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「もうダメだ…」風邪を引くと大袈裟に看病を要求する彼→私が熱を出した時の彼の第一声に激怒【短編小説】

  • 2026.3.21

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

大袈裟すぎる彼

私の彼は、わずか37度台の微熱が出ただけで、まるでこの世の終わりのような振る舞いをします。

「もうダメだ…。今までありがとう……」

消え入りそうな声で遺言めいたことを口にする彼を、私は当初、少し大袈裟で可愛いなと思っていました。

仕事で疲れていても、彼のために栄養ドリンクを買いに走り、喉に優しいおかゆや生姜湯を用意したものです。

「君がいてくれて本当に良かった。命の恩人だよ」

寝込む彼の額に冷却シートを貼りながら、そんな言葉を信じて献身的に尽くしてきました。

しかし、そんな私の期待は、自分自身が体調を崩した際に見事に打ち砕かれました。

愛情が冷め切った瞬間

ある日、私は38度を超える高熱を出して寝込んでしまいました。

節々の痛みと激しい頭痛に耐えながら、仕事から帰ってくる彼の助けを心待ちにしていたのです。

ようやく玄関のドアが開く音がして、彼は寝室に顔を出しました。

朦朧とする意識の中で「助かった」と思ったのも束の間、彼の口から飛び出したのは、あまりに無情な言葉でした。

「あ、熱あるの?うわ、辛そうだね。あ、俺、これから飲み行ってくるね。夕飯は外で済ませるから大丈夫だよ」

一瞬、何を言われたのか理解できません。

私が苦しんでいるにも関わらず、彼の第一声は心配ではなく、自分の遊びの報告だったのです。

「……何か、飲み物だけでも買ってきてくれない?」

絞り出すような私の願いに、彼は面倒くさそうにこう言い放ちました。

「えー、時間ないから、帰りに買ってくるね!」

去っていく彼の背中を見た瞬間、私の中で何かがぷつりと音を立てて弾けます。

自分の時は死ぬほど騒ぐくせに、他人の痛みには一ミリも寄り添おうとしない。

怒りと悲しみで涙が溢れましたが、それ以上に、こんな男に尽くしてきた自分が情けなくて仕方がありません。

翌日、熱が下がると同時に、私は彼の荷物をすべて玄関先に放り出しました。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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