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意味は知ってるのに読めない…。「逡巡」なんて読む?

  • 2026.5.9

私たちは日々、いろいろなことを決断しながら生きていますが、決断にかかる時間は人それぞれです。みなさんは、すぐに決断できるタイプですか?それとも、じっくりと考えてしまってなかなか決断できないタイプですか?

今回は、そんな決断に関する言葉として「逡巡」をご紹介しますよ。さあ、みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「逡巡」はなんと読む?
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ためらうこと

「逡巡」の正しい読み方は「しゅんじゅん」です。決心がつかなくて、ためらうことを意味します。「逡」が持つ「しりぞく」という意味と、「巡」の持つ「まわり歩く」という意味が合わさることによってできた言葉です。

四字熟語の中にも使われており、「あれこれ疑い迷って、決断をぐずぐずとためらうこと」を意味する「遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)」、「疑い深く、決断をためらうこと」を意味する「狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)」などがあります。

単位としても用いられる言葉

実は「逡巡」という言葉は、古い仏教の経典の中で、非常に短い時間やごくわずかな量を表す語として使われることがあります。

現在では「ためらうこと」という意味で用いられるのが一般的ですが、古典の世界では、現代とは異なる意味合いを持つ言葉として登場することもあるのです。

普段何気なく使っている言葉でも、時代や文化によって意味や使われ方が変化していると知ると、言葉の奥深さを感じますよね。


参考文献:明鏡国語辞典、大辞林


文(編集):そこさん
元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!