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シマエナガに「恋の季節」…この微妙な距離感は【写真7枚・北海道のかわいい動物たち】

  • 2026.3.3

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2026年2月23日〜2月27日ピックアップ分)

季節限定!とっておきの「森の恵み」

Sitakke
撮影:kazuo1973 さん

日中の気温がわずかにプラスになるころ、イタヤカエデなどの木から、樹液がしみ出します。
ほんのりと甘〜い樹液は、シマエナガの大好物。
しみ出した樹液がツララになると、羽ばたきながら空中の1点で制止する「ホバリング」という飛び方をして、ツララを「なめる」というより先っぽを「かじる」ようにして、何度も何度も飛びつきます。

以前、地面に落ちてしまった「樹液ツララ」を口に入れてなめてみたことがあるのですが、想像していたものとは違いました。

まあ…そう言われるとちょっと甘いかなあ…くらいの感じ。
それでも小鳥たちにとっては、とっておきの森の恵み、この季節ならではの味なのでしょうね。## かわいすぎる「小競り合い」の理由は?

Sitakke
撮影:neitya.tomohiro さん

巣穴の入口から、ぎゅうぎゅうに顔を出す2匹のエゾモモンガ。
冷え込む季節になると、エゾモモンガは1つの巣穴に集まり、みんなで身を寄せ合い、温めあって寒さをしのぎます。

日が沈み、ごちそうを食べに出かける時間。
いきなり飛び出すのではなく、まずは入口からちょこんと顔を出して、まわりに「天敵」がいないか安全確認をするのですが、ここでエゾモモンガの個性が出ます。
「慎重な子」は「右よし、左よし、上よし…もう一回右よし」と、確認作業は長いときには10分以上。
一方、「せっかちな子」は「はい大丈夫!」と、わりと早く出発。

なので「慎重な子」が先に顔を出すと、巣穴の出口がまさかの「渋滞」に。
ついに「せっかちな子」は、「慎重な子」の頭の上を「ふんずけて」外に出ようとすることも。
日没後の森では、そんな「安全第一」vs「もう〜腹減った」の、かわいすぎる小競り合いが起きています。

「恋の季節」を前に…この行動の理由は?

Sitakke
Sitakke
撮影:tekito_ezo さん

どちらかと言うとジッとしていて、キョトンとしているイメージのエゾモモンガですが、このお写真はちょっと雰囲気が違いますね。

ススキの穂にかじりついて、むしり取ってと、何やら大変な作業のようです。
もしかしたらこの子はメスで、出産を前に、巣の中をふかふかにしようとしているのかもしれません。
エゾモモンガたちは、もうすぐ短い「恋の季節」を迎えます。

繁殖行動が始まると、普段は基本夜にしか活動しないモモンガたちが、昼間にもかかわらず、メスを求めて森の中をビュンビュン飛び交ったり、オス同士が激しく争ったり、ペアになったモモンガが仲良く並んでまったりとしていたりなど、モモンガウォッチャーたちにとってはシャッターチャンスだらけ。

なので「モモンガ祭り」とも呼ばれるのですが、エゾモモンガたちにとっては真剣勝負。
自分の子孫を残せるかどうかの、大事な大事なシーズンです。

かわいい顔した「殺し屋」です!

Sitakke
撮影:ebichan_746 さん

エゾクロテンです、とってもかわいらしい顔をしていますねー。

以前は、山あいの温泉宿にある、冬の間の野鳥のエサ台から、鳥のためのエサを盗み食いにやって来るエゾクロテンがいたので、その山深い温泉宿まで行って写真を撮っていたこともあったのですが、最近は姿を見せなくなってしまいました。

エゾクロテンは肉食系で、別名「森の殺し屋」とも呼ばれる存在。
オスマシしているとご覧の通りキティちゃんのようなかわいらしさなのですが、口を開けると鋭いキバがあり、ドキッとさせられます。

警戒心が強いのと、夜も行動するのと、ほぼ単独で行動している、積もった雪の下にトンネルを作って移動するなど、カメラマンにとってはかなり手強い相手。
会いたくてもなかなか会うことができない存在です。

ビミョ〜な距離感…この2羽の関係は?

Sitakke
Sitakke
撮影:unicorn.9616 さん

去年の春に生まれたシマエナガたちは、夏から冬にかけて、ずっと家族で群れを作っていつもいっしょに行動してきました。

しかしながら2月に入り、群れから離れ、ペアで行動するシマエナガを見かけるようになりました。
新しい巣を作り、子育てをするための準備が始まっているのでしょうね。

さて、きょうご紹介させていただいたこの2羽は、ペアなのでしょうか?
微妙な距離で、なんとも言えない空気が流れているようにも見えますね。

ペア成立?それともまだ「様子見中」なの?
いえいえ、これだけ行動が「シンクロ」しているのですから、きっと相性バッチリの2羽なのでしょうね!

◆文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催し、InstagramやSitakkeの記事で発信しています。

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