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「女に営業は無理」と言った私→業界紙で彼女の名前を見つけて関係修繕を求めた結果

  • 2026.3.1
ハウコレ

自分では何気なく発した言葉が、誰かの心に深く刺さっていることがあります。そしてその事実に気づくのは、たいてい時間が経ってから。今回は、過去の自分の言動と、思わぬ形で向き合うことになった男性のお話です。

経験則という名の思い込み

1年ほど前のこと。新規の営業として、若い女性が私のもとを訪れました。まだ緊張が見て取れる、入社して間もない様子の彼女。私は話を聞く前に、こう言ってしまったのです。

「女に営業は無理。上司に代わってもらえる?」と。悪気があったわけではありませんでした。長年の経験から、そう判断しただけのこと。彼女がどんな表情で帰っていったのか、正直なところ覚えてもいませんでした。

業界紙に載った名前

ある日、何気なく開いた業界紙に、見覚えのある顔写真がありました。最優秀営業賞を受賞したという記事。そこに載っていたのは、1年前に追い返したあの女性だったのです。

記事には受賞スピーチの内容も紹介されていました。「以前、女に営業は無理だと言われたことがあります」「その言葉があったから今の私がいます」という言葉。

会社名こそ出ていませんでしたが、それが自分のことだとすぐに分かりました。申し訳ない事をしたなと思いました。

焦りの中で取った行動

この記事を読んだ人間が、社内にもいるかもしれない。そう思うと、急に焦りが込み上げてきました。彼女との関係を修復しなければ。私はすぐに彼女の会社へ電話をかけ、発注の依頼をしたのです。

電話口で「私が担当させていただきます」と答えた彼女の声は、驚くほど落ち着いていました。あのとき傷つけた相手に、今度は自分が助けを求めている。その事実が、胸に重くのしかかりました。

そして...

冷静になって考えれば、私がしたことは保身に過ぎませんでした。けれど、彼女の堂々とした対応を前にして、自分の浅はかさを痛感したのも事実です。

「経験則」という言葉で正当化していたものは、ただの思い込みであり、偏見でした。あの日の自分を恥ずかしく思います。

これからは、相手の肩書や性別ではなく、その人自身をきちんと見ようと思っています。遅すぎる気づきかもしれませんが、それでも気づけたことを、無駄にはしたくありません。

(50代男性・会社員)

本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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