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お兄ちゃんと呼ばない、性別で服やおもちゃを分けない…子どもに平等を伝えるために、意識していること【著者インタビュー】

  • 2026.5.6
 『いってらっしゃいのその後で 転がり続ける毎日編』より
『いってらっしゃいのその後で 転がり続ける毎日編』より

【漫画】本編を読む

「家族が好き。でも私を忘れずにいたい」

子どもを持ち、日々に追われるなかで、ふとそんな気持ちを抱いたことはないだろうか? 漫画家・ツルリンゴスターさんによるエッセイ漫画『いってらっしゃいのその後で』(KADOKAWA)の帯に添えられたこの言葉は、多くの共感を集めている。夫と3人の子どもたちとの暮らしを描きながら、“個”としての自分と向き合う姿や、子どもたちをそれぞれひとりの人間として尊重し、5人でよりよく生きていこうとする日々が丁寧に描かれている。

本作と続編である『いってらっしゃいのその後で 転がり続ける毎日編』(同)について、ツルリンゴスターさんにインタビュー。流れていく日々のなかで大切にしていることや、迷いながら向き合ってきた思いについて話を聞いた。

――『いってらっしゃいのその後で 転がり続ける毎日編』の「人形はしゃべらない」では気付かないうちに成長しているお子さんの姿にこちらもちょっと寂しくなってしまいました。最近成長を感じたお子さんのエピソードはありますか?

ツルリンゴスターさん(以下、ツルリンゴスター):我が家には8歳から13歳の子どもが3人いるのですが、私が誰かに「こうした方がいいよ」と言ったりすると、別の子が「お母ちゃん、さっきのは良くないと思うよ。あれは◯◯の自由で、お母ちゃんが決めることじゃないでしょ」と言ってきたりします。ひとりが友人関係で悩んでいたとき、私が「こうしたら仲良くなれるんじゃない」みたいな話をしたら末っ子が「友達って別に必要じゃないでしょ」と言ってきたり。「お母ちゃんが間違えてました」と謝る場面は日々の中で多いですね。

――お子さんは3人で性別も年齢も違うわけですが、一緒に遊ぶときに親として気にかけていることはありますか?

ツルリンゴスター:これまでで気を付けていたのは、性別で買う服やおもちゃをこちらから指定はしないようにしていて。2人目が生まれてからはお兄ちゃんだから、弟だからと年齢で態度を変えないことをだいぶ意識してやっています。子どもたちは“お兄ちゃん”と呼ばずにそれぞれを名前にちゃんくんづけで呼んでいるんです。それは私が何か言ったからというより自然とそうなったのですが、すごくいいなと思っています。上の子下の子関係なく、ひとりが困っていたら他のふたりがその子を助けるというのを自然と上手く回しているなと思って見ています。

取材・文=原智香

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