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大泉洋を松田龍平が追及!「なぜ9年も空いたんですか」『探偵はBARにいる』最新作会見でコンビ健在

  • 2026.3.22

札幌の歓楽街、ススキノを拠点に活動する探偵とその助手の活躍を描く映画「探偵はBARにいる」シリーズ。9年ぶりとなる最新作の製作が決定し、3月22日に東映東京撮影所で行われた製作発表会見に大泉洋と松田龍平、メガホンを取る白石和彌監督が出席。最新作のタイトルは『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』となり、12月25日(金)より公開されることが明らかとなった。

【写真を見る】解禁された、『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』のコンセプトビジュアル

「探偵はBARにいる」シリーズ9年ぶりとなる最新作の製作発表会見が行われた
「探偵はBARにいる」シリーズ9年ぶりとなる最新作の製作発表会見が行われた

原作は、気鋭のミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」。2011年には映画化第1弾『探偵はBARにいる』、続いて第2弾『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(13)、第3弾『探偵はBARにいる3』(17)が公開され、2010年代を牽引するネオ・ハードボイルドの金字塔として人気を博した。ススキノのバー“ケラーオオハタ”に入り浸る便利屋の「探偵」(大泉)とその相棒の高田(松田)が、厄介な事件に巻き込まれながらも真相に迫っていく姿を描く。

タイトル『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』が発表された
タイトル『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』が発表された

メインタイトルの“BYE BYE LOVE”が伝えるのは、「ほろ苦い、大人の恋の結末」。脚本は、シリーズすべてを担当する古沢良太が務める。真冬の夜、探偵が根城にするバー“ケラーオオハタ”の黒電話がリンと鳴る。「ある人に、手紙を届けてほしいの」。その声はかつて探偵が心から愛した女、純子のものだった。奇妙な依頼をきっかけに、大きな陰謀へと巻き込まれていく探偵と高田。やがて物語は、予想だにしない展開へと動き出す。

「探偵」に愛着を寄せた大泉洋
「探偵」に愛着を寄せた大泉洋

大泉と松田は、バーのセットを前に劇中の役衣装で登場。「9年ぶりということで、久しぶりに探偵を演じさせていただいています」と切り出した大泉は、「懐かしくもあり、やっぱり私は『探偵』が好きなんだなと。楽しい撮影の日々を過ごしています」と愛情たっぷり。

松田も、「また大泉さんと北海道を舞台にして暴れ回ることができて、とても幸せです」とコンビ復活に喜びをにじませた。さらに松田は「なんで9年も空いたんですか。僕はいつでも準備万端だったのに。大泉さんのせいですか?別の仕事をしすぎて」と疑問をぶつけ、これには大泉が「僕のせいではないですよ。私だってやりたかった」とタジタジ。「なんでそんなこと、君に聞かれないといけないんだ」とボヤいて会場の笑いを誘った。

絶妙な掛け合いを披露!
絶妙な掛け合いを披露!

冒頭から絶妙な掛け合いを見せた2人だが、大泉は「久しぶりにお会いしても、この独特な雰囲気が楽しい。龍平くんには普通の人とはアプローチの違うお芝居があるから。そこがおもしろいし、台本を超えてこの映画がクスッと笑えるようになっていくのは、高田の存在が大きい」と実感を込め、松田も「久々に会って、やっぱりおもしろい人だなと。大泉さんの周りには常に笑いが起きていて、話していて楽しい人。それを真っ直ぐに受けて芝居できたらいいなと思っていました」と役作りについて吐露。「高田を演じるうえで、大泉さんがいないシーンが不安になる。高田だけのシーンは、高田ってどういうキャラだったっけ?と一瞬わからなくなる」と打ち明けて大泉を大笑いさせながら、「そういう意味では、僕にとっての起爆剤」と大泉に厚い信頼を寄せていた。

メガホンを取る白石和彌監督
メガホンを取る白石和彌監督

シリーズ史上最大のスケールに挑むのは、「孤狼の血」シリーズなどで知られる白石和彌監督。「2人は、ずっとこの調子です。とにかく現場が楽しい」と大泉&松田コンビとの撮影が楽しくて仕方がないという白石監督。

「おもしろいエンタテインメントに追いつけ、追い越せという気持ちがあった」と「探偵はBARにいる」シリーズへの特別な想いを口にし、監督への抜てきに「うれしかったです」とコメント。同時に「2人の関係性、物語をどうおもしろくしていけるかというプレッシャーもあった」と告白し、「2人のやり取りのおもしろさ」を大切にしながら映画に臨んだと話す。「大泉さんと松田さんのアプローチの仕方は全然違うところもあるし、それでいていざ芝居をした時に、なんでこんなにおもしろくなってしまうんだと日々、思わされている。真っ直ぐに行かず、回り道をしているけれど、目的を掴んだ時の力が強い」と大泉と松田の作り上げるコンビネーションの特別さを熱弁していた。

【写真を見る】解禁された、『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』のコンセプトビジュアル [c]2026「BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる」製作委員会
【写真を見る】解禁された、『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』のコンセプトビジュアル [c]2026「BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる」製作委員会

唯一無二のヒロインと、豪華なキャスト陣を迎えて織り成すドラマ&アクションも大きな魅力の本シリーズ。大泉は「探偵の若き日の恋の話。探偵自体が描かれることは、これまであまりなかった。探偵の過去が描かれる、珍しいお話」「日本には、大人の恋の映画が少ないような気がしていて。そういうものを作りたいと思っていた」と最新作について紹介。ヒロインを演じる俳優の名前はまだ明かされていないが、大泉は「すばらしい方が演じてくださっている」と力強く語った。

松田は「白石監督が入ってくれたおかげで、よりアクションの迫力も『これ、やりすぎなんじゃないか』みたいなことがあって。そこに僕と大泉さんが、順応していく。そのバランスがうまくいっている」とアクションにも自信をのぞかせたが、大泉は「前作から9年も経っちゃって、僕も52歳ですから。『もういいんじゃないか』という話をしたんです」と苦笑い。続けて「“守りに入る”ということではないんですが、今回のテーマは“健康に終わる”。トレードマークのこのコートも、めちゃくちゃ寒い。今回プロデューサーに最初に言ったのは、『コートは変えてくれ』ということ。アクションだって、もういいじゃないかと。少なめだと聞いていた。白石さん、ずいぶん増やしましたよね、アクション」と苦情が止まらず、会場も大爆笑となった。すると白石監督は「前作まで観ていると、アクションがいっぱいある。『白石になってからアクションがなくなった』と言われても、こっちが困る」と正直に話し、大泉は結果として「結構なアクションが入りました」と明かす。

松田龍平、大泉洋のアクションを絶賛
松田龍平、大泉洋のアクションを絶賛

各地で壮大なロケを敢行し、迫力あふれるアクションが展開するという。赤平炭鉱の跡地における撮影を振り返った大泉は「歴史的な建物で、ロケ地としてすごい。あんなのトム・クルーズが見たら、キャッキャ言うと思う。『最高だね!』って。そこで戦うんです」と説明。松田が「鉄道のところもすごかった」と語ると、大泉は「貨物ね!あれもすごかった。あんなのトム・クルーズが見たら、『これに乗って行こうや』って言う」と重ねた。白石監督は「大泉さんは『アクションはもう年齢が…』と言っていましたが、還暦を超えてもいける。日本でトム・クルーズになれるのは、大泉さんだけ」とクレームを入れていたにもかかわらず、大泉がすばらしいアクションを見せたと絶賛。松田も「本当にキレがすごかったですね」と惚れ惚れとしていた。

2人のやり取りに会場は終始、爆笑!
2人のやり取りに会場は終始、爆笑!

12月25日(金)の公開に向けて、鋭意製作中の本作。シリーズの続編を待っているという声をあちこちから浴びていたという大泉は「9年ぶりですが、待っていたファンの皆さんの期待を裏切らない作品になる」とアピールし、「観たことがない方は、昭和レトロなムード漂う世界に浸っていただければうれしい」と呼びかけていた。

取材・文/成田おり枝

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