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「寂しい誕生日会してる〜?」嫌がらせで同じ日に誕生会を開いたママ友。参加者たちが真実を知った結果

  • 2026.3.9

念願だったマイホームを購入し、私たち家族は新しい街へ引っ越しました。娘もすぐに幼稚園に慣れ、仲のいいお友だちができたようで安心していたのですが、ひとつだけ気がかりなことがありました。
同じクラスのママのなかに、どうしても苦手な人がいたのです。

そのママは、とにかく自慢話が多いタイプでした。それだけならまだしも、相手を見下すような言い方をするので、周りのママたちからも少し距離を置かれているようでした。

自慢ばかりのママ友

ある日の送迎のときのことです。そのママは派手なワンピースを着て、みんなの前で得意げに言いました。

「このワンピース、いくらだと思う?」

周りが戸惑っていると、彼女は満足そうに続けました。

「30万円ちょっとしたかなぁ。うちは主人が『幼稚園でも身なりはきちんとしろ』ってうるさくて……。みんなの普段着とは桁が違うと思うけど、上質なものを知るのも勉強になるし、もっと近くで見てもいいよ♪」

幼稚園の送り迎えには似つかわしくない服装でしたが、本人はとても満足そうでした。

その様子を見て、私は娘を連れて初めて登園した日のことを思い出しました。そのママは、私が持っていたバッグをじっと見ていました。

夫は「いいものを長く使う」という考えの人で、気づけば私の持ち物も質の良いものが増えていました。その日持っていたバッグも、老舗ブランドのものだったのです。

それを見た例のママは、初対面にもかかわらず、不機嫌そうな顔を隠そうともしませんでした。

「そのくらいのバッグなら、私いくつも持ってるから」

そう言い残して、どこかへ行ってしまいました。それ以来、私はなるべく当たり障りなく付き合うようにしていました。適当に相槌を打って話を聞き流していれば、本人は満足するタイプだったからです。

娘の誕生日会を計画

引っ越してきてから初めて迎える、娘の誕生日が近づいたころのこと。娘が「お友だちを呼んで誕生日会したい!」と言い出しました。

せっかく新しい幼稚園にも慣れたことですし、私はクラスのお友だちのママたちに声をかけてみることにしました。

最初のうちは「ぜひ参加させて!」と返事をもらっていました。しかし、誕生日会が近づくにつれて「ごめんね、ちょっと参加できそうにない……」とキャンセルの連絡が来るようになったのです。

事情を聞いてみると、どうやら同じ日に別のお誕生日会が開かれる予定だというのです。しかも、それを開くのは例のママでした。

「長い付き合いなんだから、こっちに来るよね?」とすごまれて、そちらに参加しないと角が立つ、ということでした。

結局、娘の誕生日会には、幼稚園のお友だちはほとんど来られないことになってしまいました。少し残念ではありましたが、私は気持ちを切り替えることに。

新居のお披露目も兼ねて、以前通っていた幼稚園のお友だちを呼ぶことにしたのです。

娘も最初はさみしそうでしたが、久しぶりに会えるお友だちのことを考えて、楽しみにしているようでした。

ママ友からかかってきた1本の電話

そして誕生日会当日――。

わが家は子どもたちの笑い声でいっぱいでした。娘がうれしそうにしているのを見て、私もあたたかな気持ちで胸がいっぱいになりました。

そんなとき、その雰囲気に水を差すかのように私のスマホが鳴ったのです。相手は例のママでした。

「お友だち奪っちゃってごめんなさいね?」

突然の言葉に私は戸惑いましたが、そのまま相手は続けます。

「今ごろ、寂しいお誕生日会かしら?」

「うちの子の誕生日は3カ月後なんだけど、みんなに豪華な誕生日会を体験させてあげたくて、前倒しで開催したの」

私は言葉を失いました。私はてっきり、子どもたちの誕生日が近いから、たまたま同じ日に誕生日会を開いたのだと思っていました。

ふふんと鼻で笑って、そのママは楽しそうに言いました。

「セレブアピールするなんて、まだまだ早いわよ」

見栄っ張りなママ友の末路

私が何も言えずにいると、電話の向こうのママの声がだんだん大きくなっていきました。気分が乗ってきたのか、私に対して「新参者のくせに、ブランドバッグなんて持ってきて……少しは身のほどをわきまえたらいかが?」など、言いたい放題。

その声は、どうやら周りにいたほかのママたちにも聞こえてしまったようでした。

「そんなこと言わなくても……」「せっかくのお誕生日会なんだし、楽しくやりましょうよ」と、例のママをなだめる声が聞こえてきます。

そのとき、1人の子どもが声を上げました。

「なんで僕の誕生日はまだまだ先なのに、今日お誕生日会やったの?」

それはそのママ友の子どもの声でした。

「え、今月が誕生日なんじゃないの?」

「もしかしてわざと前倒ししたの……?」

そんな周りのママたちの戸惑う声に焦ったのか、彼女は電話を一方的に切ってしまいました。

これはあとから聞いた話ですが、ママ友の子どもの発言により、パーティーの空気は一変してしまったそう。もともと乗り気じゃなかった人も多かったらしく、次々に「今日はもう帰るね」「ごめんね、うちも帰るね」と、ママたちが子どもを連れて帰り始めたのです。

それから数日後。仲良くしてくれているママたちが「もう一度、娘さんのお誕生日会を開かない?」と提案してくれたのです。

改めて開かれた誕生日会では、娘が新しくできたお友だちと遊び、とても楽しそうにしていました。その笑顔を見て、私も心からホッとしたのでした。

単なる持ち物を発端にした今回の嫌がらせには驚きました。しかし、本当に付き合っていくべき人はどういう人なのかを改めて考えるいいきっかけになったと思っています。

新しい土地に越してきて不安もありましたが、今はこうして素敵な人たちと出会えたことに感謝しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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