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中国発“アニメ原作”のドラマ、第1話から好評の声続出「特撮っぽくて」「引き込まれた」実写化“ならでは”の楽しみ方も

  • 2026.4.17

4月11日から放送が始まった『時光代理人』は、なんとも特撮感のあるバディドラマだった。本作の原作は、中国の動画共有サービスbilibiliで配信されているアニメ作品。日本版のアニメもすでに制作されており、2月から3月にかけて、過去編『時光代理人 -LINK CLICK- 英都篇』が放送された。今回は、東海テレビ・FOD・bilibiliの共同制作で実写ドラマ化されている。

SNSでは、「特撮っぽくて面白い!」「物語に引き込まれた」など、アニメらしい設定が好評の様子。第1話から正反対のバディであるトキ(佐藤大樹)とヒカル(本郷奏多)のやりとりに惹かれた人が多いようだ。

※以下本文には放送内容が含まれます。

写真にダイブして事件解決

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本郷奏多 (C)SANKEI

主人公は、東京にある写真館『時光写真館』を経営するトキとヒカル。2人には特殊能力があった。トキは写真のシャッターを押した人に乗り移り、過去の世界で行動ができる能力、ヒカルには写真が撮影された世界で何が起きたのかを見通すことができる能力が備わっている。いわば、写真にダイブすることで、タイムスリップできるのだ。写真館で働くかたわら、その能力で依頼者たちを救ってきた。

万能に見える能力だが、禁じられた行為がある。それは過去の改変を行うこと。ひとつでも行動を変えてしまうと、波紋のように影響が広がってしまう。誰かを救うことが、誰かの悲劇を生むことにつながりかねないのだ。

猪突猛進で事件解決に向かうトキを冷静沈着なヒカルがナビゲートする形で、2人は数々の依頼を解決してきた。適材適所な役回りに見えるが、必死になるあまりトキは過去を変えかねない行動をしてしまうこともあるようだ。第1話では無事に事件解決となったが、いつかトキの行動が取り返しのつかない事態につながってしまう展開もあるかもしれない。

正反対の性格を持つバディ、特殊能力で事件を解決するストーリー、目の色が変わったり、波紋が広がったりという画面演出など、どこか特撮作品やアニメのような印象を与える。佐藤大樹と本郷奏多のどこかデフォルメした演技も作風に馴染んでいるのも、見どころだろう。

実写だからこその楽しみ方

第1話を観ていて、実写化ならではの楽しみ方に気づいた。それは、トキに乗り移られた役柄が、トキらしい言動を見せながら行動することだ。

第1話で、トキは行方不明になった息子を探す母・山内陽子(安達祐実)に乗り移った。言い換えれば、安達祐実が見た目をそのままにトキの言動を表現する芝居を楽しめたのだ。陽子のままで息子に接していたときは優しく穏やかな口ぶりであったが、トキが乗り移った状態で息子と接する時は、どこかぶっきらぼうな若い男性らしい口ぶりになっていた。ヒカルにナビゲートされていることが分かる表情やふとした目つきにすらトキの要素が感じられ、さすが安達祐実と言いたくなる芝居だった。

これから先の物語でも、トキに乗り移られた人物が、年齢性別問わずトキらしさをどのように表現するのかは、ドラマならではの楽しみになるだろう。

さまざまな依頼を通して、トキとヒカルの過去や人間性が深掘りされていくのだろうか。バディをより好きになっていくのが楽しみだ。


ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202