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【グルメ漫画】コーヒーとドーナツ片手に、日常を忘れてリラックス。京都で長年愛される大人の隠れ家を紹介

  • 2026.3.23

大阪の食文化と人間ドラマを描いた漫画『ナニワめし暮らし』の作者であるはたのさとし(@hatanosatoshi)さん。たちのぼる湯気や香りを感じるような、緻密な描写が特徴だ。

漫画『味わいの京』は京都を舞台に、新人編集者である小園ひよりの目を通してグルメや文化、そして彼女の成長を描く作品。

今回は、京都人なら誰もが知っていると言っても過言ではない名店「六曜社」をご紹介。勇気を出して店内に入れば、ほろ苦い味わいと香りが大人の世界へといざなってくれる。

大人への一歩を踏み出す珈琲店

ドアを開けるとコーヒーの香り。落ち着いた佇まいはまさに「大人の隠れ家」の雰囲気を醸し出す。1950年に開業した「六曜社」は、京都の人なら知らない人はない名店だが、この空気も長年愛されてきた理由のひとつだろう。

京都の知人は高校に合格した時、兄に連れられて初めて同店を訪れたと、ことあるごとに振り返る。「初めて大人の世界を垣間見た」というのが、その時の印象だそうだ。中学を卒業したての15歳には、コーヒーの味はまだほろ苦かったかもしれない。それでも、六曜社の世界は魅力に映った。大人への階段を一歩上ったような気がしたに違いない。

文化人類学で語られる「通過儀礼」という言葉は「古い自分を捨て、新しい自分としてコミュニティに受け入れられる」という、境界線を越えるためのプロセスを指す。この場合の六曜社も中学生という自分を捨て、高校生という大人の仲間入りを果たした、という通過儀礼の意味合いを感じる。「高校生はまだ子ども」という意見はさておき、知人にとっては数十年たっても忘れえない、強烈な体験になったことは間違いない。京都にはそんな体験をさせてくれる喫茶店があるのだ。

翻ってひより。自分が担当した記事が初めて雑誌に載った時の記憶は鮮烈だ。やっと自分の記事が活字になった。これも通過儀礼のひとつといえよう。編集者として、ライターとして、私自身とても共感できる。その記事が誰かに読まれ、何かを感じ取ってくれるのはこの上ない喜びだ。この記事を読んで、あなたも何かを受け取ってくれますように。そう願いながらペンを置く。

六曜社

住所:京都市中京区河原町三条下ル大黒町40

TEL:075-221-2989(代)

定休日:水曜

一階店 〜喫煙〜

TEL:075-221-3820

営業時間:8時30分〜22時30分(LO22時)

※モーニングサービスタイムの8時30分〜12時は禁煙

地下店 〜禁煙〜

TEL:075-241-3026

営業時間:12時〜23時(LO22時30分)

※喫茶タイムは〜17時(LO16時30分)、喫茶 + BARタイムは17時〜(LO22時30分)

ライター=鳴川和代

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