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アーモンド効果は毎日飲んで大丈夫?飲み続けた場合の体の変化を医師が解説

  • 2026.3.2

アーモンドをすりつぶして作られる植物性飲料「アーモンド効果」は、牛乳の代わりや間食代わりとして取り入れやすい飲み物です。

ビタミンEや不飽和脂肪酸を含み、肌や血管、腸内環境の維持に役立つ栄養素が含まれています。

毎日飲み続けることで体にどのような変化が起こるのか、医学的な観点から整理します。監修は用賀きくち内科 肝臓・内視鏡クリニック 菊池真大先生です。

※本記事は特定メーカーの公式見解ではなく、一般的な栄養学的観点から解説しています。

アーモンド効果の主な栄養成分

飲み続けた場合の変化を理解するために、アーモンド効果 砂糖不使用タイプの栄養成分を確認しておきましょう。

アーモンド効果 砂糖不使用 200ml

成分 1本(200ml)当たり エネルギー 39kcal たんぱく質 1.0g 脂質 2.9g コレステロール 0mg 炭水化物 3.9g -糖質 0.88g -食物繊維 3.0g 食塩相当量 0.44g カルシウム 60mg ビタミンE 10.0mg

出典:江崎グリコ公式サイト(2026年2月26日確認)

低カロリーでありながらビタミンE10.0mgと食物繊維3.0gを含み、コレステロールは0mgです。一方で、たんぱく質は1.0gと多くはありません。

原材料には水溶性食物繊維であるイヌリンが含まれており、製品として食物繊維量が確保されています。

ビタミンE 10.0mgがもつ抗酸化の意味

さらにLDLコレステロールの酸化抑制にも関与し、動脈硬化リスクの低減につながると考えられています。ただし医薬品ではないため即効性を期待するものではありません。

食物繊維3.0gは腸内環境の後押しに

1本あたり食物繊維は3.0g含まれます。これは成人の1日目標量の約15%前後を占める量で、飲料としては多い部類です。

原材料に含まれるイヌリンは水溶性食物繊維の一種で、善玉菌のエサとなり腸内環境を整える働きがあります。便通の改善に寄与する可能性がありますが、継続が前提です。

脂質2.9gは主に不飽和脂肪酸

脂質は2.9gで、主にオレイン酸などの不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸はLDLコレステロールの低下に寄与する可能性が示されています。

飽和脂肪酸と比べると代謝されやすい特徴がありますが、摂取量が増えれば総カロリーも増えるため注意が必要です。

たんぱく質は1.0gと少なめ

牛乳や豆乳と比較すると、たんぱく質量は多くありません。主たるたんぱく源として置き換えるのは適切ではありません。

肉や魚、大豆製品などから補う必要があります。栄養バランスを意識して取り入れることが大切です。

アーモンド効果は毎日飲んで大丈夫?

毎日飲むこと自体は、多くの人にとって一般的に問題ないと考えられます。

砂糖不使用タイプは1本39kcalで糖質0.88gと控えめであり、適量であれば体重増加の直接的な原因になりにくいと考えられます。

ただしナッツアレルギーがある場合は避ける必要があります。腎機能に不安がある人はカリウムやリンの摂取量に注意が必要です。

太ることはある?

砂糖不使用タイプは1本39kcalです。不飽和脂肪酸は飽和脂肪酸と比べて体脂肪として蓄積されにくいとされていますが、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば体重は増加します。

1日200〜250ml程度を目安に取り入れると管理しやすくなります。甘味入りタイプを多量に摂取する場合は注意が必要です。

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次:アーモンド効果を飲み続けるとどんな変化がある?

アーモンド効果を飲み続けるとどうなる?【期間別の目安】

栄養素は即効性よりも継続によって安定して働くと考えられます。期間ごとの変化の目安をみてみましょう。

数日〜2週間で起こる変化

摂取開始後、血中のビタミンE濃度は比較的早期に上昇します。酸化LDLなどの酸化ストレス指標が低下傾向を示すことがありますが、体感としての変化は小さい場合が多いとされています。

数日で劇的に肌質や体調が変わるわけではありません。

4〜8週間で感じやすい変化

継続摂取によって抗酸化作用が安定し、肌の乾燥感やくすみの改善がみられる可能性があります。

LDLコレステロールの酸化抑制を通じて、血管を健やかに保つ働きが期待されます。疲れにくさを感じる人もいますが、個人差があります。

3か月〜半年で安定する変化

より長期的に継続することで、血液中の脂質バランスの改善に寄与する可能性があります。

オレイン酸などの不飽和脂肪酸の摂取が続くことで、LDLコレステロールが増えにくい食習慣につながる場合があります。

また抗酸化作用が安定して働くことで、体内の酸化ダメージを抑える状態が維持されやすくなります。抗酸化作用は継続が前提であり、生活習慣全体との組み合わせが重要です。

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次:アーモンドミルクの欠点・注意点は?

アーモンド効果の欠点・注意点は?

取り入れる前に知っておきたいポイントをまとめます。

砂糖入りタイプはカロリーに注意

市販品には甘味入りタイプもあります。オリジナルタイプは1本80kcal、微糖タイプは55kcal、砂糖不使用タイプは39kcalです。

総エネルギー摂取量が増えれば体重増加につながる可能性があります。毎日取り入れる場合はエネルギー量を目安に選ぶと管理しやすくなります。

たんぱく質不足にならない工夫が必要

たんぱく質は1.0gと少なめです。牛乳や豆乳の代替として完全に置き換えると、たんぱく質摂取量が不足する可能性があります。

食事全体で補う視点が重要です。飲料はあくまで一部と考えます。

アレルギーと腎機能に注意

原材料にはアーモンドが含まれます。ナッツアレルギーがある人は摂取を避ける必要があります。

また腎障害がある場合はカリウムやリンの管理が必要なため、医師に相談することが望ましいです。通常量であれば過度に心配する必要はありません。

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次:アーモンド効果はいつ飲むといい?

アーモンド効果は朝、夜いつ飲むといい?効果的な飲み方

取り入れる時間帯によって感じ方が変わる場合があります。朝と夜の取り入れ方を紹介します。

朝に飲むメリット

朝食時に取り入れると、1日のスタートでビタミンE10.0mgと食物繊維3.0gを補給できます。水溶性食物繊維であるイヌリンは腸内環境を整える方向に働くため、朝のリズムづくりを後押しする可能性があります。

牛乳の代わりにコーヒーやシリアルに加える方法も取り入れやすいです。生活習慣として続けやすいタイミングです。

夜に飲むメリット

アーモンド効果は食品であり、夜に飲むことで吸収率が高まるといった時間依存の作用があるわけではありません。そのため、夜に取り入れる場合は間食の代替として活用する方法はあります。

砂糖不使用タイプは1本39kcalのため、甘味入り飲料の代わりとして使いやすいです。追加で飲む場合は1日の総エネルギー量とのバランスに気を付けましょう。

ダイエット中や間食代替として

砂糖不使用タイプは糖質0.88gと控えめで、甘い飲料の代替として使いやすいです。不飽和脂肪酸を含みますが脂質は2.9gと多くありません。

運動後の主な栄養補給としてはたんぱく質が1.0gと少ないため不十分です。ダイエット中は間食の置き換えとして活用するほうが適しています。

飲み方より組み合わせが効果的

劇的に効果が上がる特別な飲み方があるわけではありません。ただし目的に応じた組み合わせは栄養バランスの面で有効です。

たんぱく質を補いたい場合はヨーグルトや卵と組み合わせる方法があります。食物繊維を意識する場合はオートミールや全粒パンと合わせると食事全体のバランスが整いやすくなります。

飲み方にこだわるよりも、無理なく継続できる形で取り入れることが大切です。

アーモンドミルクに関するよくある質問(Q&A)

アーモンド効果と豆乳はどちらがいいですか?

目的によって選び方が変わります。アーモンド効果はビタミンEが10.0mgと多く、食物繊維も3.0g含まれます。一方、豆乳はたんぱく質が豊富で栄養補給として優れています。

抗酸化や脂質の質を意識するならアーモンド効果、たんぱく質を重視するなら豆乳という考え方もあります。

アーモンドミルクで胸が大きくなるって本当ですか?

アーモンドミルクがバストサイズを直接的に変化させるという医学的根拠は確認されていません。大豆イソフラボンのように女性ホルモンに似た働きをする成分も含まれていません。

栄養バランスが整うことで体調が安定することはありますが、特定部位のサイズ変化を期待する食品ではありません。

男性と女性で効果に違いはありますか?

含まれる栄養素の作用そのものに大きな男女差はありません。ただし年齢とともに健康診断でLDLコレステロールを指摘される機会が増えるため、脂質バランスへの関心が高まる人は少なくありません。

性別よりも食生活全体の影響が大きいと考えられます。

アーモンド効果を飲み続けるとコレステロール値は改善しますか?

オレイン酸などの不飽和脂肪酸はLDLコレステロールの低下に寄与する可能性が示されています。またビタミンEはLDLの酸化抑制に関与すると考えられています。

ただし食品単体で大きな数値改善を期待するものではありません。食生活全体の見直しと組み合わせることが重要です。

アーモンドミルクは肝臓に悪いですか?

通常量を摂取する範囲で肝臓に悪影響を与える食品ではありません。脂質は2.9gと多くはなく、主に不飽和脂肪酸です。

ただし極端な過剰摂取は総カロリー増加につながります。持病がある場合は医師に相談することが望ましいです。

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執筆者プロフィール

用賀きくち内科 肝臓・内視鏡クリニック院長 菊池真大(きくち まさひろ)先生

慶應義塾大学医学部卒業、東海大学医学部客員准教授、米国ペンシルバニア大学消化器内科元博士研究員、日本アルコールアディクション医学会理事。日本総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本内視鏡学会専門医、日本人間ドック健診専門医、日本病態栄養学会専門医、日本抗加齢医学会専門医
2024年秋、メタボとロコモを同時予防管理する未来志向型クリニックを東京・用賀の地に開業。https://www.youga-naika.com/

<Edit:編集部>

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