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「他の人だったら流行らなかった」“元祖イケメン俳優”の代表作、20年前“社会現象”を起こした【カンテレ制作ドラマ】

  • 2026.5.29

2006年7月期に放送されたカンテレ制作のドラマ『結婚できない男』。阿部寛が偏屈で皮肉屋、でもなぜか憎めない主人公・桑野信介を演じる。建築家の桑野は、仕事ができてルックスも悪くないが、結婚に否定的な40歳の独身男性。そんな彼がある女性との出会いをきっかけに、恋愛や結婚を模索していく姿をコミカルに描いたロマンティック・コメディ。

なぜか憎めない偏屈男・桑野が主人公

一級建築士の桑野は、高級マンションに暮らし、1人で食事や音楽鑑賞を楽しんでいる。家事を完璧にこなし、部屋はいつもピカピカ。結婚に対して否定的で、「結婚できないんじゃなくてしないんだ」と主張する。理屈っぽく皮肉屋で、周りからはやっかい者扱いをされている。仕事では個人事務所を持ち、“暮らしやすさ”を重視した家づくりで高く評価されているが、頑固な性格が災いして誤解が生じることも多い。

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阿部寛 (C)SANKEI

早坂夏美(夏川結衣)は、総合病院で働く内科医。夏美もまた、休日はパチンコや漫画喫茶を1人で楽しむアラフォーの独身女性だ。過去に結婚しようとしていた男性がいたが破局し、恋愛から遠ざかっていた。桑野とはお互い会うたびに辛辣な言葉を言い合う仲だが、次第に気になる存在となっていく。

田村みちる(国仲涼子)は桑野の隣人。叔父がアメリカ赴任中の間、その部屋に住んでいる。明るい性格で、“ポジティブシンキング”がモットー。一緒に住んでいるのは、愛犬パグの“ケン”。最初は犬を毛嫌いしていた桑野だったが、みちるの入院中にケンを預かったことをきっかけに心を通わせるようになる。

その他、仕事仲間の沢崎摩耶(高島礼子)や村上英治(塚本高史)など、彼らとの関わりを通じて時折見せる桑野の人間らしい部分が愛おしくて目が離せなくなるのだ。

「阿部寛だからこその最高傑作」社会現象にもなった阿部寛の代表作のひとつ

桑野は激しい腹痛に襲われ、隣人のみちるに付き添われ病院へ。1日入院するが大腸検査を嫌がり、担当医の夏美の言うことを聞かず勝手に退院してしまう。

しかし後日、自分の40歳の誕生日に、再び腹痛を起こし病院へ運ばれる。それでも検査を拒む桑野に、「お誕生日おめでとうございます」と言い検査を行った。これが桑野と夏美の出会い。それ以降、桑野は頭痛や胃痛など、ちょっとしたことでも夏美の診察を受けに行くようになる。

一方、夏美とみちるは仲良くなり、恋愛や仕事の悩み、桑野の話でいつも盛り上がっていた。しかし、これまで桑野を恋愛対象として見てこなかったみちるが、ストーカーから守ってくれたことをきっかけに、桑野のことを好きになってしまう。

夏美と桑野のいつもの皮肉交じりの言い合いを見て、みちるは「どう見たって恋人か夫婦の痴話喧嘩です!」と怒り出す。後日、みちるに桑野のことを「好きなんでしょう」と言われ、ようやく自分の気持ちに気付く夏美。桑野もまた、夏美の診察室を訪れ、彼女への気持ちを伝えた。しかし“自分が大事な人と暮らす家”のイメージが湧かず、設計できないから「結婚できない」と言い出し、夏美を怒らせてしまう。その後、仕事帰りの夏美と偶然会った桑野は、“ロールキャベツをつくるなら家に圧力鍋がある”と遠回しに家に誘い、夏美と一緒に自宅へ帰った。

放送当時、主人公・桑野のキャラクター性の面白さと独身生活を謳歌する彼の姿が共感を呼び、高視聴率を記録。アラフォー独身男性がメディアで特集され、“おひとりさま”ブームの先駆けになるなど、社会現象も起こした。2019年には13年後を描いた続編『まだ結婚できない男』が放送されている。

桑野を演じた阿部寛も“ハマり役”と高く評価され、数ある彼の出演作の中でも本作は代表作のひとつとなった。阿部はこれまでドラマ『トリック』や『ドラゴン桜』など話題作に出演し、コミカルからシリアスまで幅広い役を演じてきた。

特に本作では、阿部寛の“表情”や“立ち振る舞い”による芝居が光る。無表情で嫌味を言ったかと思えば、ふとした瞬間に見せる動揺や照れが絶妙で、桑野という偏屈男をどこか愛嬌のある人物へと変えていた。近年では2025年のTBS日曜劇場『キャスター』、2026年7月からは2023年の大ヒットドラマ『VIVANT』続編に出演するなど、第一線で活躍を続けている。

SNSでは、「ドラゴン桜やテルマエロマエがあるけど、結婚できない男も代表作だと思う」「社会現象だった」「他の人だったら流行らなかったと思う。阿部寛だからこその最高傑作」「元祖イケメン俳優の新境地」といった声が寄せられている。20年経った今見ても本作の魅力は色褪せない。


出典:ドラマ『結婚できない男』カンテレ公式サイトより

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