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【今「サービスレジデンス型ホテル」が人気のワケ】アパートメントホテルやコンドミニアムとの違いは?タイ「サマセット パタヤ」宿泊レビューも

  • 2026.4.12

近年、タイでは「暮らすように泊まる」滞在スタイルが広がっています。子連れ旅行やグループ滞在、ワーケーションの増加により、従来のホテルでは使いづらい場面が増えているためです。こうした背景から注目されているのが「サービスレジデンス型ホテル」です。外で買ってきた料理を部屋でゆっくり食べたり、リビングスペースでくつろいだりと、ホテルでありながら自宅に近い感覚で過ごせる点が特徴です。初めての土地でも生活のリズムを保てる点は、従来のホテルにはない強みといえます。本記事では、アパートメントホテルやコンドミニアムとの違いを整理します。あわせて、タイ・パタヤの「サマセット パタヤ」での宿泊体験をもとに、その実用性を具体的に紹介します。

今「サービスレジデンス型ホテル」が人気のワケ

もともとタイでは、海外旅行に限らず国内旅行でも三世代での家族旅行が多く、まとまった日数で滞在するケースが一般的です。そのため、複数人で快適に過ごせる宿泊施設への関心が高まりやすい環境があります。

また、近年は日本人のタイ旅行者数も徐々に戻ってきています。年末年始やお盆などの長期休暇に渡航が集中し、家族やグループでの旅行と重なりやすい状況です。

こうした背景から、滞在のしやすさを重視した宿泊施設へのニーズも高まっています。

一方で、Airbnbによる日貸しのコンドミニアムやサービスアパートという選択肢もあります。ただ、管理人とのやりとりやトラブル対応が必要になる場面もあり、旅行者にとっては使い勝手に差が出やすい側面があります。

そのため、旅慣れた少人数での滞在に向くケースが多いといえます。

そこで選ばれているのが、サービスレジデンス型ホテルです。広さやキッチン、大型冷蔵庫、食器に加え、洗濯機まで備える施設も多く、生活に近い環境で過ごせます。

さらに、キッズ向けの設備やイベントも充実しており、子連れでも安心して滞在しやすい点が特徴です。設備とホテルサービスを両立した“ハイブリッド型”の宿泊施設として、注目が集まっています。

なお、居住性を重視した宿泊施設であっても、非日常の体験が失われるわけではありません。オーシャンビューやインフィニティプール、観光地に近い立地など、リゾート性を備えた施設も多く、ホテルと同様の滞在も楽しめます。

アパートメントホテルやコンドミニアムとの違いは?

一見すると違いが分かりにくいですが、3者には明確な役割の違いがあります。

まずコンドミニアムは、基本的に居住用の物件です。短期の宿泊を前提としていないため、日貸しは原則行われていません。

次にアパートメントホテルは、短期から中長期まで対応する中間的な存在です。滞在自体は可能ですが、フロント対応や日常的なサポートなど、ホテルのようなサービスは限定的な場合が多く見られます。

一方、サービスレジデンス型ホテルは、住居としての設備とホテルサービスを両立した宿泊施設です。キッチンや洗濯機など生活設備を備えつつ、清掃やフロント対応などホテル同様のサービスが受けられます。

この違いは、滞在中の安心感にも表れます。

サービスレジデンスではフロントスタッフが常駐しているため、トラブルや困りごとにも対応しやすい環境が整っています。

また立地にも違いがあります。コンドミニアムや一部のアパートメントホテルは居住者向けのため、静かな住宅エリアに位置するケースが多く見られます。

一方で、サービスレジデンス型ホテルは観光や移動の利便性を考慮した立地にあることが多く、旅行者にとって使いやすい点も特徴です。

タイ「サマセット パタヤ」宿泊レビュー

では、サービスレジデンス型ホテルとは実際どのような滞在になるのか。今回はパタヤビーチエリアの中心に位置する「サマセット パタヤ」に宿泊しました。

まず立地です。

目の前には大型ショッピングモールがあり、ビーチまでも徒歩5分ほど。観光と日常の両方にアクセスできる位置にあり、この時点で滞在のしやすさはかなり高いと感じます。

建物に入ると印象は完全にホテルです。

天井の高さと奥行きのある空間設計、中央にゆとりを持って配置されたソファ。視線が自然と奥に抜けていく構造で、落ち着いて過ごせる空間がつくられています。

サービスレジデンスと聞くと、人によっては簡素な滞在を想像しがちですが、実際はむしろ逆です。ホテルとしての快適さと、生活のしやすさが同時に成立しています。

生活に近づく客室設計

客室に入ると、まずリビングの広さが目に入ります。

キッチン、さらに乾燥機能付きの洗濯機まで備えられており、設備のそろえ方は一般的なホテルとは明確に異なります。

この差は、実際に滞在するとよく分かります。

パタヤはビーチに行く機会が多く、衣類は想像以上に増えます。その場で洗濯できる環境があるだけで、滞在中の負担は大きく変わるポイントです。

また、食器が揃っている点も見逃せません。タイは屋台やテイクアウト文化が根付いているため、部屋で食べる機会も自然と増えます。こうした場面では、生活に近い環境がそのまま機能します。

床は全面カーペットではなくタイル仕様。清掃状態が視覚的に把握しやすく、空間への安心感にもつながります。

スタンダードルームも選択肢に入りますが、複数人での滞在ではこのタイプの客室の方が使いやすい印象です。3ベッドルームも用意されており、三世代での滞在にも対応しています。

海と街を同時に捉える眺望

今回宿泊したのはシービュータイプの客室です。バルコニーからは海を正面に望めるだけでなく、パタヤの街並みも視界に入ります。

地上から見ていた街を上から捉えることで、印象が大きく変わります。滞在中にふと立ち止まって景色を見る時間も、このホテルの価値の一部といえます。

子連れでも過ごしやすい理由

館内にはキッズルームがあり、遊具やクラフト体験が用意されています。プールもスライダー付きで、ファミリー層を前提に設計されていることが分かります。

加えて特徴的なのが朝食の提供方法です。レストランに加え、11:00〜15:30の間で客室へセットメニューを届けてもらえます。

時間帯は限定されますが、部屋で食事が完結する点は大きな利点です。特に子ども連れの場合、周囲に気を使わずに過ごせる環境は滞在の質を左右します。

サービスレジデンスという形式が、この選択肢を成立させています。

宿泊料金

料金はシーズンによって変動しますが、スタンダードルームで1部屋約1万2千円前後。

今回宿泊した1ベッドルーム プレミア シービューは約3万円でした。

周辺の五つ星ホテルと比較すると、筆者の感覚では5,000〜10,000円ほど抑えられる水準です。

立地、設備、サービスを踏まえると、価格とのバランスは非常によいと感じました。

Somerset Pattaya

・住所:528 Moo 10, Pattaya 2 Road, Nongprue, Banglamung, Chon Buri 20150, Thailand

・電話番号:+66 38 371 999

・公式WEBサイト:www.discoverasr.com

・ホテルSNS:Instagram / Facebook

◆宿泊料金の目安 / 泊

・スタンダード キング ルーム / 12,000円

・スーペリア ルーム ツイン シービュー / 17,000円

・スーペリア ルーム シービュー / 17,000円

・デラックス ツイン シービュー / 17,500円

・デラックス キング シービュー / 19,000円

・スタジオ エグゼクティブ / 20,000円

・スタジオ スーペリア シービュー / 22,000円

・1ベッドルーム プレミア シービュー / 27,000円

・2ベッドルーム プレミア シービュー / 56,000円

次のタイ旅行で選びたいサービスレジデンス型ホテル

サービスレジデンス型ホテルは、ホテルの快適さと住居としての使いやすさを両立した宿泊施設です。

設備やグレードは施設ごとに異なりますが、実際に滞在して感じるのは一貫した「安心感」です。

特に、子連れやグループでの旅行では、部屋の広さや設備、滞在中の自由度がそのまま満足度に直結します。

そうした点で、サービスレジデンスは単なる宿泊先ではなく、滞在の質を支える選択肢といえます。

これまでホテル中心で選んできた人ほど、その違いははっきりと感じられるはずです。

次のタイ旅行では、サービスレジデンスという選択も検討してみてください。


©︎Ito Ryoji

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