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16年続く『NHK大人気アニメ』の“衝撃回”に→「カオスすぎる」「意味不明で怖い」相次いだ声

  • 2026.4.18

いま、SNSではNHKアニメに関する投稿がたびたび話題になります。懐かしさを感じさせる作品はもちろん、思いがけない展開や、子ども向けとは思えないような描写が注目を集めているのです。今回は、そんな“SNSで話題になったNHKアニメ”を5本セレクトしました。

本記事ではその第1弾として、アニメ『はなかっぱ』(NHK Eテレ)をご紹介します。子どもに親しまれるようなやさしいタッチで描かれながら、大人の心も掴むカオスな展開がクセになる一作です。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(放送局):アニメ『はなかっぱ』(NHK Eテレ)
  • 放送期間:2010年3月29日~現在放送中

緑に囲まれたやまびこ村に、頭に花が咲くかっぱの家族が住んでいました。おじいちゃん・はす次郎(CV:緒方賢一)は“はす”、おばあちゃん・かすみ(CV:堀越真己)は“かすみそう”、お父さん・ひまごろう(CV:木内秀信)は“ひまわり”、お母さん・ポッポリーヌ(CV:尾崎恵)は“たんぽぽ”、そして主人公・はなかっぱ(CV:中川里江)には“とりあえずの花”が咲いています。

大人になるまでは頭の花は決まらず、さまざまな花を咲かすのです。そのなかでも、食べると若返ると言われている“わか蘭”という花を狙い、アゲルちゃん(CV:杜野まこ)の祖父・黒羽屋蝶兵衛(CV:高木渉)一味が、あの手この手を使って悪だくみします。毎日、やまびこ村では大騒ぎが繰り広げられるのでした。

大人もクスッとなる“カオスさ”

アニメ『はなかっぱ』は、やさしい絵柄や子ども向け作品という印象を、いい意味で裏切ってくれる“カオスさ”が特徴です。それぞれのエピソードでは、平和な空気のなかに予想外の出来事が次々に起こります。“なんかちょーだい、はなかっぱ”では、「トリックオアトリート~」と言われながら、正体不明の集団に追いかけられるはなかっぱ。

事情を理解したポッポリーヌがはなかっぱの代わりにお菓子を配りますが、ラストではゾンビに仮装していた蝶兵衛の家来・がりぞー(CV:山口勝平)が、本物のゾンビと思われる集団に食べられてしまい、「そこだめだって!あはん」と叫び声を上げながらそのままエンディングに入ってしまうのでした。

また、“はなかっぱ、地球を救う!?”では、二酸化炭素が地球温暖化の原因だと知ったはなかっぱが、おならをした村人たちのもとに駆けつけ、ロボットを使っておならを回収していきます。はなかっぱの同級生・ももかっぱちゃん(CV:宍戸留美)にも「したね?」ときりっとした表情で言い、ロボットを使っておならを吸い込みます。しかし、最後にロボットががりぞーに破壊され、回収したおならが一気に解放されてしまうのでした。

本作についてSNSでは「展開が意味不明で怖い」「定期的にくるカオス回がクセになる」「カオスすぎる」との声があがりました。突如現れた謎のゾンビにキャラクターが食べられたままエンディングに突入したり、村人のおならを回収してまわったり、大人でもクスッとなるようなカオスな面白さがアニメ『はなかっぱ』にはあります。だからこそ、本作はSNSでも話題を呼んでいるのでしょう。

はなかっぱ役・中川里江さんの自然な“子どもの芝居”

はなかっぱ役を演じる中川里江さんは、主人公の幼さをただ元気よく表現するのではなく、のんびりしたマイペースさ、好奇心の強さ、そしてすこし抜けた愛嬌をひとつの声のなかに自然に同居させている点が魅力となっています。特に印象的なのは、声のトーンが過度に“つくられた子ども声”になっていないことです。明るくはしゃぐ場面では軽やかに弾み、いたずらっぽい場面ではすこしとぼけたニュアンスもにじませています。

そういった細かな揺れが、はなかっぱをしっかりと息づくキャラクターにしています。子どもにとっては親しみやすさを、大人にとってはわざとらしさのない心地よさを感じられるのです。アニメ『はなかっぱ』の穏やかですこし不思議な世界観が長く愛されている理由のひとつは、中川さんのやわらかく確かな声の芝居があると言えるでしょう。気になった方は、ぜひ本作をチェックしてみてはいかがでしょうか。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari