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安眠できると話題!? 米エリート女子大生が送る、“過酷な共同生活”とは

  • 2026.4.23
gregobagel / Getty Images

アメリカの大学で、成績・容姿・社交性のすべてを兼ね備えた一軍女子だけが所属できる選抜制コミュニティ、ソロリティ。そんなキャンパスの主役たちが共同生活を送る専用ハウスには、今、SNSを中心に注目を集めている謎の文化が存在します。

それが、真っ暗な室内を16℃前後の室温に設定し、数十人が一緒に眠る“コールド・ルーム”。一見、軍の兵舎のように過酷な環境に思えるこの部屋に、セレブな女子大生たちがこぞって安眠を求めるのです。

この“コールド・ルーム”は、インディアナ大学やパデュー大学、ワシントン大学といった一部の大規模大学にあるソロリティ(および男子学生団体のフラタニティ)で見られる共有スペース。多くは屋根裏や地下に位置し、メンバーがいつでも眠りにつけるよう設計されています。

理想的な安眠環境を維持するため、部屋は常に真っ暗。天井照明はほとんどなく、冷房が常にフル稼働しているため、電気毛布や湯たんぽが必需品になるほど。例えばカンザス州立大学では、常に16℃という肌寒い室温がキープされています。ここは眠るためだけの場所。そのため、住人の学生たちは衣類や勉強道具を、ハウス内の別の場所に保管しているといいます。

ワシントン大学にあるソロリティ・ハウスの一室“コールド・ルーム”。 Courtesy of the University of Washington Panhellenic

アメリカ・インディアナ州にあるパデュー大学のソロリティ「カッパ・カッパ・ガンマ」の元メンバーは、TikTokで自身の体験をこう語ります。「とても寒くて、暗く大きな部屋を、自分たちで最高に居心地のいい空間にする。当時はコールド・ルームにベッドがあり、廊下にクローゼット、下の階にデスクがあるという生活だったけれど、毎日楽しく過ごしていました」。彼女によれば、一度に90人もの新入生を受け入れるために、必要に迫られて生まれた仕組みだったそうです。

また、カンザス州立大学の卒業生キャロライン・ラスマンさんは、3年間のハウス生活のうち2年間をこの部屋で過ごしたそう。ベッドの場所は“ポイント制”で割り当てられるといいます。「成績や社会貢献活動などのポイントが高い順に、二段ベッドの上下や部屋のどの位置かを自分で選べるんです。みんな、ドアの開閉音が気にならない隅の場所を狙っていました」。一斉に鳴り響く朝のアラームの大合唱さえ除けば、そこは非常に穏やかで安眠できる場所だったと振り返ります。

この奇妙な就寝スタイルには、歴史的なルーツがあります。1900年代初頭、熱気が逃げない構造だったため、アメリカ南部などの夏は息苦しいほど暑くなりました。そこで、涼しい夜風を求めて網戸付きのポーチにベッドを置いた「スリーピング・ポーチ」が誕生したのです。

現代ではセントラル空調が普及していますが、形を変えて受け継がれた“コールド・ルーム”のスタイルも、意外と快適で、究極の安眠をもたらしてくれるかもしれません。

※この記事は抄訳です。
※この記事は2026年4月2日時点の内容です。

From HOUSE BEAUTIFUL
Translation: Tomoko Takahashi

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