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【コーチェラ2026:独占写真】藤井風のパフォーマンスを最速レポート! ライターが現地で見たステージの評判や感想は?

  • 2026.4.20
Oscar Zagal

先週の熱狂から一週間。「コーチェラ・フェスティバル2026」Weekend2に、藤井風が再び登場した。まだ陽の高い砂漠の夕方、熱気あふれる会場で披露されたのは、完全にステージを我が物としたフルスロットルのパフォーマンス。Weekend1では音響などを懸念する声も一部であったが、今週の彼はまさに絶好調そのもの。伸びやかな歌声と溢れる音楽性で観客を魅了したステージのハイライトを4つのポイントでお届け。

意欲的な和の幕開け

Steve Appleford

1曲目「It's Alright」の登場から強烈だった。拍子木のような和の音色が響き渡ると、煙のなかに藤井風が登場。額にサードアイを刻み、歌舞伎の口上を思わせる独特の語り口で、ミステリアスな世界観が一気に広がる。

Steve Appleford

どこか狂気に近いようなオーラに、この先鋭的なアプローチがコーチェラの地でどのように受け止められるのかと一瞬身構えてしまったが、そんな心配は無用だった。結果的にこの強烈な演出こそがオーディエンスの心をいきなりガッチリと掴んでいたようだ。

Steve Appleford

続く「まつり」で会場は大きな歓声に包まれる。サングラスを外し、大きな笑顔を見せた「Casket Girl」へ向けて、先ほどの張り詰めた空気感から一転、“素の藤井風”へとシフトした印象。このギャップもまた、世界中のファンを惹きつける彼の魅力だと再認識させられた。

Oscar Zagal



会場を飲み込む生きた音

藤井風といえばピアノ。一心不乱に鍵盤に向かう姿は、初めて彼を目にした観客にも「ただ者ではない」と確信させたはずだ。

Oscar Zagal

「何なんw」の終盤で階段を駆け上がり、ステージ上部に設置されたピアノを奏でたシーンは、誰もが釘付けになった瞬間だった。音楽への衝動が爆発したような、その瞬間にしか生まれない”生きた音”で会場を巻き込んでいく、彼の内側から溢れ出る凄まじいパワーを感じた。

終盤、「Prema」の披露が終わり、その余韻と歓声が残るなか、不意にピアノで始まったBIGBANGの「BAD BOY」カバーも印象深い。クラシカルなピアノアレンジを通して、脆くて切ない藤井風らしい音楽へと変換されていく様に深く引き込まれた。

Oscar Zagal

そこから流れるように、人気曲「死ぬのがいいわ」のイントロへ。日本語と英語が混ざり合うこの曲でも、客席からは自然と合唱が起こる。気だるげにピアノにもたれかかったり、階段を滑り降りるように歌ったりする姿が、楽曲の持つ退廃的な雰囲気をより際立たせていく。「BAD BOY」と「死ぬのがいいわ」、ジャンルの異なる2つの楽曲が違和感なく溶け合っていて、彼の音楽性を感じさせる一幕だった。

すべてを包む優しい“風ワールド”

夕方になってもなお砂漠特有の熱気がテント内に立ち込め、自身もタフな状況であったはずだが、それでも、誤って蹴ってしまったカメラに声をかけ撫でるという”優しさ”はやはり藤井風。「水分補給してね」「お互いに優しくしてね」と客席を気遣う言葉にも、彼の人柄が滲んでいた。

「何なんw」の披露前に、「Stay Blessed(祝福がありますように)」と呟き、観客たちの幸福を祈るように唱えたマントラにも通ずるものがある。

Oscar Zagal

ラストを飾る「Hachikō」では、歌声を響かせながらステージを左右に動き回り、曲を終えると「Thank you, beautiful people」と感謝を伝え、「テミンのファンもありがとう!」と次に控えるアーティストのファンへ向けたユーモアも忘れない。去り際には客席の全方向に手を振り、最後にはぺこりとお辞儀。ステージを降りるその瞬間まで、大きな愛でコーチェラの熱狂を優しく包み込むような、そんなステージだった。

Steve Appleford

言語を軽やかに飛び越える楽曲

会場を見渡して印象的だったのは、英語圏をはじめ様々な言語が飛び交う、日本以外のファン層の厚さ。「まつり」「死ぬのがいいわ」「何なんw」といった日本語の楽曲でもサビで合唱が起こる光景に、言語を超えた音楽の力を実感する。

Steve Appleford

今回、普段は特に日本の音楽を聴かないというLA現地のカメラマンとステージを鑑賞したが、パフォーマンスを見て沢山シャッターを切ってくれた。本記事で使用しているのは、その彼らが撮影した写真だ。

Oscar Zagal

名前も知らなかった素晴らしいアーティストに偶然出会えることも、音楽フェスの醍醐味。きっと今回のステージをたまたま目にして、その魅力に引き込まれた人も少なくないのではないだろうか。そんなふうに思わせてくれる、かわいらしくも圧倒的なカリスマ性を放つステージだった。

photo: Oscar Zagal、Steve Appleford

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