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取材で判明した、過激すぎで描けない港区女子“ギャラ飲み”の実態【著者インタビュー】

  • 2026.4.19

【漫画】本編を読む

一度しかない人生の中で本当に大切なものとは? そんな普遍的な問いを描くのが、漫画『人生もっとうまくやれたのに 港区女子の絶望と幸せ』(うみの韻花/KADOKAWA)だ。

東京に憧れ、上京した主人公の美春。彼女は、東京で暮らせば自分もキラキラと輝く都会の一部になれると信じていた。ところが現実はバイト漬けの貧しい暮らしと、お金持ちの友人への嫉妬に苦しむ毎日。なぜ自分だけうまくいかないのか。やがて美春は、飲み会に参加したり男の人とごはんに行ったりするだけでお金がもらえるよ、と誘われ、ギャラ飲みにのめり込み、そして美容整形に依存していく——。

「美春は存在したかもしれないもうひとりの私」と語る作者のうみの韻花さんに、美春が体験したギャラ飲みの実態や、自身も繰り返していたという美容整形について、そして本作を通して伝えたい想いを聞いた。

——美春が体験したギャラ飲みのエピソードはどれも衝撃的でした。実際のギャラ飲み経験者を取材した中には、漫画では描けないような実例もあったのでは…。

うみの韻花さん(以下、うみのさん):ギャラ飲み相手の男性とバーに行った時、お酒に睡眠薬を入れられていて、起きたらひどいことをされていた…という方が何人もいたそうです。そのバーがギャラ飲み相手とグルになっていたようで。過激な表現になりそうだったので、そこは漫画で描くのを避けました。

——美春がギャラ飲み生活に疲れきっている様子もありました。心がすさんでしまうのも当然だと思います。

うみのさん:取材を受けてくれた方たちも、ギャラ飲みをしている頃は心が病んでいたそうです。それでもやめられなかったのは、狂ってしまった金銭感覚を元に戻すのが難しかったからだとか。1ヶ月に100万以上稼ぐこともあるから、毎日のようにギャラ飲みに行っていたという人もいて。活動をやめてからも、高級な化粧品を使う生活から抜け出せないとおっしゃっていました。

——港区女子を弄ぶ男性たちも大勢出てきますね。漫画の中にいる彼らも、取材で聞いた人物を描いたのでしょうか?

うみのさん:収入はあるけれど寂しさを抱えているような人が多いのではないか、と想像し、男性たちは死んでいるような目をした冷たい感じのデザインにしました。エリアによってもお客さんの層が分かれているらしく、六本木あたりでは、ロゴが全面に出ているようなブランド品を身につけて、派手な飲み方をするような人が多かったようです。

取材・文=吉田あき

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