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仲間外れにされて転校した娘が「友達ができたよ」と笑った夜、私がひとりで泣いた理由

  • 2026.4.27
ハウコレ

前の学校で辛い思いをした娘のために、家族で引っ越しを決めました。転校先で娘が最初にとった行動を聞いたとき、私の中で何かが揺れました。

逃げるように決めた引っ越し

娘が前の学校で仲間外れにされていると気づいたのは、2年生の秋でした。「学校に行きたくない」と泣く娘の背中をさすりながら、何もしてやれない自分が情けなくて仕方ありませんでした。

担任に相談しても「子ども同士のことですので」と返されるだけで、状況は変わりません。半年間悩んだ末、夫と話し合い、転校という選択をしました。逃げたのかもしれない。でもあのとき、それ以外の方法が思いつかなかったのです。

「ひとりの子がいたよ」

転校初日。帰ってきた娘に「どうだった?」と聞くと、「クラスにね、ひとりぼっちの子がいたよ」と言いました。そして続けます。「周りの子が『あの子、友達いないんだってよ』って言ってた」

また同じことが繰り返されている。今度は、うちの娘まで巻き込まれるかもしれない。「あまり関わらないほうが」そう言いかけて、飲み込みました。それは、前の学校で娘を助けてくれなかった周りの親たちと同じ言葉だと気づいたからです。

娘が差し出した手

翌日、娘は自分からその「隣、いい?」と声をかけたそうです。帰宅した娘が少し誇らしげに報告してくれました。

「どうしてその子のところに行ったの?」と聞くと、娘は少し考えてから「ひとりは寂しいって知ってるから」と答えました。この子は、あの辛い日々を恨みではなく、誰かへの優しさに変えたのだと。私が「関わらないで」と言っていたら、この子の優しさを踏みにじるところでした。

そして...

転校から数週間が経ったある夕方、娘が「友達ができたよ」と笑顔で言いました。前の学校では最後まで聞くことができなかったその言葉に、娘が眠った後、そっとひとりで泣きました。

あの日、言いかけた言葉を飲み込めてよかった。飲み込めたのは、娘の強さに背中を押されたからです。傷ついた経験が、誰かの隣に座る勇気に変わることがある。親の私が娘に教えてもらいました。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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