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「ダントツで過激」「レベルが違う」“妖艶な体当たりシーン”に驚愕…「覚悟に痺れた」“反則級の色気”で魅せた『引っ張りだこ女優』

  • 2026.4.29

ありのままの自分をさらけ出し、魂を削って役に飛び込む。役者としてのプライドを懸けた“体当たりな演技”は、時に見る者の価値観を大きく揺さぶるほどの力を持っています。今回は、衝撃の体当たり演技で魅せた女優Part5”をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第2弾として、さとうほなみさんをご紹介します。モノクロの日常が鮮やかな色彩へと変わる瞬間、さとうさんが見せた衝撃の姿。単なる官能の枠を超え、「全てが刺さる」と絶賛された一作で披露した体当たりすぎる演技とは―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

紅白出場のドラマーから俳優へ

1989年生まれ、東京都出身のさとうほなみさん。その原点は、意外にも小学生時代に親に内緒で応募したオーディションにありました。一度は事務所に所属し活動するも、大人への過渡期で自身の進むべき道を模索。そんななか、さとうさんが出会ったのが音楽でした。2012年、バンド「ゲスの極み乙女。」を結成し、“ほな・いこか”名義でドラムを担当。2015年には『第66回NHK紅白歌合戦』出場を果たすなど、音楽シーンを席巻します。

しかし、心の奥底には常に芝居への情熱が消えずに残っていました。2016年にバンドが活動を自粛したことをきっかけに、俳優としての道を歩み始めたさとうさん。2017年、ドラマ『黒革の手帖』で俳優活動を本格的に始めると、その後もNHK連続テレビ小説『まんぷく』や映画『窮鼠はチーズの夢を見る』など、さまざまな作品に出演。バンドの活動休止という向かい風を、自らの夢に再び向き合うための追い風に変え、唯一無二のキャリアを歩み始めたのです。

表現者としての凄み

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

さとうさんの俳優としての実力を世に知らしめたのが、2023年公開の荒井晴彦監督による映画『花腐し』です。本作は、松浦寿輝さんの芥川賞受賞作をベースに“ピンク映画へのレクイエム”として描かれたR18+指定の人間ドラマ。特筆すべきは、モノクロームで描かれる“現在”に対し、“過去”のシーンだけが突然鮮やかなカラーに染まる演出です。失われた愛への喪失感、過去へのノスタルジー、そして登場人物の心の中の空虚さを表現した世界観に対し、SNSでは「全てが刺さる映画」「期待を裏切らない内容だった」「脚本が味わい深い」といった称賛の声が寄せられています。

そんな本作で、さとうさんは二人の男の間で揺れ動く謎めいた女優・桐岡祥子を演じました。劇中で唯一色彩を帯びた画面の中で、さとうさんは幾度にも渡って激しい濃密シーンを披露。“体当たり”という表現では済まされないような描写の数々に、SNSでは「ダントツで過激」「度肝抜かれた」「レベルが違う」「想定以上」「覚悟に痺れた」「体当たりの素晴らしい演技」「圧巻」といった驚きや絶賛する声で溢れました。さとうさん自身が持つ唯一無二のミステリアスさや妖艶さがキャラクターにバッチリとはまりつつ、過激なシーンも演じ切った覚悟が、物語の奥深さを生み出したのです。

さとうほなみの歩みを彩る代表作

ドラマーとしてのリズム感と、繊細な感性が同居するさとうさんの作品群を見ていきましょう。

映画『窮鼠はチーズの夢を見る』(2020年)

行定勲監督作。主人公の元恋人・夏生を演じ、複雑な男女の機微をリアルに体現。俳優としての注目度を一気に高めました。

映画『彼女』(2021年)

Netflix映画で初主演。夫から壮絶なDVを受ける女性・篠田七恵を熱演し、文字通り身体を張った演技で世界中にその名を轟かせました。

ドラマ『あなたがしてくれなくても』(2023年)

レス夫婦の夫と関わるミステリアスな女性・三島結衣花を好演。「謎の女」としての強烈なインパクトをお茶の間に残しました。

ドラマ『わたしの宝物』(2024年)

托卵をテーマにした衝撃作に出演。複雑な人間模様のなかで、物語に奥行きを与える重要なキャラクター・水木莉紗を担いました。

新進女優の現在地…止まらない飛躍

映画『花腐し』で、綾野剛さん、柄本佑さんとの過激な濃密シーンを堂々と演じたさとうさん。すべてをさらけ出した圧巻の演技は業界内でも高く評価され、「第33回日本映画プロフェッショナル大賞」の新進女優賞を受賞しました。そんなさとうさんは、本作の撮影にあたっての本音を、FMラジオ局「J-WAVE(81.3MHz)」が運営するWEBメディア「J-WAVE NEWS」でのインタビューで、次のように語っていました。

よく『肝が据わっているね』と言われることがありますが、そんなことはなくて、物語に必要不可欠であれば性行為という描写に対しても拒絶する意識がないだけです出典:『さとうほなみに聞く、「綾野剛と溺れかける」「土手ゴロゴロ」 身体を張った『花腐し』撮影秘話』J-WAVE NEWS 2023年11月10日配信

女優としての信念と作品に対する誠実さが生んだ衝撃シーンの数々は、さとうさんの俳優としての素質の底知れなさを実感させました。それから時を経て、さとうさんは更に磨き上げた表現力をいかんなく発揮しています。2025年には、ドラマ『こんばんは、朝山家です。』NHK連続テレビ小説『ばけばけ』に出演し、明るく芯のある女性役を演じてお茶の間の顔となりました。

また、ドラマや映画のみならず、作・演出を蓬莱竜太さんが手掛ける舞台『シャイニングな女たち』にも出演するなど、さまざまなシーンで活躍を見せています。ドラマーと俳優の二刀流を圧倒的なレベルでこなす、さとうさんのこれからの活躍に目が離せません。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です