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ランクル250塗装で「念願の白黒統一」筆者が思わず心の中でガッツポーズした“雰囲気激変”のワケ

  • 2026.5.21
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出典:筆者の撮影素材

前回の記事では、ラプター塗装の基礎知識やメリットについてご紹介いたしました。第2回となる今回は、筆者が実際に保有しているランドクルーザー250(VXグレード・白)にラプター塗装を施工した体験記をお届けいたします。

愛車をもっとギア感のある姿にしたいと考え、複数のサンプルからベストな粗さを選び抜き、理想のタフな姿へと変貌するまでのリアルな体験と気づきをご紹介いたします。

前回の記事はこちら

実は「塗れば同じ、ただの黒」は大きな誤解…愛車をゴツゴツに変える、三菱自動車でも話題の「ラプター塗装」
実は「塗れば同じ、ただの黒」は大きな誤解…愛車をゴツゴツに変える、三菱自動車でも話題の「ラプター塗装」

ラプター塗装を選んだ理由&施工箇所

まずは筆者がなぜ、数あるカスタムの中からラプター塗装をするという選択をしたのか、その理由を当時の心境を交えて簡単にご説明します。

ランクル250は純正のままでも十分に魅力的ですが、乗り続けるうちに少しずつ「ここをこうしたい」「自分だけのカスタムをしたい」という想いが強くなっていきました。筆者の愛車はVXグレードでボディカラーは白なのですが、純正の状態ではフロントグリルやアンダーカバーなどのパーツが、グレーがかった色味をしています。この色味が、白いボディに対してどこか中途半端に感じられ、次第に気になるようになっていったのです。そこで、これらのパーツを黒へと変更し、車体全体を白と黒でシンプルかつ無骨に統一したいという理想を抱くようになりました。

その理想を叶えるための様々な手段を検討した際、最終的に行きついたのが、アウトドア感が出てギア感のあるSUVにぴったりなラプター塗装です。ラプター塗装と聞くと、オフロード車などのボディ全体を塗り上げるような、大掛かりなフルカスタムを想像する方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、今回の筆者の目的はあくまで「気になっていたパーツを黒くして統一感を出すこと」です。そのため、ボディ全体ではなく、グリル、フロントのバンパーカバー、オーバーフェンダー(JAOS)、リアのバンパーカバー、バックドアモールといった外周部のパーツを中心とした部分施工をお願いすることにしました。

これらのパーツをあえてラプター塗装で仕上げることで、純正の美しいボディカラーを活かしつつ、要所にタフな印象をプラスできるのではないかと考えたからです。しかし、全体ではなくパーツの色を変えるだけで、果たしてどこまでキャラクターを立たせることができるのでしょうか。期待と少しの不安を抱きながら施工店での打ち合わせに臨んだのですが、そこで筆者を待っていたのは予想以上の選択肢でした。

一番驚いたのは、粗さにここまで違いがあること

今回施工をお願いしたのは、埼玉県にあるM's Auto Garageさんです。こちらに車を持ち込み、いざ打ち合わせを始めると、スタッフの方からどのくらいの粗さにするか尋ねられました。

実はここが、今回の体験で最も驚き、そして面白かったポイントです。ラプター塗装は専用のガンを使うことで、仕上がりのテクスチャーを自由に調整できるのだそうです。

見せていただいたサンプルは5パターンほどあり、その違いは筆者の想像をはるかに超えていました。一番細かいものは、まるで純正の樹脂パーツのように滑らかで落ち着いた印象を受けます。一方で一番粗いレベルのサンプルは、触るとゴツゴツしており、拭き上げのときにクロスが引っかかってしまいそうなほどの荒々しさと迫力がありました。

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出典:筆者の撮影素材

実物を目の当たりにして、ラプター塗装はただ黒くなるだけではないのだと深く実感しました。どれも魅力的で迷いましたが、ただ白黒に統一するだけでなく、どんな質感の黒にするかを考える過程がとても楽しく感じられます。

最終的に筆者が選んだのは、これらの中間くらいの粗さでした。細かすぎると少し物足りなさを感じるかもしれませんし、逆に粗すぎるとランクル250の洗練されたデザインの中でそこだけ主張が強くなりすぎてしまうかもしれないと考えたからです。中間であれば、アウトドア感やギア感がしっかりと出つつ、全体のバランスも崩れにくいちょうど良い表情を見せてくれそうだと感じました。

部分施工でも、ランクル250の雰囲気はかなり変わった

粗さが決まったところで、いよいよ施工に移ります。今回は日帰りラプター施工という、非常に魅力的なコースをお願いしました。 これは、あらかじめM's Auto Garageさんでラプター塗装を済ませた部品を用意しておいてくださり、当日は愛車の部品と取り付け替えるだけという画期的な内容です。

※なお、ラプター塗装を日帰りで施工できる店舗は数少なく、塗料の硬化時間や交換部品の在庫の兼ね合いもあるため、すべての車種でこの日帰り施工が対応できるわけではないようです。ご希望の際は、事前に店舗へ相談することをおすすめします。

参考までに、実際にラプター塗装を施すと、同じ部品でもここまで表情が変わるという比較をご覧ください。

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出典:筆者の撮影素材

純正の少しグレーがかった滑らかな表面と比べると、マットな黒色と独特の凹凸を持つ無骨な質感へと変化しているのがお分かりいただけると思います。このパーツ単体を見るだけでも、車に装着した際の印象がどれほど変わるか想像が膨らんでいきます。

そして、塗装の乾燥を待つ必要がないため、当日中にすべての作業が完了した愛車と対面することができました。

完成したランクル250を一目見た瞬間、心の中でガッツポーズをしてしまうほど、その仕上がりには感動しました。

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出典:筆者の撮影素材

気になっていたグレーパーツが中間の粗さのラプターの黒になったことで、念願の白黒統一が叶い、車全体の雰囲気がかなりアウトドアチックへと変貌を遂げていたのです。純正の洗練された雰囲気を壊しすぎることなく、まさに狙い通りに無骨さや道具としてのギア感が絶妙に足されていました。

全体を塗らなくても、グリルやフェンダーなどの要所にラプターの質感が加わるだけで、これほどまでに車のキャラクターが際立つものなのかと驚かされます。太陽の光が当たると、選んだテクスチャーの凹凸が陰影を作り出し、通常の未塗装樹脂とは全く違う重厚感を放ってくれました。筆者個人としては、このちょうどいい無骨さに大満足の仕上がりとなりました。

塗装そのものより“選ぶ時間”が面白い

今回の施工を通して実感したのは、事前の打ち合わせをしっかりとおこなえる施工店にお願いすると、体験そのものの満足度が非常に高くなるということです。

筆者が施工をお願いしたお店では、ラプター塗装に関する知識が豊富で、初心者の筆者にも丁寧に説明をしてくださいました。何よりありがたかったのは、先述したサンプルの違いをじっくりと見せてくれたことです。 仕上がりのイメージを一緒に考えながら、どのパーツならどのくらいの粗さが映えるかといったアドバイスをもらえたおかげで、安心して愛車を任せることができました。

さらに、あらかじめ塗装済みの部品を用意して当日交換するだけといった、ユーザーの負担を減らす工夫があることも、依頼する側としては助かるポイントの一つだと感じます。

ラプター塗装のような特殊なカスタムは、ただ言われた通りに作業をしてくれるだけでなく、どう仕上げていくかを対話しながら進めてくれるお店だと、完成したときの納得感がまるで違ってくるように感じました。

もしこれから施工を考えている方がいらっしゃれば、ぜひ事前にじっくりと相談にのってくれるお店を探してみてはいかがでしょうか。きっと、仕上がりを想像する時間さえも楽しいものになるはずです。

ラプター塗装は“塗って終わり”ではなく、“どう見せたいかを決めるカスタム”だった

今回お届けしたラプター塗装の体験記ですが、実際に自分で体験してみて、大きな気づきがありました。

それは、ラプター塗装は単に車の一部を黒くするためのものではなく、どこに、どの粗さで、どんな雰囲気を狙うかを自分で決めていく、奥の深いカスタムだということです。 一般的に正解と呼ばれるものはなく、自分の愛車をどう見せたいのかによって選ぶべき表情は変わってくると思われます。

筆者の場合、ランクル250という車のキャラクターに合わせて部分施工と中間の粗さを選びましたが、それが筆者にとってベストなバランスでした。そして、その仕上がりを想像しながらお店でサンプルを選ぶ工程こそが、このカスタムの醍醐味なのかもしれません。

写真や動画で見て気になっていたラプター塗装ですが、実際に施工店でサンプルを触りながら選んでいくと、想像以上に楽しくて奥深い世界が広がっていました。 もし少しでも興味を持たれたなら、まずは施工例を眺めるだけでなく、実際にお店でサンプルを見せてもらうことをおすすめします。実物の質感に触れることで、ご自身の愛車がどう変わるのか、新しいイメージが湧いてくるかもしれません。そして、部分施工だけでも十分すぎるほど車の雰囲気は変わりますので、ぜひ自分だけのこだわりの一台を作り上げてみてください。

※今回施工を依頼したM's Auto Garageさんの詳しい情報や施工例などは、
公式サイト(https://www.ms-auto-garage.com/)にてご確認いただけます。お近くの正規施工代理店を探す際の参考にしてみてください。



ライター:Masaki.N
自動車メーカーで車体開発エンジニアとして設計・先行開発に携わった後、マーケティング/市場リサーチ領域で商品導入・訴求設計にも従事。さらに自動車サブスク系ITベンチャーでマーケティングを担当し、ユーザー視点のコミュニケーション設計を経験。現在は自動車ライターとして、新車情報、技術解説、モデル比較、中古車相場、維持費、業界動向まで幅広く執筆。SEO記事・コラム・インタビューなど媒体横断で制作し、専門知識を生活者の言葉に翻訳して「買う/持つ」の判断を支援します。加えて、カスタムを含む実車取材・体験を通じて得た一次情報を記事に落とし込み、机上の知識にとどまらない“現場感”のある解説を強みとしています。


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