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自分は本当の子どもじゃないのかもと俯く娘を追い詰めていたと知りショックを受ける母【姉と比べられて育った私】

  • 2026.3.31

非の打ち所がない姉サナさんを持つユイナさんは、幼い頃から姉と比べられる日々に苦しんでいました。最初は追いつこうと必死に努力したものの、圧倒的な差を突き付けられ、追いかけるのをやめてしまいます。サナさんはその後、県内トップ高校から超難関大学と華々しい道を進みますが、ユイナさんは高校卒業後は進学せず、フリーターをしながら彼と同棲を始めるという正反対の道を選びました。決して立派とは言えないものの、彼氏と同棲しながら幸せいっぱいの生活を送るユイナさんでしたが、ある日彼氏の浮気が発覚。ユイナさんは通帳を手にその場から走り去り、1人で生きていこうと引っ越しを決意。それから10年の月日が経ったある日、サナさんの娘ユメちゃんから電話がかかってきます。電話の内容は「日曜日におばあちゃんの家に来てほしい」というもの。放っておくこともできず、渋々実家に帰ったユイナさんが見たのは、かつての自分のように、弟と比べられるユメちゃんの姿でした。

できない姉を見下す弟

ママ広場

ユメちゃんが私に伝えたかったのは、弟と比べられ、自分という存在を認めてもらえていない現状でした。暗い表情でうつむくその姿は、紛れもなく昔の私。まるで過去の自分を突きつけられているようで、胸が締めつけられました。

私はユメちゃんに「ユメちゃんはさ、何をするのが好きなの?」と優しく声をかけました。ユメちゃんは少し間を置くと「・・・絵を描くのが好き、でも塾の勉強もあるからあんまり描けない」と控えめに答えます。すると次の瞬間、そんなユメちゃんの言葉をかき消すように、ソウマくんが「え~絵!?」と声を上げました。

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ソウマくんはユメちゃんを見下すような表情を浮かべて、「そんなこと言ってるから塾のクラスも落ちるんだよ、ママにも怒られてたしぃ」と心ない言葉を投げかけます。「ちょっとソウマ、やめなさい!」と姉が慌てて止めますが、ソウマくんは聞く耳を持たず、態度を改めようとはしません。

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ユメちゃんを見下すようなソウマくんの態度に、私はとうとう我慢できなくなり、思わず「ソウマは意地悪だね~そんなに性格悪いの誰に似たの?ばぁば?それとも元からかな?」と、大人げない言葉を口にしてしまいました。「ちょっとユイナ、なんてこと言うの!?」と母に叱られましたが、一度火がついた私の怒りは、簡単には治まりませんでした。

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「努力してるのにさ、比べて少しでも劣ってたらそんな風に言われちゃうの、ユメちゃんがかわいそう」そう言うと、姉はムッとした表情で「ちょっとユイナ、ユメがかわいそうってどういう・・・」と返してきました。私はその言葉を遮るように、「お姉ちゃんはいいよね」と言い放ちます。

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「ずーっとできる側のお姉ちゃんは、否定されることも比べられることもなくて・・・どれだけ頑張っても誰も認めてくれない、守ってくれない、そんな気持ちわからないでしょう?」そう伝えると、姉は「・・・それは」と言葉に詰まっていました。

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「この田村家にとって『恥ずかしい存在』だった私みたいに、ユメちゃんがなったらどうするの?」私がそう言うと、ユメちゃんが小さな声で「もうなってるよ」とつぶやきました。そして、今まで胸に溜め込んできた思いを吐き出すように、「どうしてユメだけできないのって、ユメのママともパパとも違ってるから・・・」と、震える声で続けます。

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そして、力強くこぶしを握り締めると「ユメは・・・パパとママのほんとの子どもじゃないんじゃないかって」そう言って、ぽろぽろと涙を流しました。

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「自分は本当の子どもじゃないのかもしれない」そう打ち明けられた姉は、顔色を失い、その場に立ち尽くしました。まさか実の娘に、ここまでの思いを抱かせていたなんて・・・現実を知り、ひどくショックを受けているようでした。

まさかサナさん自身も、ユメちゃんをここまで追い詰めていたとは思ってもいなかったのでしょう。生まれたときから『できる側』にいたサナさんにとって、どれだけ努力しても届かない側の苦しさは、想像しづらかったはず。ユメちゃんやユイナさんの気持ちが分からなかったのも無理はありません。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん

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