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「トーク消しちゃった」と言い訳した俺→妻のスマホに全部残っていた話

  • 2026.4.24
ハウコレ

あの夜、うまく乗り切ったと思っていた。それがどれほど甘い考えだったか、数日後に思い知ることになった。

「消しちゃった」と、言ってしまった

妻に「チャットアプリを見せて」と言われたのは、夜遅く帰宅した日のことだった。

スマートフォンを握りながら、頭の中で言い訳を探した。そして出てきたのが「ごめん、トーク履歴消しちゃった」という言葉だった。声だけは落ち着いて出せたと思う。

妻はそれ以上追及してこなかった。その夜はそのまま何事もなく終わって、正直なところ、乗り切ったと思っていた。

消せば終わりだと、思っていた

自分の端末からトーク履歴を消したとき、これで証拠はなくなったと考えていた。チャットが相手のスマートフォンにも同じように残り続けるという、当たり前のことが頭になかった。

浮気相手とのトークではなく、妻と自分のやりとりのことだ。「今日遅くなる」「出張で泊まりになった」自分で送ったそれらのメッセージが、妻のスマートフォンにそのまま残っていた。

数日後、全てを並べられた

妻が何も言わない日が数日続いた。問い詰めてこないことに、少し安心していた。

でもある夜、妻がスマートフォンの画面を見せてきた。そこには、俺が送ったメッセージの履歴が日付順に並んでいた。「遅くなる」と言った日、「出張」と言った夜。おかしいと感じていたと妻が言っていた時期と、全て重なっていた。

自分で送った言葉が、そのまま嘘の記録になっていた。反論できる言葉が、何も出てこなかった。

そして...

「消しちゃった」と言ったあの夜、乗り切ったつもりでいた自分が恥ずかしかった。チャットは片方が消しても、もう片方に残る。デジタルの記録は、自分が思うほど都合よく消えてくれない。

証拠を並べながら、妻は声を荒げなかった。それがかえって、重かった。自分の言葉で自分の嘘が崩れていく。あの夜以来、軽い気持ちで言い訳をすることが、できなくなった。

(30代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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