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「青嵐」の読み方は?「せいらん」とも読む夏の季語。日常を彩る、知っておきたい日本語の知識

  • 2026.5.7

日本の文学には、自然の情景や人の心を短い言葉で表現するための方法として、和歌や俳句というものが存在します。特に俳句は五・七・五の十七音から成る短詩で、季語を含むことを約束としています。

今回は、そんな季語の中から「青嵐」という言葉をご紹介します。みなさんは正しく読むことができますか?

問題

「青嵐」はなんと読む?
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 二つの読み方を持つ熟語

「青嵐」の正しい読み方は「あおあらし」です。青葉の季節に吹く爽やかな風のことを指し、夏の季語として用いられます。

また、「せいらん」と読むこともあり、その場合には「あおあらし」と同様の意味の他に、青葉の頃の青々とした山の空気のことも指します。

「嵐」を用いた季語

春の季語として使われる「春嵐(はるあらし)」は、春先に吹く強い南風のことを指し、「春疾風(はるはやて)」と同じ意味で用いられます。「麦嵐(むぎあらし)」は夏の季語として、麦の収穫期に吹くすがすがしい風のことを指します。また、「初嵐(はつあらし)」は秋の季語で、秋の初めに吹く強い風のことを意味します。

どれも風に関わる季語ですが、季節や吹く時期によって言葉を使い分けるなんて、日本語の表現の豊かさには本当に驚かされますね。季節の移ろいを感じながら、ぜひ日常の中でも思い出してみてください。


参考文献:大辞林、明鏡国語辞典

 

 

 

文(編集):そこさん

元国語科教員。一文字でたくさんの意味を持つ漢字に魅了され、大学では中国文学を専攻し、漢詩について研究。とても身近なのに、意外と深くは知らない漢字。読むだけでちょっと賢くなれる、そんな豆知識をお届けします!