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一世を風靡したお笑い芸人、レギュラー0本に転落後…→約2年半で“超難関資格”を取得「とんでもないレベル」SNSに走った衝撃

  • 2026.4.24

芸能界で華々しく活躍するスターたちの中には、意外すぎる経歴や、世間を驚かせた大きな転換点を持つ方々がいます。かつての職業での輝かしい実績や、逆境を跳ね除けた並外れた努力、そして覚悟を持って挑んだ新境地。今回は、そんな“驚きのキャリアを持つ芸能人”をテーマに5名をセレクトしました。

本記事ではその第3弾として、お笑いコンビ・サバンナの八木真澄さんをご紹介します。お馴染みのギャグ「ブラジルの人聞こえますかー!」という絶叫からは想像もつかない、合格率10%以下の超難関国家資格に挑んだ八木さんの挑戦記録を追います―。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

1000個のギャグと鍛え抜かれた肉体

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関西国際空港から米国へ出発した八木真澄(C)SANKEI

八木真澄さんは1974年8月4日生まれ、京都府出身。1993年に、学生時代の後輩である高橋茂雄さんとお笑いコンビ「サバンナ」を結成しました。柔道2段、極真カラテ初段という本格的な格闘技経験を活かした筋肉芸人の先駆けとして活躍。その芸風は独特で、1000個以上あるという一発ギャグや、相方の高橋さんも予測不能なシュールなボケで、長年テレビや全国の営業ステージを沸かせてきました。

また、2011年には妄想日記を書籍化した文庫『まだ見ぬ君へ 最後の彼女と出会うまでの日記』を刊行。2024年には、八木さん原作でレイザーラモンHGさんがイラストを担当した書籍『未確認生物図鑑』が発売されるなど、独創的な世界観が人気を集めています。

4度目の正直で掴んだ合格率10%の栄光…50歳で開花した執念

2024年10月、サバンナ・八木さんは50歳にして、超難関国家資格での試験「ファイナンシャル・プランニング 技能検定1級(FP1級)」に合格したことを発表しました。その道のりは、決してエリート街道ではありませんでした。

2022年5月、八木さんはレギュラー番組が0本になったことをきっかけに、一念発起して勉強を開始。同年9月に3級合格、翌年1月に2級合格、5月にAFP合格と着実にステップを上がりましたが、最高峰の1級学科試験という巨大な壁が立ちはだかります。FP1級の資格を取得するには、学科試験と実技試験の合格が必須。なかでも、学科試験の合格は平均10%前後と、非常に難易度が高いことが特徴です。

そんなFP1級の学科試験の合格を八木さんが勝ち取ったのは、2023年5月の初挑戦から1年後の4度目の挑戦でのことでした。結果的に、2024年10月に受験した実技試験は一発合格し、念願のFP1級の資格を取得した八木さん。2022年5月から勉強を始め、わずか約2年半でのFP1級合格に、SNSでは「1級合格はホントすごい」「努力家でかっこいい」「1級はとんでもないレベル…」といった驚きや称賛の声が数多く寄せられました。

そんな八木さんの合格エピソードのなかでも、特筆すべきは多忙を極めたなかでの独自の学習ルーティンです。八木さんは、所属事務所が発表したFP1級合格の記事内に、次のようなコメントを残していました。

お笑いの仕事と勉強を掛け持ち、ロケがきつい時は15分間、仕事がない時は6時間ぐらいを毎日かかさず続けていました出典:吉本興業株式会社『大注目の営業芸人 サバンナ・八木が超難関資格の壁を突破!遂にファイナンシャル・プランニング技能士1級合格!!』(2024年10月25日配信)

八木さんは「勉強は辛い」という常識を覆そうと試行錯誤し、自らを実験台にして“世界一ゆるい勉強法”を実行しました。毎日決まった時間をやるのではなく、たとえ勉強時間が短くても勉強を楽しむことを重視した八木さん。芸人人生で培われた独創性や行動力、発想力を生かした八木さんだからこそ、生まれた勉強方法と言えるかもしれません。

FP1級取得で得た唯一無二の輝き

2026年、八木さんの姿は劇場の舞台袖だけでなく、全国のカルチャーセンターや自治体の講習会などでも頻繁に見られるようになりました。FP1級という最強の武器を手に入れた八木さんは、難解な資産運用や税金の仕組みを、お馴染みのギャグに織り交ぜて解説。その分かりやすさと面白さは、幅広い世代から絶大な支持を集めています。

また、2025年の吉本興業に所属する芸人の営業出演回数をランキング化した「営業-1 グランプリ」では、年間94回という驚異的な記録で第2位にランクイン。もともと定評のあった営業力に金融の専門知識が加わったことで、その需要は爆発的に高まりました。

また、文筆家としての才能も開花。2024年に発売した書籍『年収300万円で心の大富豪』を皮切りに、金融知識を伝授する書籍『FP1級取得!サバンナ八木流 お金のガチを教えます』、そして2026年には自身の勉強法を記した書籍『世界一ゆるい勉強法』と、3年連続で著書を出版。かつてのシュールギャグ芸人のイメージを鮮やかに塗り替え、FP芸人という独自のポジションを盤石なものにしました。

50歳を過ぎてなお、学びを止めることなく進化を続ける八木さん。今後も、先行きの見えない現代を生きる私たちに、頼もしい人生のライフプランと笑いを提供してくれることでしょう。


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です