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天気が悪いと調子も悪い? 「気象病」の原因や対処法を医師が解説

  • 2026.3.27

気象病

働く女性が気になる症状や疾患について解説。今回は、寒暖差の大きい春は特に気を付けたい気象病をひも解きます。

出典:シティリビングWeb

教えてくれたのは…橋本将吉先生

内科医。東京むさしのクリニック院長。「医学教育という専門領域から、日本と世界の明るい未来を創造する」を理念にリーフェホールディングスを設立。YouTubeチャンネル「ドクターハッシー」で広く健康情報を発信

Q.気象病とは?

気圧・温度・湿度などの変動によって自律神経のバランスが乱れて起きる心身の不調を気象病と呼び、耳の奥にある内耳が深くかかわっています。内耳には気圧の変化を感じ取るセンサーがあり、脳に情報を伝えます。気圧が急激に変化すると過敏に反応し、自律神経の切り替えがうまくいかなくなることで不調が生じます。

Q.気象病の症状は?

頭痛、めまい、吐き気、肩こり・首こり、倦怠感、関節痛、手足のしびれ、動悸、精神不安などが挙げられます。見分け方のポイントは、気象の変化によってそれらの症状が悪化・改善するかどうかです。気象病はすべての年代に見られますが、特に30 ~50代の女性はホルモンバランスの変化によって影響を受けやすいと言われています。女性ホルモンの分泌量が変動するとそれに連動して自律神経も乱れやすくなります。男性に比べて筋肉量が少なく、血行が滞りやすい体質も気圧変化による血流悪化を助長し、症状を強く感じさせる要因となります。

Q.春に起きやすいのはなぜ?

春は、移動性高気圧と低気圧が数日おきに交互に通過するため、1年の中でも気圧の高低差が激しい季節です。また、5度以上の寒暖差が1日の中で発生することも多く、体温調整を担う自律神経は常にフル稼働の状態。そこに新生活のストレスが加わることで自律神経はひっ迫し、気象病を発症しやすくなります。

Q.応急処置としてできることは?

気象病は内耳の血行不良が大きな原因となります。一つ目は耳のマッサージ。耳を引っ張ったりつかんで回したりすることで血行を良くすると、頭痛やめまいなどに効果的です。二つ目は耳を温めること。寝込んでいるときや動くのがつらいときに、ホットタオルなどで耳を温めてみてください。耳全体を温めることで内耳の血行を良くします。

また、日常生活に支障が出る状態が続くなら受診を検討しましょう。まずは近隣の内科やかかりつけ医を受診。症状に合わせて、例えば頭痛が主なら脳神経外科、めまいなら耳鼻咽喉科、心の不調が強いなら心療内科などを選ぶのもよいでしょう。

Q.日常生活でできる対策は?

自律神経を整えることが大切です。これには、規則正しい生活に加え、「腸脳相関」を意識した食生活がカギになります。腸脳相関とは、脳と腸が互いに影響し合う関係のこと。脳がストレスを感じるとおなかを壊すように、腸内環境を整えると脳を介して自律神経も安定します。

食事のコツとしては、乳酸菌などの善玉菌を取り入れるだけでなく、その働きを助ける水溶性食物繊維をセットで摂取するのが効果的です。これにより腸内環境が整い、自律神経の安定に大きく貢献します。おすすめの食材は、わかめやもずくなどの海藻類、ごぼう、納豆、オクラ、アボカドなどです。腸内環境を整えることで、気圧の変化に負けない安定した土台を作ることができます。

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