにとって反面教師になるのではないでしょうか。

このエピソードについて多くのみなさんが、「自分は大切なパートナーの成功を妬むようなことはしない」と思うかもしれません。けれど今一度、自分に問いかけてみてください。

劇中の夫も、最初は夫婦で幸せになるために計画を立てていたのは間違いなく、妻に嫉妬するなんて思ってもいなかったのでしょう。

ですが、いざどんどん成功していく妻を目の当たりにし、自己肯定感が下がってしまい、妻を陰からサポートする役に徹している自分が情けなく思えてしまったのかもしれません。

筆者は何千人の方々から恋愛・婚活相談を受けてきましたが、自分の感情の奥底まで正確に把握できている人は案外少なく、状況や環境の変化によって“自分の知らない自分”(=初めての感情)が出てきた――そんな相談者を何人も見てきました。

きれいごとを抜きにして率直に言いますが、よっぽどの聖人君子でもない限り、“パートナーと自分を比べて嫉妬する”といった負の感情が芽生えてしまうことは、多くの人にありえるのではないでしょうか。

パートナーとの差を意識してしまうことで、よくない方向に感情の揺らぎが起こるというのは、どんなカップルにおいても可能性がゼロということはないでしょう。

ですから「自分は嫉妬なんてしないから大丈夫」と楽観的に考えず、「もしかするとパートナーを妬んでしまうこともあるかもしれない」と想定しておくぐらいが、自身の慢心を抑えるのにちょうどいいのかもしれません。


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「ミックスダブルス」のマインドセット

では、どうすればパートナーの成功を妬まず、純粋に喜べるようになるでしょう。

ポイントはテニス、バドミントン、卓球といったスポーツにおける「ミックスダブルス」(男女混合ダブルス)のマインドセットだと思うのです。

普段はパートナーをリスペクトしつつも、ふいに嫉妬心が沸き上がってしまうのは、心の奥底に“個人競技”の感覚があるからではないでしょうか?

けれどミックスダブルスのペアのように、「ワンチームで試合に勝つ」というモチベーションを持てていれば、パートナーの活躍も純粋に喜べるはず。例え自分がレシーブばかりで目立たず、かたやパートナーがかっこよくスマッシュを決めて目立っていたとしても、ペアで獲得した1点、ペアで掴み取った勝利だと感じられるようになるでしょう。

また、そもそも役割は固定されるわけではなく、“今”は自分が前に出ていても人生のフェーズによってそれが入れ替わり、パートナーが前に出て自分が後ろから支える役割になるなんてこともあるかもしれません。

――最終的にごくごく当たり前の帰結になるのですが、これから夫婦・家族になる大切なパートナーとはワンチームという感覚で、どちらが目立っているかなんて関係なく、2人で人生を豊かに、幸せにしていこうという気持ちを持つことが大事なのかもしれません。

みなさんも「自分に嫉妬心なんかない」と過信しすぎず、パートナーの成功も“自分事”として喜べるように、ミックスダブルスのマインドセットができるといいのではないでしょうか?

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