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かつてNHK報道番組の「アルバイト」だった“一流俳優” 『日曜劇場』初主演→大旋風を巻き起こす「日本トップクラス」の実力

  • 2026.6.4

芸能界に入る前の意外な職業や、ユニークな人生の変遷を経て表舞台へと進んだ名優たち。多様な人生経験から培われた唯一無二の感性や、豊かな人間味がにじむ演技によって、観る者を魅了しています。今回は、そんな“異色の経歴を持つ俳優・女優”をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第5弾として、鈴木亮平さんをご紹介します。圧巻の役作りと類まれな演技力でキャラクターに命を吹き込む実力派として知られる鈴木さんですが、実は学生時代にNHKでアルバイトしていた意外な過去がありました―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

報道の裏側から始まった表現者への道

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舞台「渦が森団地の眠れない子たち」 通し稽古前に会見 鈴木亮平   (C)SANKEI

1983年3月29日生まれ、兵庫県出身の鈴木亮平さん。東京外国語大学を卒業し、英検1級やアメリカへの留学経験を持つだけでなく、世界遺産検定1級も取得しているほどの秀才として知られています。しかし、そんな鈴木さんには、学生時代にNHKで報道番組の雑用係として3年間アルバイトに励んでいたという、驚きの過去がありました。2014年、週刊テレビ情報誌『NHKウイークリーステラ』の6月27日号で自身が表紙を飾った際、かつて裏方として働いていた場所に役者として帰ってきた不思議な縁に、公式ブログで次のような喜びをつづっていました。

まさか僕がステラの表紙をやらせていただけるなんて…不思議な気分ですがめちゃくちゃ感激です出典:鈴木亮平 オフィシャルブログ 「Neutral」 Powered by Ameba『ステラ』(2014年6月17日配信)

そんな鈴木さんは、2006年に日本の水着業界初となるキャンペーンボーイに選ばれ、同年のドラマ『レガッタ〜君といた永遠』で俳優デビューを果たします。翌2007年には故・森田芳光監督の映画『椿三十郎』でスクリーンデビューを果たすと、2013年の主演映画『HK/変態仮面』で大ブレイク。2014年には、NHK連続テレビ小説『花子とアン』で主人公の夫・村岡英治役を好演し、その知名度を一気にお茶の間へと浸透させました。

その後も、役作りのために30キロもの増量を敢行した主演映画『俺物語!!』や、凄まじい悪役を怪演して「第45回日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞に輝いた映画『孤狼の血 LEVEL2』など、作品ごとに自身の限界を突破する役作りで、日本映画界に不可欠な存在となりました。

命を救うチーフドクターの圧倒的な説得力…『TOKYO MER』の快挙を支えたストイックな知性

数々の話題作に出演し、存在感を示してきた鈴木さんが日本中に大きな感動を巻き起こした代表作が、TBS系の日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』です。本作は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、重大事故や災害の現場にいち早く駆けつけ、「死者を一人も出さないこと」をミッションに掲げる救命プロフェッショナルチームの活躍を描いた医療エンターテインメント。一分一秒を争う極限状態のなかで、自らの危険を顧みず患者のために全力を尽くす隊員たちの熱い人間ドラマが見どころです。SNS上でも「朝まで一気見した」「生涯で観たドラマの最高傑作」「こんなに心動かされたドラマは初めて」といった熱狂的なコメントが寄せられるほど、多くの視聴者の心を魅了しました。

その熱気はテレビだけに収まらず、2023年4月にはスペシャルドラマ『TOKYO MER~隅田川ミッション~』が放送され、同月には映画『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』が公開。さらに2025年8月1日には、劇場版第2弾となる映画『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション』が公開され、日曜劇場枠を代表する大作となりました。SNS上では「最高傑作の映画」「ドラマの域を超えた素晴らしい続編」「噂通り面白すぎた」など、シリーズを重ねるごとに増していくスケール感とドラマ性に絶賛の声が寄せられています。

そんな壮大なシリーズにおいて、すべての現場の指揮を執る主人公のチーフドクター・喜多見幸太役を演じたのが日曜劇場初主演となる鈴木さんです。緊迫した現場で、どれほど過酷な状況であっても強い信念を貫き、迅速かつ的確に処置を施していく姿は、まさにヒーローとして視聴者を魅了しました。鈴木さんならではの知的な一面とストイックな役作りによって、医療用語の飛び交うスピーディーなオペシーンの動きも洗練されており、物語に圧倒的な説得力をもたらしています。SNSでは「こんなに素晴らしい俳優だったとは…」「日本トップクラス」「演技力が凄まじい」「自然と引き込まれる」「もう釘付け」など、鈴木さんのリアリティあふれる芝居に大きな称賛が集まりました。

極限のサスペンスから再び挑む首都の危機へ…表現の限界を超えて突き進む現在地

報道の裏側で汗を流していた学生時代から、今や作品の成否を背負うトップランナーへと登りつめた鈴木さん。その卓越した表現力と尽きることのないバイタリティで、エンターテインメント界の最前線を走り続けています。

2026年1月期には、ドラマ『下剋上球児』以来、約2年ぶりの日曜劇場出演となるドラマ『リブート』で主演を担当。構想に3年をかけた黒岩勉さんの完全オリジナル脚本による極上のサスペンス作品において、家族を守るために顔を変えて真実を追うお人好しなパティシエ(早瀬陸)と、彼を追い詰める悪徳刑事(儀堂歩)という、前代未聞の一人二役に挑戦。共演の戸田恵梨香さんらとともに緊張感あふれる心理戦を繰り広げ、その緻密な演じ分けが大きな話題を呼びました。

そして、2026年8月21日には、『TOKYO MER』シリーズ待望の劇場版第3弾となる映画『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜CAPITAL CRISIS』が公開予定。未曾有の危機に直面する首都・東京を舞台に、新生TOKYO MERのチーフドクター・喜多見幸太として再び過酷な現場へと出動します。さらにスケールアップした物語を力強く引っ張っていく姿に、多くのファンから熱い視線が注がれています。

ひとつの役に魂を吹き込むため、常に完璧な準備とロジカルな思考で挑み続ける鈴木亮平さん。役者としての深みを増しながら、次なるステージへと突き進む鈴木さんの歩みは、これからも私たちに想像を超える感動を届けてくれるに違いありません。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です

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