1. トップ
  2. ファッション
  3. 【藤原ヒロシさん】が気に入った気鋭のシンガーソングライターの最新作。mei eharaの『All About McGiffin』の魅力

【藤原ヒロシさん】が気に入った気鋭のシンガーソングライターの最新作。mei eharaの『All About McGiffin』の魅力

  • 2026.4.20

DJ/プロデューサーとして80年代から音楽とストリートカルチャーを牽引してきた藤原ヒロシさん。連載「MUSIC for GLOW PEOPLE」では、毎月おすすめの1枚をお届けしています。今月の1枚は『All About McGiffin』です!


〈MUSIC for GLOW PEOPLE〉 今月のとっておきの一枚

All About McGuffin/mei ehara

アートワーク=藤原ヒロシ

海外でも人気の高いシンガーソングライター、mei eharaの最新作。制作には、トリプルファイヤーの鳥居真道(G)らが参加。バンドメンバーと単独でアメリカ4都市をまわり、ニューヨークほかでチケットが完売した。

mei eharaさんとは?

mei enaraさんは、国内外で活動するシンガーソングライター。ネットを通じ、じわじわと話題を呼び、昨年はアメリカで単独ツアーも敢行。活動の場を広げているようです。本作は昨年秋にリリースされた最新アルバム。友人に勧められて聞きましたが、とても気に入りました。柔らかなグルーブに乗せて、語りかけるようなヴォーカルが漂うメロウな楽曲群。特に「まだ早い果物」と「ゲームオーバー」が耳に残りました。

心地よくて解放感がある洋楽サウンドの趣

聴き進めるうち感じたのは、まるで「海外で生まれ、日常の中で洋楽に親しんだ日本人が、現地で出したアルバム」のような趣です。僕の中で、J-POPはしっかりした構成があり、細部まで丁寧に作り込んだもののイメージ(すべてではないですが)。一方で彼女の楽曲は、ワンコードの中でメロディが浮遊している感じ。シンプルだけど、心地よくて解放感がある洋楽のように聴こえたんですよね。あとギターを抱えて歌う姿も印象的でした。ギターはピアノなどに比べ、よりパーソナルで、どこでも誰とでも音を鳴らせることが可能な楽器。瑞々しい声と音の響きから、本人が楽しんで仲間と曲を作っている様子が伝わってきます。その温かな空気に触れるうち、自分もいい気分になりました。

PROFILE ふじわらひろし
1964年三重県伊勢市生まれ。音楽プロデューサー。fragment design主宰。アルバム『slumbers 2』、GLOWのMUSIC連載をまとめた書籍『MUSIC 100+20』が発売中。

元記事で読む
の記事をもっとみる