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「誰かやるよね?」の沈黙に耐えられず。役員の仕事に疲弊 → 波風を立てずに役割を振った方法とは

  • 2026.4.4

筆者友人D子の話です。
子どもの学校の役員になったことをきっかけに、LINEグループでのやり取りが始まります。
「できる人がやればいいよね」という一見やわらかな言葉の裏で、少しずつ役割が偏っていく日常。
忙しい毎日の中で積み重なっていく違和感と、見過ごされがちな“役員の負担”とは?

画像: 「誰かやるよね?」の沈黙に耐えられず。役員の仕事に疲弊 → 波風を立てずに役割を振った方法とは

「誰かやるよね」の空気に、手を挙げてしまった日

子どもの学校の役員になりました。
最初のLINEグループは、穏やかな雰囲気でした。
「誰か資料を作れる人、いますか」
「できる人がやればいいよね」
そんなやり取りの中で、私は自然と手を挙げました。
仕事の合間に資料を整え、名簿をまとめ、連絡文を考える日々。
誰かに強く頼まれたわけではなく、場の空気に応じただけの行動でした。

「私がやらなきゃ回らない」という錯覚

それが、いつの間にか当たり前に。
会議の準備、印刷物の手配、先生との連絡……
誰も何も言いませんが、私が動かなければ物事が進まない状態。
「助かります」と言われるたびに、少しだけ報われた気持ちになります。
しかし次の案件でも、また同じ流れ。
役員の仕事が、生活の隙間に入り込み始めた感覚。
断れない自分への違和感と、波風を立てたくないという迷いが生じました。

不満を募らせる前に、構造を変える選択

ある日、ふと立ち止まりました。
これは誰かの性格の問題ではなく、役割が曖昧なままになっている構造の問題だと感じたからです。
「私一人が抱え込むことは、他の人が協力するきっかけを奪っているのかもしれない」と思い至りました。
そこで、感情を交えず、淡々とタスクを書き出しました。
役員の業務内容を一覧にし、担当の案も併記。
「このように分担できると思います。皆さんの得意なところで力を貸していただけませんか」という一文を添えて、LINEに共有しました。
不満ではなく、持続可能な運営のための整理として提示する意図です。

“気づく人”をやめたら、空気が変わった

送信後、しばらくして返信が──
「この作業なら私ができます」
「次回の連絡係、やります」
これまで沈黙していた人たちからも、声が上がりました。
特別な衝突が起きたわけではありません。
ただ、見えなかった役割が言語化されたことで、「何をすればいいか分からなかった」人たちが一歩踏み出せるようになっただけでした。
“気づいた人”が動く仕組みから、全員で少しずつ支え合う形へ。少しずつ形が変わっていくことを実感したのでした。

【体験者:30代・女性・主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:K.Matsubara
15年間、保育士として200組以上の親子と向き合ってきた経験を持つ専業主婦ライター。日々の連絡帳やお便りを通して培った、情景が浮かぶ文章を得意としている。
子育てや保育の現場で見てきたリアルな声、そして自身や友人知人の経験をもとに、同じように悩んだり感じたりする人々に寄り添う記事を執筆中。ママ友との関係や日々の暮らしに関するテーマも得意。読者に共感と小さなヒントを届けられるよう、心を込めて言葉を紡いでいる。

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