1. トップ
  2. 「変わっていないのは仕事への情熱」『プラダを着た悪魔2』のメリル・ストリープが明かす、20年の時を経たミランダの新たな葛藤と輝き

「変わっていないのは仕事への情熱」『プラダを着た悪魔2』のメリル・ストリープが明かす、20年の時を経たミランダの新たな葛藤と輝き

  • 2026.5.2

時代を席巻した“働く女性のバイブル”『プラダを着た悪魔』(06)の続編『プラダを着た悪魔2』が公開中だ。このたびミランダ・プリーストリーを演じる名女優メリル・ストリープが本作に込めた熱い想いと、ミランダの「いま」を解き明かすコメントが到着した。

【写真を見る】真紅のゴージャスなドレスでオーラ全開のメリル・ストリープ(『プラダを着た悪魔2』)

ミランダの元アシスタントのアンディ(アン・ハサウェイ)が再び「ランウェイ」編集部に戻ってくる(『プラダを着た悪魔2』) [c] 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ミランダの元アシスタントのアンディ(アン・ハサウェイ)が再び「ランウェイ」編集部に戻ってくる(『プラダを着た悪魔2』) [c] 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

先月には主演のストリープとアン・ハサウェイがそろって来日し、本作のスペシャルイベントが開催された。作品さながらの華やかな装いで登場した2人の姿に、前作を愛する大勢のファンたちが大熱狂。さらにジャパンプレミアでついに本編が披露されると、「ミランダの『That’s all』やっぱいい!」「ミランダ様の隙のない美しさがたまらない」「ミランダの笑顔を前作よりも多めにいただけて眼福」など、厳しくも情熱にあふれるミランダのキャラクターに大きな反響が飛び交っている。

華やかなトップファッション誌「ランウェイ」を舞台に、“悪魔のような”カリスマ編集長のアシスタントに採用されたアンディが、仕事や恋に奮闘する姿を描いた前作『プラダを着た悪魔』。公開から20年を経た現在も熱烈に支持されているが、最新作『プラダを着た悪魔2』では、ファッション業界のアイコンである編集長ミランダと、その右腕ナイジェルがとある危機に直面し、アンディが再び「ランウェイ」に戻ってくることに。さらに、元同僚のエミリーとも再会するが、いまやラグジュアリーブランドの幹部となった彼女は、「ランウェイ」存続の鍵を握る存在に。別々の道で成長を重ねた4人それぞれの夢と野望がぶつかり合い、物語は思わぬ結末へと向かっていく。

『プラダを着た悪魔2』 は公開中 [c] 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
『プラダを着た悪魔2』 は公開中 [c] 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ミランダは、すべてにおいて完璧主義を貫こうとする。前作でアンディをこき使い、この続編で彼女と再会しても当時のことをまったく覚えていないのが「らしい」といえる。一方で仕事にすべてを捧げているため、知られざる悩みを抱えていたりもする。

ストリープは「『プラダを着た悪魔2』は、ミランダが絶頂期にあるところから始まりますが、同時に彼女の足元では地殻変動が起きているのです。ブランドは危機に瀕しており、雑誌のビジネスモデルは崩壊しつつあります」と、最新作のミランダについて語る。そしていまのミランダが置かれた状況をこう分析する。「この映画は、未知の領域を切り拓きながら、説得力があり持続可能な会社をどう運営するかという物語でもあります。彼女は、その疲労感や、大企業のトップとして背負うあらゆるプレッシャーと闘っているのです」。

ミランダの合言葉は「That’s all」(『プラダを着た悪魔』) [c] 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
ミランダの合言葉は「That’s all」(『プラダを着た悪魔』) [c] 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

世界中で多くのファンに愛される前作から20年の時が経ち、注目が集まっているのがミランダのキャラクターの変化だ。ストリープは「たぶん、私と共にほんの少しだけ意地悪になったんじゃないかな。歳を重ねると、自分の発言に対して…配慮する余裕がかなり減るものだから(笑)」とユーモアを交えつつ、変化を明かす。

怖いものなしに見えるミランダ。だがその裏に隠された感情に共感する人も多かったはず(『プラダを着た悪魔』) [c] 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
怖いものなしに見えるミランダ。だがその裏に隠された感情に共感する人も多かったはず(『プラダを着た悪魔』) [c] 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

そして「彼女は少し自由になったけれど、自分の置かれた立場が以前より不安定なことも自覚している。それでも彼女は相変わらず抜け目なく、自分自身とチームをしっかりと統率している。変わっていないのは、仕事への情熱、つまり自分が愛し、そして非常に得意なことを成し遂げたいという意欲だけです」と、時代が移り変わっても揺らぐことのない、ミランダのプロフェッショナルさを強調した。

ミランダの仕事への圧倒的な「情熱」や彼女の根底にあるものは、時がたっても決して揺るがない。圧倒的なプレッシャーのなかでも、完璧を求め続けるその姿。世界中で深く愛される“ミランダ”の真の強さが、この最新作で描かれる。

【写真を見る】真紅のゴージャスなドレスでオーラ全開のメリル・ストリープ(『プラダを着た悪魔2』) [c] 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
【写真を見る】真紅のゴージャスなドレスでオーラ全開のメリル・ストリープ(『プラダを着た悪魔2』) [c] 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

かつての部下アンディやエミリーとの再会、そして「ランウェイ」の危機。荒波のなかでミランダが選択する、新たな物語の行方とは?これまで以上に激しく、時にせつなく、そして誰よりも輝かしい、彼女の内に燃え滾る圧倒的な“情熱”は、変化し続ける時代を生きる私たちに、明日を切り拓くためのパワーを授けてくれるに違いない。

文/山崎伸子

元記事で読む
の記事をもっとみる