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「間違いなく今期一番」「深夜ドラマすごい」放送開始直後から“絶賛の声”止まず…考察の熱も高まる【木曜ドラマ】

  • 2026.5.7
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木曜ドラマ『君が死刑になる前に』第5話 (C)ytv

連続殺害事件とタイムスリップが組み合わさった『君が死刑になる前に』。放送開始直後から、深夜ドラマとは思えないほど、高い注目を集めていた本作。SNSでも、「間違いなく今期一番」「深夜ドラマすごい」と、絶賛の声が相次ぎ、真犯人を予想する考察の熱も高まっている。

第5話の放送を終えて、物語は後半へ。坂部琥太郎(加藤清史郎)、馬渕隼人(鈴木仁)、月島凛(与田祐希)の3人は、いい未来をつくるためにもう一度2019年へ。再び犯人探しが始まる。

※以下本文には放送内容が含まれます。

死刑囚の冤罪ものだと思いきや――

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木曜ドラマ『君が死刑になる前に』第5話 (C)ytv

物語は2026年、教師連続殺害事件の犯人・大隈汐梨(唐田えりか)の死刑が執行された日から始まる。

そんなことを気にも留めていなかった映画サークル仲間の琥太郎、隼人、凛は、車で移動中に光に包まれ、いつの間にか2019年へタイムスリップ。そこで、第一の事件の容疑者として追われていた汐梨に出会う。

汐梨は、犯人であることを否定。琥太郎は信じようとするも、凛は第二の事件で、恩師が被害に遭うことを知っているからこそ、汐梨を信用しようとしない。3人は、事件を食い止め、真犯人を突き止めることで、汐梨が無実であることを証明しようと、独自に事件の捜査を進めていく。

筆者は放送が始まる前、本作をいわゆる冤罪を明らかにする系統のものだと思っていた。しかし、汐梨は「私は殺していません」と訴えながらも、その行動は十分に怪しい。第二の事件でも、第三の事件でも、事件発生時刻の前後に行方をくらませていた。実は、汐梨こそが真犯人なのではないかと思わせる展開が、本作独自の“誰も信用できない”面白さを作り上げているように思う。

第5話で3人は、被害者の上司・下山(足立智充)が第三の事件の犯人であることを突き止め、2026年に帰還。その結果、下山が、第1、第2の事件の犯人として扱われ、死刑判決を受けていた。そして、本来起こるはずだった第4、第5の事件の被害者たちは事故で亡くなっており、汐梨は海外で暮らしているようだ。

汐梨が怪しすぎる。証拠となった第2の事件の凶器を、汐梨が下山の自宅に移動させた可能性もあるだろう。

そして第6話から、3人は再び2019年へ。公式サイトのあらすじによれば、刑事の伊藤(内博貴)から、汐梨の過去について聞くようだ。いまだ、汐梨が犯人ではないと考えていそうな琥太郎は、汐梨を信じ抜けるのだろうか。

凛の動きから目が離せない

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木曜ドラマ『君が死刑になる前に』第5話 (C)ytv

2026年に帰ってきた第5話を見ていて思ったのは、過去はもちろん、変化した未来も、3人にとっては別世界になっているということだ。タイムスリップものでありながら、まるで異世界ものに近い雰囲気がある。

3人は、2019年に行ったときも、2026年に帰ってきたときも、ニュースを見たり、聞き込みをすることによって、何が起きているのか、どこが変わったのかを正確に判断していく。状況を判断した上で捜査するという、二重苦を強いられているのだ。

そして、未来で何を気にしているかが登場人物によって異なるのも面白い。隼人は行きつけのカフェ『カルムス』と凪音(伊礼姫奈)の行く末を、凛は笠井まりもという女子高生を気にしているようだ。2人が気にしている人物が、事件に絡む可能性は高いだろう。

とくに笠井まりもに関して、凛は2019年では跡をつけたり、2026年ではネット検索をしたりと、気にかけている。これは推測だが、第4の事件で亡くなるはずだった鮫島(小林大斗)と同日に亡くなった女子高生は、笠井まりもなのではないだろうか。そして、鮫島は、津木川第一高校の教師。凛も笠井も津木川第一高校の生徒だ。

凛がこの2人の死に関して何かを知っている可能性は高いだろう。琥太郎が絡む動き以外に何が描写されているかが、真犯人のヒントになるかもしれない。

第3の事件の犯人は明らかになったものの、第1の事件、第2の事件ともに手がかりがつかめないまま、次の事件が起こってしまっている。少しずつ被害者同士のつながりが見えてきたものの、決定打となる何かは見えてこない。ヒントが散りばめられているのに、全容が見えない展開だからこそこのドラマには独特の求心力があるのだ。

第6話以降の展開で明らかになる事実によって、事件同士のつながりや登場人物の嘘が明らかになっていくだろう。シュールなやりとりで笑わせる本作ならではのユーモアを楽しみながら、3人の捜査を見届けたい。


読売テレビ・日本テレビ系 プラチナイト木曜ドラマ『君が死刑になる前に』毎週木曜よる11時59分〜

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202