1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「あんたの服、いつも同じだよね」とバカにするママ友→子供の作文で"母の服の秘密"が明かされた日

「あんたの服、いつも同じだよね」とバカにするママ友→子供の作文で"母の服の秘密"が明かされた日

  • 2026.3.23
ハウコレ

いつも似たような服を着ている私を、ママ友は会うたびに笑いました。言い返す言葉はありましたが、飲み込み続けていました。まさかあの日、息子の言葉がすべてを変えるとは思ってもいませんでした。

笑われるたびに握りしめた手

保育園の送り迎えで会うたびに、そのママ友は私の服を見て何かしら言ってきます。「あれ、それ先週も着てなかった?」「ネットで安いのいっぱいあるよ?」。「悪気はない」という顔で平然と言ってくるので余計にこたえました。

私のクローゼットにあるのは、同じ形の無地のカットソー数枚と、くたびれたデニムが2本。確かに、おしゃれとは程遠い毎日です。でもそれには理由がありました。息子の学習塾の月謝、教材費、模試代。それらを捻出するために、自分の服にかけるお金はとうの昔に消えていたのです。

「うちのお下がりあげようか」

参観日の待ち時間、そのママ友が他のお母さんたちの前で私に言いました。「ねえ、よかったらうちの着なくなった服あげようか? けっこういいブランドだよ」。周りに笑いが起きました。悪気があったのかなかったのか、正直分かりません。でも刺々しいその言葉に、ただその場で目を伏せているお母さんもいました。

「大丈夫、ありがとう」。そう答えるのが精一杯でした。帰り道、息子が「ママ、今日なんか元気ないね」と見上げてくるのに、涙をこらえて何もないかのように振る舞うのに必死でした。

壇上で読まれた「お母さんの服」

保育園を卒園してしばらく経ったある日、小学校の作文コンクールで、息子が最優秀賞に選ばれました。授賞式には保護者も参加できると聞き、私はいつもの無地のカットソーを着て会場へ向かいました。

壇上に立った息子が読み上げた作文のタイトルは「お母さんの服」。「ぼくのお母さんは、いつも同じような服を着ています」。その一文が会場に響いた瞬間、心臓が止まりそうになりました。

そして...

「ママはぼくの塾のお金のために、自分の服を買わないんだって知っています。ぼくは、おしゃれじゃなくてもがんばっているママが大好きです」。

息子は途中で声を詰まらせながらも、最後まで読みきりました。会場が静まり、それから大きな拍手が起きました。ふと横を見ると、あのママ友がうつむいて唇を噛んでいるのが見えました。息子に恥ずかしい思いをさせていると思っていたのは、私だけだったようです。

(30代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる