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実写映画化もされた『ベストセラー小説家』、スターになる前に働いていた【意外な職場】とは「とんでもないやつが誕生した…」

  • 2026.5.15
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(C)テレビ朝日

テレビ朝日のポッドキャスト番組『アルコ&ピースの#文化人が1番やばい〜Produced by しくじり先生〜』は、お笑いコンビ『アルコ&ピース』の平子祐希さんと酒井健太さんがさまざまな分野の文化人ゲストを招き、その人生や本性に迫る番組。

2026年4月21日の配信回には、人気Webメディア『オモコロ』で14年間編集長を務めた原宿さんが登場。『オモコロ』の運営哲学と、長く文章を書き続けるために大切なことについて語りました。

「『オモコロ』は種が飛んでくる空き地」メディアを運営する上で大切にしてきた独自哲学

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2008年、『オモコロ』の初代編集長に声をかけられWebライターとしてデビューした原宿さん。ライティングや広告企画の仕事に携わるようになりました。そして、2012年には『オモコロ』の2代目編集長に就任。その後、14年間編集長を務めることになります。

原宿さんは、「僕は『オモコロ』を空き地だと思ってるんですよ」と語ります。『オモコロ』という空き地にアイデアというさまざまな種が飛んできて、気づいたら多様な植物が好き勝手に繁茂している…そんなイメージでメディアを運営していたのだそう。

どんなアイデアが飛んできても、拒まず「あ、いいですよ」と受け入れるジャンルレスな姿勢。だからこそ、個性的なライターたちが集まる場として成長していったのですね。

編集長である原宿さんのこの「懐の深さ」こそが、『オモコロ』というメディアを唯一無二の存在にしてきたのかもしれません。

『変な家』の雨穴も誕生!ベストセラー作家を生む『オモコロ』の懐の深さ

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近年の『オモコロ』で注目を集めているのが、「怖い話」のジャンル。特に「事実なのかフィクションなのか?」という部分でユーザーを惹きつけるモキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー)ホラーの作品が話題を呼んでいるのだそう。

実写映画化もされたベストセラー小説『変な家』の作者・雨穴さんも実は『オモコロ』の元ライターです。

「『なんでもいいよ』と受け入れていたら、とんでもないやつが誕生した…みたいな感覚」と、原宿さんは雨穴さんについて語ります。柔軟な姿勢でアイデアを受け入れていった結果、雨穴さんのような大スターが育ったというわけですね。雨穴さん以外にも漫画家としてデビューしたり受賞したりしている元『オモコロ』ライターは多いのだとか。

もちろん、全員が雨穴さんのようになれるわけではありません。無数のボツ企画やブレイクしなかったライターたちの“屍”の上にベストセラー作家がいる、と原宿さんは笑いました。

「自分に期待しない」文章を長く書き続けるためのコツ

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番組後半では、リスナーからの相談に原宿さんが答えるコーナーも。

「インターネットで文章を書いてみたいけど、長続きさせるコツは?」というお悩みに、原宿さんは「自分に期待しないこと」と回答しました。

「あんまり『面白いものが書ける』って思わない方がいい」と、原宿さんは語ります。面白いものを書こうとすると「書く」ことに対するハードルが上がってしまうため、自分が思っていることを淡々と書き続け、誰かに見せるのが良いのだそう。

自分の面白さに、自分で気づくのは難しいものです。だからこそ、とにかく考えていることを文字にして、それを他者に見せる習慣をつけることが重要なのですね。

もちろん、他人に文章を見せれば褒めてもらえることもあるし、貶されることもあります。傷つくことを怖がらず飛び込むことが大切だ、というわけです。第一線で文章を書き続けてきた原宿さんだからこその、説得力のあるアドバイスでした。

「親を不安にさせない」これぞ"無職の礼儀"

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もう1つの相談は、「30手前まで無職だったという原宿さんに聞きたい。無職時代にやっておいてよかったことは?」というもの。

これに対する原宿さんの回答は「親を不安にさせないこと」。たとえば「ハローワーク行ってきたけど、いい仕事あんまりないね」と就業に対して前向きな姿勢を見せたり、ご飯をモリモリ食べたり。ユーモアを交えながらも具体的なアドバイスが続きます。

「親を不安にさせないこと」は「無職の嗜み」であり「礼儀」だと原宿さんは語ります。親を怖がらせて追い出し屋を呼ばれるような事態を避けるため、人生に対する前向きさや社会性をしっかり見せておくことが大事なのだそう。

確かに、衣食住を保証してくれている家族に「この子は大丈夫」と思ってもらうことは、関係を良好に保つために何よりも大切なことなのかもしれません。

ゆるやかで懐の深い姿勢こそ、原宿の真髄

「『オモコロ』は空き地」というメディア運営哲学や、「自分に期待しない」姿勢…。原宿さんの在り方は、肩の力が抜けていながら、それでいてどこか物事の核心をついたものばかりでした。このゆるやかな懐の深さこそ、『オモコロ』独自の文化が花開くために大切なものだったのでしょう。

原宿さんとアルコ&ピースの会話には、何かを生み出し続けるためのヒントがたくさん詰まっていましたね。


アルコ&ピースの#文化人が1番やばい〜Produced by しくじり先生〜【テレビ朝日】
【オモコロ元編集長 原宿】引きこもり、ニート、親のスネをかじり続けた青年が、大人気Webメディアをまとめるまでにどう至ったか? #112

[配信日時]2026年4月21日
[出演者]平子祐希(アルコ&ピース)、酒井健太(アルコ&ピース)、原宿
[番組URL]https://www.youtube.com/watch?v=e3_XAh93V-4

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