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「実写化、大成功」「女装で過去一きれい」朝ドラ・大河の出演を果たした“期待の俳優”初主演、称賛が広がる名作ドラマ

  • 2026.5.10

現在放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、石田三成役で初の大河出演を果たし注目を集めている松本怜生。朝ドラ『おむすび』での好演も記憶に新しい彼が、その大河出演に先駆けて地上波ドラマ初主演を務めたのが、2025年7月にTBSで放送された『シンデレラ クロゼット』だ。

原作は柳井わかなによる同名漫画。集英社『別冊マーガレット』で2019年から2022年まで連載され、すでに完結している。連載終了後も多くの読者に愛され続けてきた人気作が、待望の実写化となった。尾碕真花、松本怜生のW主演で、毎週火曜深夜にTBS系で放送された。Netflixでは地上波に先行して配信され、幅広い層の視聴者を獲得した。

この記事では、本ドラマの見どころと視聴者や原作ファンの声に焦点を当てて解説していく。

ファッションとメイクが結ぶ、凸凹コンビの青春物語

物語の軸となるのは、おしゃれな大学生活を夢見て地方から上京してきた女子大生・福永春香(尾碕真花)と、自分なりの美を追求する専門学生で女装男子の神山光(松本怜生)の出会いだ。キラキラした都会の生活とはかけ離れた現実の中で落ち込んでいた春香が、謎めいた美女・光と知り合うところから物語は動き出す。

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尾碕真花(C)SANKEI

実は光の"秘密"は、彼が女装を楽しむ男の子であること。「変わりたい」と一心に願う春香を、厳しい言葉をかけながらも支える光が、メイクやファッションをきっかけに周囲の人たちとの出会いを重ねながら成長していく。恋愛の行方だけでなく、登場人物一人ひとりがどう自分らしさを見つけていくかという成長の過程が丁寧に描かれており、"自分らしく生きたい"と願う人や頑張っている人にエールを送るキラッキラで新感覚な青春ラブストーリーとして視聴者の共感を集めた。

松本怜生の女装姿と、原作ファンも唸った実写化の完成度

本作の最大の話題となったのが、松本怜生が演じる女装男子・光の圧倒的な美しさだ。SNS上では「俳優さんの女装で過去一きれい」という声が広がり、性別も心も男性でありながら、女装をファッションのひとつとして楽しむ光というキャラクターの繊細さを、松本は声のトーンや仕草のひとつひとつにまで落とし込んで表現した。その丁寧な体現ぶりが、多くの視聴者の心を掴んだ。

原作ファンからは「実写化、大成功すぎた」という声が上がり、難しいとされていた女装男子というキャラクターの実写化に見事成功したことへの称賛が広がった。また「名作だと思う」という声も多く見られ、恋愛だけにとどまらず自己肯定感や多様性にも踏み込んだ本作のテーマの深さが、幅広い視聴者の心を動かした。ファッションやメイクを通して「なりたい自分」を探す姿が、リアルな共感を呼んだ一作だったといえるだろう。


ライター:山田あゆみ
Web媒体を中心に映画コラム、インタビュー記事執筆やオフィシャルライターとして活動。X:@AyumiSand