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PTAのグループチャットで他の子の失態を投稿し続けた私→ある日、自分が同じ立場になり...

  • 2026.3.27
ハウコレ

PTA会長を引き受けたとき、「みんなの役に立ちたい」という気持ちは本物でした。でも、あの朝グループチャットに届いたメッセージを見たとき、自分がしてきたことの意味を、初めて正面から考えるようになりました。

「情報共有」のつもりで送り続けたメッセージ

会長になってから、私は学校で気になったことをこまめにグループチャットへ投稿していました。親御さんへの注意喚起のつもりでした。

「〇〇さんのお子さん、また忘れ物してたみたいです。親御さんの管理、どうなってるのかしら」

今思えば、随分と強い言い方をしていたと思います。でも当時は、伝えることが会長としての役割だと信じて疑いませんでした。

繰り返すうちに、気づけなかったこと

「△△くん、今日も連絡帳を忘れてきたそうですよ。お家でちゃんと確認してあげてくださいね」

誰も何も言わないから、受け入れられていると思っていた。でも本当は、言い出せない空気を私がつくっていたのかもしれません。そのことに、このときの私はまだ気づいていませんでした。

体操着を抱えて走ったあの朝

ある平日の朝、息子が体操着を忘れたまま登校してしまいました。気づいたのは家を片づけているときで、私は慌てて袋を持ち、学校へ向かって走りました。

その日の午後、グループチャットを開くと、こんな投稿が届いていました。

「今朝、学校の正門前で会長さんを見かけました。お子さんの体操着を手に持って、息を切らして走ってみえて…忘れちゃったのかな」

びっくりしました。返信する言葉が見つからず、そのまま既読にしてスマホを置きました。名前を出されて、大勢に読まれる。あのとき自分が繰り返してきたことが、そういうことだったのだと、じわりと気づきました。

そして...

それ以来、私はあの種の「報告」投稿をやめました。誰かに言われたわけではありません。ただ、あの朝の気持ちを忘れたくなかったのです。グループチャットには行事の連絡や感謝の言葉が増え、返信も少しずつ戻ってきました。

子育てに完璧な親なんていない。そんな当たり前のことを、自分が一番わかっていなかったのかもしれません。今は、少し肩の力を抜いて会長を続けています。

(40代女性・主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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