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「どうせ休みなんでしょ?」娘の休日は「親の自由時間」なの? 勝手に予定を書き込む母への『小さな抵抗』

  • 2026.3.28

筆者の体験談です。
帰省するたび、両親に「休みの日をカレンダーに書いておいて」と言われます。
何気ないひと言のはずなのに、私の中で少しずつ違和感が膨らんでいきました。

画像: 「どうせ休みなんでしょ?」娘の休日は「親の自由時間」なの? 勝手に予定を書き込む母への『小さな抵抗』

休みを記入

「休みを書いといて」
実家に帰ると、両親は当たり前のようにカレンダーを差し出しました。
私はシフト制で働いており、実家とは別の場所で暮らしています。
休みは平日だったり不定期だったりで、両親には分かりにくい働き方でした。

書くこと自体に抵抗はありません。
ペンを受け取り、シフトが休みの日に丸をつけていきます。
安心したようにうなずく両親を見て、私は何も言いませんでした。

赤い文字

しかし後日、母から「この日は書類を書いてほしいの」と連絡が入ります。
実家へ行くと、私が書いた休みの日の横に、赤いペンで予定が書き足されていました。

「この日、お父さんの通院があるから付き添ってね」
「この日は買い物に行きたいから空けといて」
丸で囲んだはずの『私の休み』の横に、私の知らない用事が並びます。

私の仕事は、休日でもクレーム対応で数時間だけ職場に向かわなければならない日もあるような、気の抜けないものです。だからこそ何も予定を入れず、目覚ましをかけない日も、私にとっては欠かせない「仕事の一部」のような回復の時間でした。
それでもカレンダーの上では、私の休みはただの『空いている日』になっているのです。
胸の奥に、ずしりと重みを感じました。

決定打

ある日、母が何気なく言いました。
「どうせ休みなんでしょ?」
その瞬間、言葉がうまく返せませんでした。

私にとっての休日は、ただ空いている日ではありません。
ソファに座ったまま動かない日も、何も予定を入れない日も、大切な自分を取り戻す時間です。
説明する前に、両親によって当然のように埋められていくのです。

実家のカレンダーに休みを書き込みながら、私は同時に考えていました。
『報告しない日』を、どこに作ろうかと。

距離の選択

両親に悪気はありません。
むしろ、家族だからこそ頼れる、という信頼の証なのだと思います。

でも、私の時間は私のもの。
たとえ家族であっても、すべてを共有する必要はないのだと、少し距離を取ったことで気づきました。

自分の時間を守ることは、わがままではありません。
そうして心に余裕を持たせることが結果として、家族と長く穏やかに付き合っていくコツなのかもしれません。
そう思えたことで、実家との関係も前より少しだけ楽になりました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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