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タイのスケートシーンを垣間見る。インドアとアウトドアが繋がるスケートパーク

  • 2026.5.13

タイで最大のスケートボードカンパニーである〈プレデュース・スケートボード〉。その本拠地となるスケートパークはローカルから旅人までを迎え入れるバンコクの新たな拠点だ。

photo: Satoko Imazu / text & edit: Taku Takemura

バンコク スケートパーク〈バーン・プレデュース〉
BRUTUS

倉庫への入口を思わせる門をくぐると現れるスケボーショップ。そして、さらに奥へと歩みを進めると、立派なスケートパークが。この場所は、タイで最大のスケートボードカンパニーである〈プレデュース・スケートボード〉の本拠地だ。

「ここにはインドアとアウトドアが繋がるスケートパークがあって、無料で開放しています。もちろん、ローカルだけではなく、ちょっと寄ってくれた人にも気軽に使ってもらえますよ。パークとショップのほかには、僕たちのオフィスと倉庫がある。そしてタイ国内や国外から知人のスケーターが来た時に宿泊できる部屋も用意しているんです」こう話すのは〈プレデュース・スケートボード〉の代表、サイモン・ペロウさん。

スイス出身の彼がスケートをするために初めてバンコクを訪れたのは学生の時。それからバンコクが気に入り、タイの友人とプレデュースを立ち上げたのが2002年。

スケートボード発祥の国アメリカやヨーロッパではプロスケーターという職業が当たり前で、それを生業(なりわい)とする人たちがいた。一方で当時を振り返ると、その頃のタイではプロスケーターとして生活するなんて考えられる環境ではなかった。

バンコク スケートパーク〈バーン・プレデュース〉
パークの一角にはプレデュースのアートディレクターだったTRKさんの壁画がある。中央で椅子に座るのがサイモンさん。

「仲間たちはほかの国のスケーターたちに負けないくらいスケートが上手だったのですが、スケートカンパニーからスポンサーを受けるチャンスはほとんどなかった。ある時、そんな状況を憂えていると、友人の一人が発した“それなら自分たちでスケボーの会社を始めたらいいんじゃない?”の一言で誕生したのがプレデュース。

それからバンコクで、さまざまな人たちと出会い、色々なことを学びました。私はスイス人ですが、プレデュースはタイの心を持ちこの国を代表するスケートカンパニー。今度はタイのスケートシーンへ恩返しする時が来たのだと思います」

スケートパークではレッスンプログラムも行っており、所属のプロライダーから直接指導してもらうこともできる。スケボーを自由に楽しめるのみならず、この場所がこの国のスケートシーンに与える影響は大きいのだ。

「カンパニーをスタートした時、スケートの仲間たちで一軒の家で共同生活をしていました。今でも楽しい思い出です。ここ〈バーン・プレデュース〉もそんな家のような場所にしたくて22年にオープンしたんです」

「バーン」とはタイ語で「家」を意味する言葉。バンコク滞在中に彼らの「家」にふらっと立ち寄ってみるのも悪くない。

バンコク スケートパーク〈バーン・プレデュース〉併設のカフェ
スケートパークの脇にはカフェが。スケートでお腹が減ったらガパオや食後においしいコーヒーを楽しむこともできる。
スケートブランド〈プレデュース〉オフィス
建物2階にあるプレデュースのオフィス。休憩時間やちょっとした時間にスケートができるという素晴らしい環境。
バンコク スケートパーク〈バーン・プレデュース〉スケートショップ
スケートショップでは各国のブランドからオリジナル商品を取り揃えている。もちろんその場で板を組んで隣接するパークで滑ることも可能。

Information

Baan Preduce

スケートブランド、プレデュースが運営するスケートパークの複合施設。インドアとアウトドアのスケートパーク、スケートショップ、カフェが併設。パークではスケートレッスンのプログラムも開催。初回1,200฿、以降は1,500฿(1時間30分)。

バーン・プレデュース
住所:10 Soi Farmwattana, Rama 4 Rd.
営:10時~22時(土・日9時~)
休:無休
Instagram:@baanpreduce

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