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勤務中にほとんど姿を見かけない先輩→「何してたんですか?」声をかけると…返ってきた“驚きの一言”に「仕方ないで片付けていいのか」

  • 2026.4.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

今回のエピソードは、30代男性のAさん(仮名)が職場で感じた出来事です。

同じ障害者雇用として働く先輩との関わりの中で、少しずつ積み重なっていった違和感。

「これは仕方ないで片付けていいのか」そんな思いが、Aさんの中に残り続けているといいます。

先輩の姿を見かけない日々

Aさんの職場には、障害者雇用で働く先輩がいます。身体に障害はあるものの、会話やコミュニケーションには特に問題はありません。

その先輩は、同じ業務を10年以上続けているベテランでした。

しかしある頃から、Aさんは気になることが増えていきます。

同じ出勤日にもかかわらず、勤務中にその先輩の姿をほとんど見かけない日が続くようになったといいます。

「ずっと掃除していた」という答え

ある日、Aさんは休憩時間に思い切って声をかけました。

「朝から姿が見えなかったけど、何してたんですか?」

すると先輩は、
「午前中はずっと掃除してた」と答えたそうです。

たしかに、掃除は業務の一つではありました。ただ、Aさんが気になったのはその後の様子です。

午後も同じように掃除を続け、他の業務にはほとんど関わっていないように見えたのです。

それに、先輩が「ずっと掃除をしていた」と話すほど、職場全体が特別きれいになっているようには見えませんでした。

さらに、先輩はトイレに入ると20分ほど戻らないことも多く、それが1日に何度も繰り返されていました。

気がつけば、勤務時間のかなりの割合をトイレで過ごしているようにも感じられたといいます。

「忘れた」と言われた違和感

またある日、その先輩はAさんにこう言ってきました。

「久しぶりにやるから、やり方を忘れた」

しかし、その業務は日常的に行うものです。
“久しぶり”という感覚には、Aさんは少し引っかかりを覚えました。

「毎日やっている仕事ですよね」と伝え、あえて教えずに様子を見ることにしたそうです。

すると先輩は、すぐにやり方を思い出し、問題なく作業を進めていきました。

その様子を見てAさんは、「本当に忘れていたわけではなかったのかもしれない」

そんな思いが、心のどこかに残ったといいます。

評価のズレと、抱えきれないモヤモヤ

さらに、本来は先輩と共有して行うはずの仕事を、その先輩が先に終わらせてしまうことが多く、結果としてAさんが作業に入る余地がなくなってしまう場面もあったといいます。

そのため、上司から
「Aさん、あそこの掃除の担当だよね?」
と声をかけられることもありました。

「すでに先輩が対応しているので、重複してしまいます」と伝えると、

上司は「そうか」と返したそうです。

そのやり取りのあと、Aさんの中には、自分が仕事をしていないように見られているのではないかという気持ちが、少しずつ大きくなっていったといいます。

その後、周囲からの声もあったのか、上司は業務内容を見直すことにしたそうです。

先輩の担当は「さまざまな業務」から「主に清掃業務」へと変更され、契約内容も調整されたといいます。

環境としては一つの区切りがついた形になりました。

仕方ないで終わらせないために

今回の出来事を通してAさんは、「障害があるから仕方ない」と一言で片付けていいのかと考えるようになったといいます。

人それぞれに事情や配慮が必要な場面もあるのかもしれません。

ただ、そのしわ寄せが別の誰かに偏ってしまうとしたら、それは個人だけの問題ではなく、環境や仕組みの問題として見直す必要もあるのではないかと、Aさんは感じたそうです。

誰かを責めるのではなく、それぞれが無理なく働ける形をどう作っていくのか。

そんなことを、あらためて考えさせられる出来事だったのかもしれません。


アンケート実施日: 2026年4月13日
投稿方法: TRILL 募集フォームより
投稿者情報: 30代男性・会社員

※本記事は投稿者様の体験談を元に作成しています。

※自社で募集したエピソードに基づき、編集部にて事実確認および表現の精査を行った上で公開しています。


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