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『借金は400万超え…』占いにハマった40代女性→弁護士に相談したところ…放たれた“驚きの一言”に「自分でも馬鹿だと思う」

  • 2026.6.5
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

近年、スマートフォンひとつで気軽に利用できる「電話占い」サービスが増えています。悩みを聞いてもらえる安心感や、「未来が良くなるかもしれない」という期待感から、利用がやめられなくなってしまう方も少なくありません。

今回は、電話占いにのめり込み、多額の借金を抱えて自己破産に至った例をご紹介します。

不安を埋めてくれた「電話占い」

40代女性のDさん(仮名)は、夫と離婚後、高校生の子どもを育てながら介護施設で働いていました。生活は決して楽ではありませんでしたが、毎日仕事と家事に追われながら懸命に暮らしていました。

そんなDさんが電話占いを利用するようになったきっかけは、職場の人間関係や将来への不安。ある日、SNS広告で見かけた「初回10分無料」の電話占いを試してみたところ、占い師から「あなたは今、大きな転機の前にいる」「近いうちに運気が上がる」と優しく声を掛けられたのです。

誰にも相談できなかった悩みを聞いてもらえた安心感から、Dさんは次第に複数の占い師へ相談するようになりました。「この先生なら本当に未来が見えている気がする」と感じるようになり、仕事のこと、恋愛のこと、子どもの進路まで、何かあるたびに電話を掛けるようになっていったのです。

気づけば膨らんでいた利用料金

利用料金も最初は数千円程度だったものの、人気占い師の鑑定となると1分数百円ということもあって、長時間の相談を繰り返すうちに急速に増えていきました。1回の相談料が数万円に上ることも珍しくなく、さすがに毎月のクレジットカードの請求を見るとDさんも不安になりましたが、ここで占いを止めると自分の唯一の理解者との繋がりが断ち切られる気がして、どうしても占いへの支出を止めることができません。

Dさんは当初、給料の範囲内で占いとカードの返済を両立していましたが、やがて生活費が足りなくなり、クレジットカードのリボ払いを利用するようになります。それでも支払いが追いつかなくなると、消費者金融から借入をするようになり、複数社からの借金はみるみる膨らんでいきました。

さらに、有名占い師に勧められるまま、オンラインショップでパワーストーンやアロマキャンドルといったスピリチュアルグッズを次々と購入するように……。

気づけば、Dさんの借金総額は400万円を超えていました。

返済不能となり、生活は限界へ

毎月の返済額はDさんの収入を大きく超えるようになり、ついには支払いが滞り始めます。督促の電話が鳴るたびに強い不安に襲われ、夜も眠れなくなっていきました。しかし、借金の理由が「電話占い」だったことから、周囲の人には恥ずかしくて相談できません。

「自分でも馬鹿だと思う」
「でも、占い師の先生は私のことを本当に理解してくれたし、あのときは心から救われた気がした」

そう話すDさんは、精神的にも追い詰められていました。返済のために別の業者から借入れを繰り返す、いわゆる“自転車操業”の状態となり、生活は完全に破綻してしまったのです。

弁護士に相談し、「自己破産」へ

限界を感じたDさんは、インターネットで債務整理について調べ、弁護士へ相談しました。

弁護士が収入や借金状況を確認したところ、毎月の返済を継続することは極めて困難だと判明。「自己破産」という法的手続きを選択することになりました。Dさんは当初、「自己破産をすると人生が終わるのではないか」と強い不安を抱いていました。

しかし弁護士から、

  • 自己破産をしても戸籍には記載されないこと
  • 選挙権がなくなるわけではないこと
  • 破産手続とは、普通の日常生活を続けながら立ち直りを目指す制度であること

などの説明を受け、手続を進める決意をします。

裁判所を通じた手続の結果、Dさんは借金の支払義務を免除されました。現在は家計を立て直しながら穏やかな生活を取り戻しつつあります。

「心の支え」が依存に変わるとき

電話占いそのものが悪いわけではありません。誰かに悩みを聞いてもらうことで、気持ちが軽くなることもあるでしょう。
しかし、不安や孤独を埋める手段がお金を使うことと結びつき、冷静な判断ができなくなったとき、それは大きなリスクへと変わります。

特に、支払いのために借入れをしている、利用料金を把握できていない、やめたいのにやめられないと感じている、という状態であれば、それは占いを「活用」しているのではなく、「依存」してしまっている状態です。

そして、返済が苦しくなった場合には、一人で抱え込まず、早めに専門家へ相談することが重要です。債務整理には任意整理、個人再生、自己破産など複数の方法があり、状況に応じた解決策を選択することができます。

お金の問題は、誰にでも起こり得ます。しかし、適切な手続きを取ることで、人生を立て直すことは可能です。同じように悩んでいる方は、ぜひ一歩踏み出して相談してみてください。
※実際の事例を参考に構成したストーリーです。


参考:
いつの間にか高額に… 占いサイトに気を付けて!(見守り情報)_国民生活センター

監修者:弁護士 谷崎 翔(アディーレ法律事務所)
早稲田大学、及び首都大学東京法科大学院(現在名:東京都立大学法科大学院)卒。アディーレ入所後、2012年より新宿支店長、2016年より債務整理部門の統括者も兼務。分野を問わない幅広い法的対応能力を持ち、新聞社系週刊誌での法律問題インタビューなど、メディア関係の仕事も手掛ける。第一東京弁護士会所属。

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