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「肩こり」に湿布や塗り薬 実は“効果”がない?放置→頭痛&睡眠障害に

  • 2026.3.20
「肩こり」に湿布や塗り薬は効果的なの?
「肩こり」に湿布や塗り薬は効果的なの?

長時間のデスクワークやスマホ操作で、気づけば肩がガチガチ……。湿布や塗り薬でしのいでいる人も多いのではないでしょうか。「貼るだけ」「塗るだけ」で手軽に使える湿布や塗り薬は、「本当に効いているの?」「使い続けても大丈夫?」と疑問を持つ人も少なくありません。そこで今回は、市販の湿布や塗り薬の効果や注意点、湿布や塗り薬と併用したい対処法について匡正堂齋藤整骨院 永福で院長を務める柔道整復師の齋藤洋一郎さんに聞きました。

まれに狭心症や心筋梗塞などの疑い

Q.肩こりの主な原因や症状について教えてください。また、放置した場合のリスクはあるのでしょうか?

齋藤さん「肩こりの原因として一般的に挙げられるものは、姿勢の悪さ、運動不足、眼の疲れ、精神的ストレスなどです。どれか一つの要因で肩こりになることはまれで、複数の要因が重なっていることがほとんどです。例えば、デスクワークが中心で運動習慣がなく、ストレスを感じているというような複合的なパターンが多いといえます。

まれなケースですが狭心症や心筋梗塞などの循環器系の問題が原因ということもあり、注意が必要です。我慢できるレベルの肩こりであっても、放置すると頭痛や睡眠障害などに発展する場合もありますので油断は禁物です」

Q.肩こりになった場合、市販の塗り薬や湿布を使ってもよいのでしょうか。使う場合のメリットやデメリット、効果についても教えてください。

齋藤さん「湿布や塗り薬は、肩こりの根本的な改善にはなりませんが、症状の緩和を目的として使うことはよいと思います。外用薬を使うと、一時的に感覚刺激が入ることで血流がよくなったり、筋肉の動きがよくなります。

湿布や塗り薬は筋肉そのものに作用するというより、皮膚からの感覚刺激が脳に届き、脳の作用で楽になるという仕組みです。注意点として、皮膚が弱い人は赤く発疹がでたり、使用後に光線過敏症になってしまうことがあります。あまり頻繁に貼ったり塗ったりすることはおすすめしません」

Q.湿布や塗り薬と並行して、肩こりの症状を緩和する効果的な対処法を教えてください。

齋藤さん「肩こりは多くの場合、脳のマッピングの問題が大きな要因になっています。マッピングとは、脳の中にある身体の位置情報です。日頃から運動やストレッチなどでよく動かしている筋肉は、脳とのつながりが密なので位置情報がはっきりしており、脳も正常にコントロールできます。逆にほとんど動かしていない筋肉は位置情報が曖昧になり、脳は正常なコントロールができず筋肉がフリーズしていきます。

このマッピングを正確にするためには、該当部位をゆっくりと丁寧に動かすことが大切です。大きな負荷をかける必要はありません。軽くさすって感覚刺激を入れ、できるだけきれいな円を描くようにゆっくりと肩を回してみてください」

市販の湿布や塗り薬は、肩こりそのものを根本的に治すものではありませんが、痛みやこわばりを一時的に和らげるサポートとしては有効です。ただし、皮膚トラブルのリスクもあるため、使いすぎには注意が必要です。湿布や塗り薬に頼りすぎず、日常の中で無理なく続けられるケアを取り入れていきましょう。

オトナンサー編集部

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