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春の気象病がつらい日へ。天気に左右されにくい整え習慣

  • 2026.4.4

春になると頭がズキズキしたり、十分に睡眠をとっているはずなのに眠かったり、布団から起き上がれないほどからだがだるくてしんどかったり……。

春先になるとそんな毎日が繰り返されているなら、それは「気象病」のサインかもしれません。

今回は、春の気象病の原因をはじめ、セルフケアも併せて、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

春だけ不調…それ「気象病」サインかも

桜
出典:Unsplash

「気象病」とは、「気圧」「気温」「湿度」などの変化を引き金として起きるからだの不調のことです。

症状は多岐にわたり、頭痛、めまい、倦怠感、眠気などさまざまです。

とくに季節の変わり目に起きやすいとされ、春は低気圧・高気圧の影響で、1日を通して気圧が大きく変化しやすい時期。

気圧が変化すると、耳の奥にある「内耳」が刺激され、自律神経に影響を与えて、頭痛やだるさなどの症状につながります。

また、春は新生活が始まるシーズンで、環境や人間関係が大きく変化する時期です。

そういったストレスも相まって、交感神経が優位になりやすく、常に緊張状態が続くことで疲れがたまってしまいます。

そこに気象病が重なると、さらにからだに負担がかかって参ってしまうのです。

予報の“ここ”を見る!天気予報の3点チェック

天気
出典:Photo-ac

気象病の予防に意外と役立つのが、日々更新される「天気予報」です。

ただ「晴れ」「雨」など漠然と眺めるだけではなく、気象病対策に役立つポイントを押さえることが大切です。

ここからは、天気予報の3つのポイントについて解説します。

気圧グラフ

気圧グラフを見ると、1日の気圧変化を簡単に把握できます。

とくに着目すべきは「下がり幅」です。

目安としては、「5hPa(ヘクトパスカル)」。

これ以上落ちるとからだに影響が出やすいため、しっかりと睡眠をとる、頭痛薬を飲む、マッサージを行うなど、意識的なセルフケアを心がけましょう。

寒暖差

春は日中と夜間の温度差が大きい季節です。

とくに「最高気温と最低気温の差が『7℃』以上」ある日は、からだの負担が増すので、天気予報でよく確認しておきましょう。

寒暖差は自律神経を乱し、生活習慣を崩す原因になるので、夕方以降はおなかや足元をしっかりと温め、冷えないように工夫をしましょう。

雨・風の予報

雨は気圧低下をともなうことが多く、降り出す数時間前から影響が出ることがあります。

また、立春~春分の時期に吹く南風にも注意が必要です。

その季節に初めて吹く強い南風を「春一番」といいますが、その時期には低気圧が発達する影響で気温が急上昇しやすくなります。

早めに帰宅したり、鎮痛剤を持ち歩いたりするなど、対策をしましょう。

つらい日は体質に合わせる“漢方薬”という選択肢も

生薬
出典:Photo-ac

気象病の対処には鎮痛剤を用いることがありますが、「市販の鎮痛剤が効きにくい」「何度も飲みたくない」という場合におすすめしたいのが、漢方薬です。

漢方薬は、からだの偏りをなくしバランスを整えることで不調の改善をめざすという基本理念に基づいたものです。

また、植物・鉱物などの自然由来の生薬をもとにしており、西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれている点もメリットのひとつ。

漢方医学では、まず人それぞれ異なる体質を見極め、それに適応した漢方薬を処方します。

たとえば、気象病のような症状が出る体質には、体内の水分がうまく巡らず、からだの一部に偏ってたまる「水滞(すいたい)」という状態があります。

水滞の場合、

「水の巡りをよくする」

「利尿や発汗を促す」

「からだを温め、消化・吸収機能を高める」

といった働きを持つ生薬を含む漢方薬が適しています。

<春の気象病におすすめの漢方薬>

五苓散(ごれいさん)

水分代謝を整えることで、からだにたまった余分な水分を排出し、頭痛などを緩和します。

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

胃内にたまった水分を排出して、気(生命活動のためのエネルギー)の流れを整え、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れなどの症状を和らげます。

漢方薬は体質との相性がとても重要です。

体質に合わない漢方薬をむやみに服用しても、期待する効果が得られないどころか、思わぬ副作用が起こる場合もあります。

医師や薬剤師などの漢方の専門家に相談のうえ、ご自身のからだに合ったものを提案してもらいましょう。

最近は、オンライン漢方薬の「あんしん漢方」も注目を集めています。

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生活習慣をしっかり整えて気象病の悩みを克服

気象病は、とくに春の季節に目立ちます。

気候変動だけでなく、新生活による環境変化が加わると、症状が重くなってしまうことも。

今回ご紹介した情報を参考に生活習慣を整え、気象病に悩まされない生活をめざしましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師

山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。

病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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