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竹富島で美味しいリトリート【G子の“口福”ダイアリー Vol. 22】

  • 2026.3.30
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桜が開花し気分は春爛漫♡ と浮足立ちたいところですが、なんだかんだ肌寒さを感じますし、くしゃみと鼻水…花粉症に悩まされる日々。そんな日々からエスケープしたい! と思い立ち、向かったのは竹富島。沖縄はすでにポカポカ陽気なのはもちろん、スギ・ヒノキがほぼないため“避粉”もできるのです。そして、南国ならではの美味しいもので、心も体もすっかり癒やされてきました。

【2026年3月の口福@沖縄・竹富島】

「命草(ぬちぐさ)」の恵みを全身で味わって

今回のステイ先は「<a href="https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyataketomijima/" target="_blank" rel="nofollow">星のや竹富島</a>」。星野リゾートの施設は、取材でもプライベートでもあちこちお邪魔していますが、実は竹富島は初めて。トラベルジャーナリストさんたちからも魅力を聞く機会が多く、いつか行きたい…と恋焦がれていました。見晴らし台から約2万坪の敷地を見渡すと「島の集落」の姿そのもの! 2012年の開業から時間をかけて、少しづつ島の景色の一部になっていったのだそう。 HOSHINOYA Taketomi Island

独自の食文化が息づく沖縄では、古来、自生するハーブや薬草などで体調を整え、健康維持や管理を行ってきました。特に竹富島ではそれらのハーブを「命草(ぬちぐさ)」と呼び、今でも親しんでいるのだそう。今回利用したのは、そんな命草の力を借りて、心も体も健やかに整えるプログラム「命草ゆくい滞在」。

瑞々しく力強い緑色が美しいフーチバーや「1株食べると1日長生きする」といわれる長命草などの命草。島の“畑文化”を実践する敷地内の畑で収穫しています。 HOSHINOYA Taketomi Island

「昔から伝わる健康法」と聞くと、食事は美味しいの…!? と気になる方もいるかもしれません。が、2泊3日の滞在中は、口福な時間の連続でした。

チェックインしたら、まずはおやつタイム

「島のひととき」は毎日14時~16時ごろまで「ゆんたくラウンジ」で楽しめます。折々にメニューが変わるそう。 Hearst Owned

石垣島から真っ青な海の上をフェリーで10分ほど。港からは送迎車で、島ののどかな風景を眺めながらまた10分。「星のや竹富島」に到着したら、敷地内を散歩がてらラウンジでおやつに。「島のひととき」として振る舞われる、ジーマミー豆腐にアイスクリームを添えたひと皿を味わいました。ピーナッツの濃厚な風味と、ぷるん&もっちりの口当たりにうっとりしながら「あぁ、沖縄に来たんだな~」と幸せを実感。

その後は、気持ちのいい気候のなか広大な敷地をぐるぐるお散歩したり、部屋でハーブの入浴剤を入れたお風呂で寛いだり、大きなソファに転がりながら読書をしたり…と、久しぶりのゆったりした時間を満喫しました。

〈左〉全48室が1棟立てのヴィラタイプで、島の「景観形成マニュアル」に沿って作られいます。リビングがある南側は全面が窓で、全開放すると風が吹き抜けて最高の心地よさ♡ 石垣は琉球石灰岩を積んだもので、中央は「ヒンプン」と呼ばれ魔除けと目隠しの役割が。右側は神さまの通り道なので、人は左側から中に入ります。竹富島ではシーサーは門ではなく、屋根に!〈右〉部屋の真ん中にバスタブが! 開放感がたまりません。ハーブの入浴剤は3種類あり、それぞれいい香り。 Hearst Owned

お部屋でのんびり。ヘルシーお鍋に舌鼓

〈左〉長命草やフーチバーといった命草のほか、つるな、ハンダマ、青ネギ、水菜などの葉野菜、舞茸、パパイヤと島ニンジンも! お野菜をたっぷり、というか「どっさり」食べられるお鍋って本当に素晴らしい。牛肉、豚肉、島豆腐、八重山そばに白ごはんもセットに。〈右上〉だしにしっかり味がついていますが、ピーヤシ(島こしょう)、ごまだれ、シークヮーサーぽん酢で味変しても美味。〈右下〉「ぜひ、お肉で野菜を包んで召し上がれ」とご説明いただきましたが、上手に巻けなかった…。 Hearst Owned

私にとって何よりの癒やしが美味しいお食事♡。1日目のディナーはインルームダイニングで「命草薫る島鍋」を堪能しました。だしに命草のブーケを入れて、煮立てて風味付け。その後は、野菜や肉をだしにくぐらせ、ほどよい頃合いでパクリ。シャキッとした野菜のほろ苦さとジューシーなお肉のバランスがちょうどよく、永遠に食べ続けられそう。実は、石垣港でのフェリー待ち中に八重山そば定食(+オリオンビール生)を平らげ、おやつも食べて、さほど腹ペコではなかったはずなのですが…(笑)。

ところで、食事は客室がいいかダイニングがいいか問題(大げさ!?)。普段なら出来立てをすぐ食べられるダイニングに1票! なのですが、お鍋ならお部屋でアツアツを味わえますし、ファミリーでの滞在ならインルームダイニングでのんびり&マイペースもいいなぁと実感。何より、部屋が気持ちよすぎて出たくなくなってしまう!

命草を米粉に練り込んで蒸し上げた「命ぐさ玉」を使ってトリートメント。セラピストさんが本当にお上手で、体も頭も軽くなりました。 Hearst Owned

…ではありますが、食後にはスパの予約が。体をじわりじわりと温めながらのハンドトリートメントで夢心地に。体験後、外に出ると満天の星がきらめいていて、涙が出るほど美しかったのもいい思い出。

念願の「島テロワール」を初体験!

施設を象徴するだ円形のプールを望むダイニング。3月でもディナー開始の18時ごろは外が明るく、食事が進むにつれ、徐々に暮れていきます。 HOSHINOYA Taketomi Island

私が「星のや竹富島」に来たかった大きな理由が「島テロワール」をコンセプトにしたお料理を味わってみたかったから。天候や風土、暮らし…この島ならではのテロワールを、フレンチなどの技法で目にも美しいコースで表現するというコンセプトが、旅好き&美味しいもの好きの心に刺さりますし、実際に体験した知人が口々に「すごくいい!」と言うのです。2018年に誕生した全10品のコースは残念ながら食べる機会を逃してしまいましたが、今回の旅では去年、いっそう“島”らしさにフォーカスしてリニューアルした4品構成の冬コースをいただきました。

〈左〉陶芸家・大嶺實清さんによる鮮やかなブルーのやちむんに岩をのせたショープレートの上に、2段のガラス器で供される前菜「KUNUSHINA香る車エビと島ニンジンのムース」。下の段はタンカンや黒糖、「星のや竹富島」の畑で取れた命草で作ったオリジナルの蒸留酒「KUNUSHINA」に漬け込んだ車エビ。上の段は色鮮やかな島ニンジンのムース。濃厚な甘みを海老のコンソメのジュレとキャビアの塩味が引き立てます。〈右〉魚料理は「シマヒタティ纏うミーバイの骨付きロースト」。皮目をパリッと、身はふんわりと火入れしたミーバイに、竹富島の伝統しょうゆ「シマヒタティ」のコク深いソースを添えて。奥のボウルの五穀のリゾットと一緒に味わいます。白ワインが進む~。 Hearst Owned
〈左〉いよいよメインディッシュ、「命草と熟成牛の島タコス」が登場です! 薄焼き生地に油みそを巻く沖縄の伝統料理「ボーボー」が着想源なのだそう。サーロインのほか、ピーヤシを効かせた自家製ソーセージやレバーを、ハーブやサルサとトルティーヤに巻いて仕上げます。赤ワインはもちろん、泡盛と味わうのもまた美味。〈右〉デザートは「命草チュロス」。細長いものを想像していたら、カットして可愛らしく盛り付け。 Hearst Owned

初めて知る調味料などもあり、あっという間のディナータイム。噂どおりの美味しさ&ユニークさでした。4月からは春メニューに変わるそうなので、また食べに行きたいです。

軽やかでも栄養たっぷりの朝ごはん

旅先の朝ごはんって、なんて幸せなんでしょう♡ というくらい、朝ごはんは旅の大切な要素。ではありますが、ディナーをしっかり堪能し、さらにお酒タイムも楽しむと、ちょっぴり胃が重たい…ということも。そんな旅人(私だけ?)の気持ちを知ってか知らずか、「命草ゆくい滞在」の朝食は軽やか。

2日目の朝は、畑で働く人=はるさーの朝食をイメージした「畑人(はるさー)粥朝食」。もっちりと炊いた五穀のお粥のお供は、ゴーヤの佃煮、命草入りの油みそ、冬瓜の漬物、卵黄漬けの4種。ミーバイと海老の塩味スープも滋味深い味も、朝の体に優しい。最後にジーマミ豆腐のプリンを。 Hearst Owned
3日目は気候が沖縄に似ている南仏の料理をアレンジした「海風(ウミカジ)・ブレックファスト」をセレクト。ブイヤベースの主役は車エビとミーバイ。ニース風サラダは命草の苦み・エグみがアクセントに。 Hearst Owned

朝食メニューはほかにも、沖縄の伝統的な和朝食や、シリアルのセットが。4種類食べ比べるためには4泊必要ですね(笑)。

“口福”なアクティビティも体験

〈左〉島の農家さんのアドバイスのもと、2017年から「畑プロジェクト」として取り組んでいる敷地内の畑。手前が長命草。〈中・右〉収穫の後はティータイム。スパイスを砕いて作ったチャイは、香りが格別。黒砂糖と竹富島のはちみつで甘みづけ。 Hearst Owned

2日目の朝食の後は「畑あそびと十時茶体験」のアクティビティに参加。敷地内の畑でスタッフさんから野菜のことから島のことまで、さまざまなお話を聞きながら収穫をするのは楽しいひととき。なにより、島の人々や文化に敬意を払ってリゾート施設を運営しているということを深く知ることができ、とても興味深かったです。その後はラウンジでチャイ作り。収穫したてのピーヤシなどのスパイスを乳鉢ですりつぶすと、何ともいい香り。自分で作ると美味しさひとしお。

楕円形のプールは、なんと長辺72m! 想像の倍くらいの大きさで、まさに“百聞は一見に如かず”です。通年で24時間加温されて、いつでも入れるのですが、私の滞在中は風が強く、浮遊浴は断念…これも次回のお楽しみですね。 Hearst Owned

2泊3日のステイを終えて心も体もふわりと軽くなり、肝心の鼻の通りも快適に(笑)。花粉症がひどい人で環境が許すなら、春は沖縄でワーケーション!というのもアリだなぁと身をもって感じました。

星のや竹富島

沖縄県八重山郡竹富町竹富1955
tel.050-3134-8091(星のや総合予約)
1泊1室¥147,000[サ込み]※通常は2泊から。

●「命草ゆくい滞在」¥81,000(宿泊料別)

含まれるもの/2泊分の夕朝食、スパトリートメント(滞在中1回)、畑あそびと十時茶体験、ハーブバス、命草散策マップ、浮遊浴グッズ貸出
※5月31日まで。1日1組(1名まで)、公式サイトより1カ月前までに要予約。



【Drop In】ローカルご飯も召し上がれ

せっかくの沖縄、せっかくの竹富島。ホテル内のお食事に加え、ローカルなお店の味も楽しみたいものです。散策のついでにぜひご賞味を。

①食事処 やらぼ

八重山諸島で食べられる「八重山そば」は、いわゆる「沖縄そば」とは、麺や具、だしのバランスなどが少し違うそう(ちなみに宮古島の「宮古そば」も)。ジューシー付きの「ソーキそばセット」¥1,500。ツルツルとおなかに入る丸麺と、かつお×豚骨のだしが絡み合います。ホロホロっと崩れるソーキも最高。 Hearst Owned

こちらは、星のやのスタッフさんもよく訪れるという人気店。冬は「車エビの踊り食い」なるメニューも! 私はオーソドックスなそばを選びましたが、カレーそば、車エビそばなども。

②ハーヤナゴミカフェ

タコライスの上にオムレツをONした「タコオム」¥1,200 。とろけるチーズが隠れていました。長命草入りのスムージーやパフェなど、スイーツメニューも大人気! Hearst Owned

景観を守る厳しい条例がある竹富島では、高い建物はもちろん、コンクリートの建物もほとんどありません。が、こちらのカフェ条例ができる前に建てられた数少ないビルの2階にあり、窓際の席からは赤い瓦屋根の集落を見渡すことができます。このビューを眺めながらくつろげるお店はとっても貴重!

③ぱーらー願寿屋(がんじゅや)

マンゴーの甘みがたまらない「南国パフェ」¥1,000。気取りのないシンプル is ベストな味わいがいいですね。 Hearst Owned

同じく「願寿屋」というお宿の隣にあるカフェ。某レストランランキングサイトでも高評価なだけに、ひっきりなしにお客さまが。お庭にパラソルを備えたテーブル席があるのも魅力。

年度替わりの4月が目前に迫り、もう2026年の1/4が終わってしまった…と愕然となりますね(汗)。何かと気忙しい時期ですが、美味しいものでパワーチャージして乗り切りましょう。

※この記事は2026年3月30日時点のものです。

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