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手しごとの温もりに触れる、丸子の旅。静岡のおいしいモノ・体験・お土産がそろう「駿府の工房 匠宿」

  • 2026.3.25

静岡駅から車で約15分。かつて歌川広重の浮世絵にも描かれた、東海道の宿場町・丸子(まりこ)に、日本最大級の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」があります。敷地内には、本格的な体験工房だけでなく、お洒落なカフェやギャラリー、地ビール醸造所まで併設。しかも、うれしいことに入場料・駐車場ともに無料です。手しごとの温もりにふれる、自分だけの特別な思い出作りの旅へ。

手しごとの温もりに触れる、丸子の旅。静岡のおいしいモノ・体験・お土産がそろう「駿府の工房 匠宿」
手しごとの温もりに触れる、丸子の旅。静岡のおいしいモノ・体験・お土産がそろう「駿府の工房 匠宿」

歴史ある宿場町で、新しい伝統工芸に出会うスポット

手しごとの温もりに触れる、丸子の旅。静岡のおいしいモノ・体験・お土産がそろう「駿府の工房 匠宿」
周囲の山並みを眺めてひと息つける、中庭のテラス席

丸子は、かつて東海道を行き交う旅人たちが足を休めた、20番目の宿場町。静岡(駿府)は徳川家康公にゆかり深く、優れた技術を持つ職人が全国から集まった「手しごとの聖地」でもあります。

そんな歴史ある里山に佇むのが「駿府の工房 匠宿」。もともと1999年に誕生した施設ですが、2021年に「歴史と未来を結ぶ場所」として大幅にリニューアルされました。

エントランスを抜けると、その先に広がるのは、自然を間近に感じられる中庭。周囲の山々から心地よい風が吹き抜け、思わず深呼吸したくなります。

予約不要で楽しめる、さまざまな本格工房体験

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「工房 竹と染」の工房

館内には、扱う素材にちなんで名付けられた、3つの工芸体験工房があります。竹を組み、布を彩る「工房 竹と染」。木を削り、漆を塗る「工房 木と漆」。そして、土に触れ器を形づくる「工房 火と土」。

例えば「工房 竹と染」では、徳川幕府の時代から続く「駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)」に挑戦できます。

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ことりっぷ

出来上がった作品は、その場で持ち帰れるのが嬉しい♪ 花瓶を入れて花を飾ったり、LEDライトを入れてランタンにしたりと、さまざまなシーンで重宝します。

竹は生きている素材。大切に使い続けることで、深い飴色のような色合いへと移ろいます。きっと時が経つほどに、愛着が増していくことでしょう。

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染めもの工房エリア

「竹と染」は、向かって左側が竹細工のスペース、右側のエリアが染めもの工房になっています。染めもの工房で人気の体験は、お茶処・静岡ならではの「お茶染め」。

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やさしく、誠実なお人柄がにじみでる、鷲巣恭一郎さん

この技法を生み出したのは、染物店の五代目・鷲巣恭一郎さん。商品にならない茶葉に新しい命を吹き込む、サステナブルな「未来の伝統工芸」です。

鷲巣さんは、工房長として、日々作品作りも行っています。運が良ければ、鷲巣さんの手しごとを間近に見学できるかもしれません。

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ことりっぷ

作業はここで完了し、後の工程はプロにお任せ。ノリが乾いたら、鷲巣さんがバッグを蒸し器に入れて熱をかけ、一つひとつ丁寧に仕上げてくれます。

完成品が自宅に届くのは、およそ1週間後(郵送:別途300円)。「どんな風に仕上がるのかな?」と届くまでの時間をワクワクしながら過ごせるのも、この体験の醍醐味。

お腹も心も満たす、こだわりのグルメ

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明るくカジュアルな雰囲気の「HACHI & MITSU」

ものづくりに没頭した後は、お腹を満たす番。ランチにおすすめの「HACHI & MITSU」へ向かいます。

こちらは、旬の食材をふんだんに取り入れた料理や、地元・丸子にある養蜂場のハチミツを楽しめるカフェ。ウッディな店内には、駿河竹千筋細工が照明やインテリアの一部として、さりげなく溶け込んでいます。

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「薬膳キーマカレー」(1500円)

種類豊富なメニューの中で、ぜひ味わってほしいのが「薬膳キーマカレー」。小麦粉を一切使わず、店名の「HACHI & MITSU」にちなんだ「8×3=24」という遊び心あふれる仕掛けで、24種類ものスパイスを配合しています。

実はここ丸子は、日本の和紅茶発祥の地。薬膳キーマカレーにも、丸子の紅茶の茶葉が隠し味として入っています。

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「The COFFEE ROASTER」

丸子特産のはちみつの意外な活用法を体験できるのが、敷地内にある「静岡醸造」です。ここは、静岡県内でも珍しい醸造風景を間近に眺められるスポット。

さらに、同じ建物内の「The COFFEE ROASTER」では、できたてのフレッシュなクラフトビールを味わえます。

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蓬きんつば「ときや」

甘いものでひと息つくなら、施設裏手にひっそりと佇む蓬きんつば「ときや」へ。ここは、かつて40年以上の長きにわたり地元で愛されながら、惜しまれつつ幕を閉じた和菓子の名店。

その味を絶やしたくないという思いから、事業継承し、当時のレシピをそのままに、この地で新たな一歩を踏み出しました。

暮らしを彩る逸品を旅の思い出に

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手しごとのやわらかさを感じる、山崎裕子さんの器たち

最後のお楽しみは、お土産探し。「ギャラリー Teto Teto」を覗けば、店長兼バイヤーのスタッフが厳選した「日用品として使える」職人技に出会えます。

なかでも目を引くのは、富士宮市で作陶する山崎裕子さんの器。女性陶芸家らしい繊細な感性で形づくられた器は、手に取った瞬間、思わず「すてき……」と声が漏れてしまうほど。そこに置いてあるだけで、空間がふんわりと和らぐような、やさしい表情が魅力です。

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「コトコトSTORE」

さらに、エントランスのすぐそばに構える「コトコトSTORE」には、静岡の豊かな食文化がぎゅっと凝縮されています。

店内に並ぶのは、地元産の食材や作り手のこだわりが詰まった200種類以上ものアイテム。目移りするほどのラインナップに、「どれにしようかな?」と迷ってしまうはず。

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「匠宿伝統工芸館」にある、東海道五十三次を蒔絵で再現したフォトジェニックな「駿河羽子板」

古き良き伝統を受け継ぎながら、軽やかに進化を続ける「匠宿」。工芸体験はもちろん、カフェでひと息ついたり、お気に入りのものをお土産に選んだり。のんびり丸1日、心が豊かになる時間を過ごせます。

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