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“世間を席巻する”人気度を誇った朝ドラ「初めて完走した」「折に触れて見返したい」数々の賞を受賞した“名作”が再び話題に

  • 2026.5.22

従来の朝ドラ視聴者のみならず、幅広い層から支持された『虎に翼』。社会現象を巻き起こす人気ぶりで数々の賞を受賞した本作は、2027年に映画化が決定し、再び話題に。今なお“もう一度見たい作品”として視聴者の心に残り続ける。

※以下本文には放送内容が含まれます。

映画化発表で再び注目

日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説『虎に翼』。放送されるたびにトレンド入りし、話題となった本作は、『第62回ギャラクシー賞 テレビ部門大賞』、『第33回橋田賞』、『第51回放送文化基金賞 ドラマ部門最優秀賞』を受賞。2027年には完全オリジナルストーリーで映画化することが決定し、ファンからは「朝ドラの映画化ってすごくない?」「これは観るしかない」と期待の声が上がっている。

『虎に翼』は、「女だから」という理由で進学や仕事、結婚まで制限される時代に、主人公の猪爪寅子(伊藤沙莉)が法律の世界に飛び込み、女性や子どもの権利を守る裁判官として成長する物語。仲間たちと共に道なき道を切り開いていく寅子の姿に胸を打たれた視聴者は多く、SNSでは「初めて完走した朝ドラ」「朝ドラちゃんと観たの初めてかも」との声が続出。これまで朝ドラに馴染みのなかった視聴者からも支持を集め、大きな反響を呼んだ。

心に刺さる作品

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伊藤沙莉 (C)SANKEI

『虎に翼』が人々の心に刺さった理由のひとつは、当時の社会構造の理不尽さを、単なる昔の話ではなく、現代にも通じる感覚として描き出した点にある。
例えば、寅子の進学に反対する母・はる(石田ゆり子)の「頭のいい女が確実に幸せになるためには、頭の悪い女のフリをするしかないの!」というセリフや、法律の道に進むことを後押ししてくれていた恩師・穂高重親(小林薫)が寅子が妊娠したことを知った途端、「それは仕事なんかしている場合じゃないだろう」と休業を勧めてきたシーン。単に“男性から女性への抑圧”ではなく、女性自身もまた社会の価値観を無意識のうちに内面化している現実を丁寧に描き、多くの視聴者の共感を呼んだ。SNSでは「現代にも通じる」「私たちの物語なんだよね」「100年前の話に共感できるのが悲しい」といった感想が上がる。

寅子は社会の中に当たり前のように存在する理不尽に「はて?」と立ち止まり諦めない。そんな寅子の姿に自分自身の経験や息苦しさを重ねた視聴者も多かっただろう。放送後も、SNSでは「救いだった」「自分が感じていた違和感が間違いじゃないと思えた」「折に触れて見返したい」との声が溢れ、“もう一度見たい作品”として視聴者の心に残り続けている。


出典:NHK連続テレビ小説『虎に翼』〈第110作〉NHKアーカイブス

ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。

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