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「何も極めてないけど、最強に楽しい人生」岩堀せりが考える【素敵な人】の特徴とは?

  • 2026.4.27

ロサンゼルスに移住して8年。オトナミューズウェブでは毎月、モデル・岩堀せりさんの最新のファッション事情や近況、気になるアレコレをお届けしています♥ 今回はいつもと趣向を変えて、「せりさんが思う素敵な大人」について質問をぶつけてみました。せりさんならではの思考に思わず感嘆。せりさんにとっての素敵な人とは?

【vol.18】「何も極めないけど、人生幸せ」岩堀せりが考える素敵な人とは?

今回、「素敵な人」についてというお題を頂き、改めて考えてみました。素敵な人=憧れの人、なりたい人ではないですが、そもそも私はあまり、人とかものとかを羨んだり、憧れたりできない人間だったことを思い出しました。たとえば、ビジュアルだと「ジゼル・ブンチェンみたいな体になりたい!」などの願望はたくさんありますが、じゃあ実際にそうなりたいかと言われると、少し違う。

私は超現実主義者なので、そもそも自分ができないことはやりたくないし興味がないタイプ。なので、「憧れのあの人に近づきたい!」みたいな気持ちを抱いたことが、あまりなかったんです。「憧れ」や「素敵」という言葉は、私にとってはもしかしたら思っている以上に重みがあって、パッと口に出せる簡単なものではなくて……面倒くさい人間ですね、私(笑)。とにかく、憧れのまなざしで人やものを見ずに、自分にできること、持っているものを大切に粛々と向き合って生きるしかないと思っているんです。その中で幸せを見つけたいと思ってきました。

日本で最近買ったZARAのデニムに古着のTシャツ。なんだか懐かしい格好ですね。

唯一「この人の才能に真剣に嫉妬する」と思う人を挙げるのならラナ・デル・レイ。そもそも、歌の才能があったら歌手になりたいっていうのが私の小さいころの夢。なので、歌手そのものにまず憧れがあるんです。「あの才能があったら……」とまで思ったのは、彼女ぐらいです。歌が上手くて、雰囲気がよくて、曲がよくて……もう、世界観が大好き。とにかくセンスがすごい。実際の彼女の姿は知らないけれど、こんな才能が欲しかったなと思います。

もう少しライトに、私が素敵だなと思う人を挙げるならばまずは、一人で生きていける人。
 
意外と思われる方もいるかもしれないですが、私は絶対に、そばに誰かがいないとダメでつねに誰かに助けてほしい、甘ったれなんです。恋愛においても相手に依存してしまいますし、つねに一緒にいたいタイプ。二人の関係性にきちんと向き合える人がいいので、それを面倒だと思う人とはすぐに距離を取ります(笑)。大きな声では言えないですが、私、自立したことがないと思うんです。というか、したいと思ったことがない。一人旅ももちろんなくて、そういうのをしないと人としてダメだなと計画したことはあるけれど、結局できなかった。もちろん、一人になる時間がほしくないわけではないのですが、数時間で満足しますし、夜には誰かが家に帰ってきてほしい。「自ら選んだ一人時間」でないとイヤなんです。コロナ禍にいろいろあって1週間ぐらい一人だけで過ごさねばならない隔離期間があったんですが、それが、最初で最後の一人暮らしかな。コロナ禍で外食もできないし、友だちにも会えないという状況で家にいたので余計そう思ったのかもしれないけれど、まっっったく楽しくなかったです。なので、自分軸で楽しく一人で生きている人は本当に尊敬します。今は子どもたちも遊んでくれるけど、今後巣立っていくことを考えて、この間、夫に相談したんです。「ツアーに同行してもいい?」と訪ねたら「もちろんいいよ、俺も嬉しいよ」と。日本中を夫婦で旅する、それを想像したら将来も楽しみになりました。

GLAYのコンサートで金沢へ!

次に、素敵だなと思うのは、やりたいことがある人。そして、それを極めている人は素敵だなと思います。
 
私にはそもそも、趣味と呼べるものがないんです。映画やゲームも楽しみますが、やっぱり人といる方が好き。私にとって人と会うことが趣味なのかもしれません。ものごとにハマりきれないのは昔からで、いろんなことにチャレンジはしてみるものの、あまり続かない。そもそも自分の意思というより誰かからの影響で始めるので、それを突き詰めたい! みたいな気持ちが湧かないんでしょうね。たとえば、ダンスをやってみたいとは思っていますが、誰かに誘われたらトライすると思うけど、一人で飛び込む気持ちはない。そう思うと夫は真逆のタイプで、英語を話したいと勉強したり、毎日ギターを練習したり……粛々と向き合っている姿はすごいなと日々感心します。何かを極めるまで、努力ができる人に憧れる。私は努力があまり好きではなく、「今、できる範囲で楽しみたい」タイプ。ようするに、怠け者なんです。頑張ったその先に見える景色があるとは理解しつつも、そこまで頑張りきれない。もちろん、高いところを目指してそれを手に入れる人生は羨ましいと思うけど、私はできないからやらない。でも、私は私の人生で満足していますし、最強に楽しい人生を送っているとは思っています。夫は、今の私のままでいいと言ってくれるので、ありがたいですね。

一応、ゴルフは続いてます!

耳にはアンソロポロジーのピアス✿

努力ができるできない以前に、目指すとこが高いかどうかって、すごく生き方に関係してくるなと思います。そういう意味では、私は目標が高すぎず低すぎず、ちょうどいい塩梅に設定したいタイプ。たとえば、モデルとしてもちろん普段から食事などの節制はしますが、かといってストイックにはできないし、しない。昔は後輩のモデルから「カバーガールにどうしたらなれるのか」と相談されることも多かったんですが、「え、編集の方々が選んでくれたから」の一言で尽きるんですよね。私が可愛いからとか、私の実力がそうさせたとか、まったく思わない。誤解を恐れずに言うならば、カバーガールになりたいと強く思ったこともありません。カバーガールになった喜びよりも、その先の不安の方が強い。「私が表紙になった雑誌が売れなかったらどうしよう」とプレッシャーになってしまうから、別のモデルさんで雑誌が売れるなら、私は中ページで自由にいきいきと仕事をしていたほうがいいなと思ってしまう。もちろんカバーをやりたくないわけではないんですが、前のめりに、自ら進んでやらせてください! という気持ちが昔から湧かないんです。いいと言ってくださる方がいたら「私でいいんですか?」という気持ちを持って全力で頑張る次第ですが。コレクションを歩きたいみたいな気持ちを抱いたこともないし、大きな夢を持つことなく、ただ、今が幸せなことを大事にしたいんです。職業柄、見た目に自信があると思われることもありますが、実のところそうでもないので、自分に自信がある人は見ていて楽しいし、いいなとは思います。自分の生き方としては、今が最強だとは思っているんですけどね。

最近お気に入りのレストラン、Hatchet Hall。

まゆみん(佐田真由美)と「MANA」とのコラボのブーツがお気に入り。

自分に自信があるって話だと、最近、国内最大のキャバ嬢オーディション番組『LAST CALL』を見たんです。こういったイケイケな人を見てると、テンションがアガりますね。ギャルも同様。自分がネガティブな思想がある方なので、底抜けに明るいギャルや自信を持って生きているキャバ嬢の姿は、見ていて楽しい気分になります。メンバーの中だとゆいぴすやあっすんが好き。自分軸で媚びない、強い感じが面白いなと思います。

あと、最近会ったモデルのMARIA.はエネルギーが強くてパワフルで素敵。仕事もできて、ビジュアルも可愛くて、生き方も人生もいい感じで、見ていてパワーをもらっています。そういうエネルギッシュな女のコが好きで、SNSでも若いパワフルな女のコを見ている時間が楽しい。最近だと俳優のジュード・ロウの娘、アイリス・ロウは服も飛ばしてて可愛いし、金髪のショートカットが超可愛い。

MARIA.といっしょに。ビジュも可愛くてずっと見てられます♥

アイリス・ロウ。私が若かったらマネしたくなるくらい好きかもしれません。

@elzecevic angel dearest @william ✧ ♬ Lover, You Should've Come Over (it's never over she's the tear that hangs inside my soul) - Jeff Buckley

SNSで見つけた好きなカップル。Elisezecevicとwilliamはおしゃれで可愛くて見ているだけでアガリます♥

こうやって、改めて自分の中の素敵な人について考えてみると、結局、自分の生き方が一番好きでいられているんだな、という結論にたどり着きました。自分がなりたいように生きているだけなので、満足できているってことですよね。もしかしたら誰にも憧れていないからこそ、幸せなのかもしれません。それもあって、私がいいなと思うのは基本的に、自分に持ってないものを持っている人。自分とは少し違うことをしていて、楽しそうに生きている人を素敵だなと感じることが多いです。素敵なまわりの人々からエネルギーをもらって、自分もムリせずありのままにこれからも生きていきたいですね。

お気に入りのroadのパック

東京に戻ったタイミングがちょうど桜の開花の時期でした。中目黒の桜は素晴らしい!

interview & text:NIRAI IKESHIRO
photograph:SERI & FAMILY,FRIENDS

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