1. トップ
  2. レシピ
  3. トラブル続きの世界一周。それでも旅を続けたいと思えた理由

トラブル続きの世界一周。それでも旅を続けたいと思えた理由

  • 2026.3.26

世界一周中はのんびりしているものだと思っていた。

でも世界を旅してみると、トラブルの連続で想像以上に忙しい。

この記事では、それでも私が旅を続けたいと思った理由と、旅がくれた気づきをお伝えします。

世界一周中って暇なの?

「世界一周している人って、暇そう」

私はそんなイメージを持っていた。

経験してわかった。世界一周は、毎日が時間との戦いだった。

宿を探して、移動手段を調べて、観光ルートを考えて、ごはん屋さんを探す。

気づけば、スマホを片手にずっと何かを調べている。

どれだけ準備をしても、世界はそんなに甘くない。

数時間の遅延。

言葉が通じないもどかしさ。

思い通りにいかない出来事の連続。

常に「想定外」を前提に動く必要がある。

それでも旅を続ける理由

「そんなに大変なら、やめればいいじゃん」

きっと、そう思う人もいる。

それでも私が旅を続ける。

大変なこと以上に、心が動く瞬間が多いからだ。

トラブルがあっても、現地の人や他の旅人が助けてくれたとき。

偶然出会った日本人と、夜遅くまで話した時間。

ふと寄り道した先に今まで見たことのない景色があった。

そんな一つひとつが、たまらなく嬉しい。

そして不思議なことに、大変な経験をすればするほど、幸福度の基準が下がっていく。

シャワーのお湯が出るだけで嬉しい。

美味しいものを安く買えただけで幸せ。

日本では当たり前だったことが、一つひとつ、ありがたく感じられるようになる。

そういう積み重ねが、旅を面白くしてくれる。

だからまた、その刺激を求めて旅に出るのだと思う。

旅が教えてくれた、価値観の違い

旅をしてよかったと思う瞬間は、文化や価値観の違いに触れたときにも訪れる。

海外ではバス車内やスーパーで誰かが楽しそうにおしゃべりをしている。

「久しぶり!元気だった?」「最近どう?」

そんな会話が、当たり前のように続いている。

一方、日本では、電車やバスの中はとても静かで、みんなイヤホンをして、画面を見つめて、無言で降りていく。

それが普通だと思っていたけれど、今は寂しく感じる。

もっと、人とのつながりを大切にしたい。

そう思うようになった。

人生、急ぎすぎていたかもしれない。

中米では、誰も走らない。誰も急かさない。

そして、不思議と遅れても、なんとかなる。

東京にいた頃の私は、改札を出たら走るのが当たり前だった。

今振り返ると、「あぁ、急ぎすぎていたな」と思う。

もっと人生を、ゆっくり味わっていいのかもしれない。

最近の楽しみは、長距離移動中に、窓の外をぼーっと眺めることだ。

旅を日常へ

私は旅を続ける。

旅を続けるのは大変。

それでも、旅はたくさんの感情をくれる。

不安も、焦りも、感動も、安心も。

全部ひっくるめて、「生きている感じ」がする。

もし今、「何か変えたいな」「このままでいいのかな」そんな気持ちが少しでもあるなら。

いつもと違う場所へ、少しだけ出かけてみてほしい。

遠くへ行かなくてもいい。

長くなくてもいい。

きっと、当たり前だと思っていた日常が、少し違って見えるはず。

旅は、世界を見るだけじゃない。

自分の価値観を、広げてくれる。

だから私は、今日もまた旅に出る。

All photos by Saki Matsuo

元記事で読む
の記事をもっとみる